きらく堂日記

鍼灸師の喜楽堂が日々の出来事、過去の思い出、趣味にまつわる話などを綴った日記帳(=雑記帳)です

なんということもなく迎えるお正月

2008年12月30日 | 日々の暮らし
もう幾つ寝るとお正月・・・という歳でもない訳で、今年も残すところ2日というのに全く日常生活には変化がない。人生も所謂「林住期」の中盤にさしかかり、会社も人よりは早めに定年退職させてもらって、あとの人生は自分の好きなことをして生きようと思っている私は、生活の中に様々なイベント(刺激・目標)を自分で作って生活している為か、単なる暦の上だけのイベント、所謂年中行事には最近とんと関心が無くなっている。

 59回目のお正月だし、子供も大きくなってしまったし、がんばり屋の女房も添乗員の仕事でベトナムに行っちゃったし、生産調整の大型連休も無いし、年末年始でも腰痛の患者さんは居るし、TVではろくでもないお笑い番組しかないし、家でのんびりする必要もないし・・・で、結局年末年始は治療院で勉強しようと決めました・・・患者さんが元旦から来るとは思えないが、来たら来たでOK!!

 来年は私も還暦を迎えるが、現代の60歳は昔の50歳相当だし・・・老いに対する意識は全く無いが、2月に開催される気仙沼中学校卒業生の還暦祝いの同窓会がやたらに待ち遠しいのは、やっぱり歳なのかな・・・?!
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TVでも見てしまった椿三十郎

2008年12月29日 | 趣味・道楽
 昨夜、TVで「椿三十郎」を見てしまった。
なんか映画館で見た時より良かった感じ・・・で、アレッ!という感じを受けたのはなぜか?・・・と見ながら考えていて気が付きました。画角が狭く画に広がりがないことを・・・つまりアップが多かったり、望遠でとっても距離感がなかったりで、シーンの一つ一つは黒澤明監督ものと全く同じなのだけれど、なんか狭苦しい絵になっているのが、実はTVで見た時にはピッタリ来るのではないか、ということを・・・ちなみに私のTVは今時めずらしい14インチなのですが!。

 最近の映画はほとんどビデオカメラで撮影されているので、映像は鮮明なのだけれど画面の奥行き感がなくなってしまっているようです、先日見たマトリックスも同じだ。もはや映画館で見るより、DVDやブルーレイでディスプレイ画面で見る時代なのだから、作り手もそれに合った映像を作っているのでしょう。

ちなみに、2007年公開時に映画館で見た感想を引き出して見ると・・・
・・・脚本が昔のままと言うことで、台詞も勿論昔のまま、ストーリー展開も当然同じとして、シーンのカメラアングルや三十郎の台詞回し、口調までも昔のまま(というより真似?)、というのは?。プロデューサーの製作意図としては有りとしても監督の森田さんの本音を聞きたいね・・・。天皇というより欧米では神(God)と呼ばれる黒沢さんとは勝負しないということなのでしょうかネ・・・?
 唯一の抵抗はラストシーンでしたが、接近戦で互いの刀の柄頭を取りに行くというのはちょっと現実離れ(武術として)していて、ドタバタ感が否めませんでした。お互い、自分の刀を離してしまって相手の刀で斬り合うといういう所で意表をつきたかったのでしょうけれど・・・。同じ非現実でも昔の血しぶきドバーの方が映像的には勝っていますね。

 前にも書きましたが、あの間合いは抜刀する間合いではない訳で、もし相手が片手で抜き打ちに来ようとしたら、わざわざ相手の刀の柄を握りにいかなくてもこちらの体を寄せてしまえば、相手の右腕は相手の体とこちらの体の間に挟まってしまい抜刀は不可能で(まさにそのような状況でしたが・・・なんで、そんな状況で刀を抜くの?・・・)さらに密着させれば相手の右腕の動きを封じることができます。当然こちらも抜刀することはできませんが、こちらの両手(少なくとも左手)は自由なわけですから、殴ってしまうも良し、眼を潰してしまっても良し、柄を握っている相手の手を両手でつかんで指を折ってしまうも良し、そのまま組み付いて体を密着させたまま倒れこんで絞め殺しても良し(何せ相手は左手しか使えない)・・・な訳です。怖いですね・・・なにしろ生きるか死ぬかですからね・・・当然ですね。ただし映像的には美しくありませんが。

 どうせシーンを変えてしまうのなら、もっと大胆に変えられなかったのかなあ。半兵衛が馬上で槍でもって勝負を挑むとか・・・だめか?
・・・・といのが当時の感想でした。ジャンジャン。
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ボードウォ-ク大好き

2008年12月27日 | 三浦半島ぶらり散歩
 ボードウォークを歩くのが最近妙に好きになってしまった。コンクリートやアスファルトの道路とは違う柔らかで暖かい感触がとても心地よい。

 横浜港大桟橋の屋上展望台の独特なうねりを持ったボードウォーク、というか広場の通称「鯨の背中」はユニークで、展望台としてもなかなか良いロケーションにある。赤レンガ倉庫や山下公園に行ったついでに足をはこんでのんびり海を眺めるのは如何かな。

 みなと未来21地区に隣接した場所では、京浜東北線桜木町駅近くの大岡川沿いのボードウォークが静かで、日当たりが良く、ベンチもあって、歩くにも日向ぼっこをするにもとても良い。先日は雨上がりで川が茶色であまり綺麗ではなかったけれど、最近は川も大分きれいになってきた。でもチョッと臭いますが・・・。橋の下にルアーが引っかかっていたりして、シーバス(すずき)なども釣れるのでしょうね。今度は夜に釣り竿片手にきてみようかな。夜景も綺麗なのでほんとはカップルで来る場所でしょうから、おじさんがあまりうろちょろしたんじゃ邪魔かな・・・。

 今のところ一番気に入っているのは横須賀の京浜急行汐入駅近くのヴェルニー公園沿いのボードウォークだ。季節にはバラが咲き乱れるし、散歩にも良い長さだし、ショッピングセンターやきれいになった「どぶ板通り」もあってスカジャンやミリタリーグッズや国籍不明雑貨を置いたスーベニアショップがあったり、何といってもアメリカンなバーがあるのが一番のお気に入りかな。昔は米兵相手の日本人経営のショップばかりだったのに、今は日本人向けの黒人さん経営のショップが増えて来ているのも時代かな・・・。
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うら寂しきクリスマスツリー

2008年12月12日 | 日々の暮らし
 今年も三浦海岸駅前に恒例のデコレーション(電飾)が設けられて、もういくつ寝るとお正月・・・、今年もあっと云う間の1年が終わろうとしている。
 それにつけても、電飾の青色ダイオードが例年にもまして裏寂しく感じられるのは、やっぱり突然やってきたサブプライム不況のせいか。
 内定取り消し、契約社員解雇、大企業の人員整理、訳の分からない殺人事件、あとを絶たない振り込め詐偽、先の見えない年金問題、お産も侭ならない医師不足、救急医療体制のお粗末さ、ヒョットコ総理の支持率低下で総選挙も侭ならず、ずるずる無策の国政を冷たく眺める危機意識の乏しい官僚達、特殊法人は看板の掛けかえで生き残りを図り、不況対策という名のもとにコストバリューに乏しい非生産的道路建設を推し進めようとする族議員、狭量な国家主義にそまった見るからにあほ面の幕僚総長・・・なんなんだ?、これはなんなんだ?!、日本はどうなっちゃたんだ?!

 今の日本には、なんとなく危ない気配が漂っています、いつ爆発するか分からない気配がただよっています。大丈夫か日本!!!???。
「グー!」が流行語大賞というのも洒落がきつすぎるなあ・・・などと考えながら、「来年こそは良い年でありますように」と願う、小市民の私なのでした。

日本丸

2008年12月12日 | 三浦半島ぶらり散歩
 JR桜木町駅から徒歩5分ほどの所、ランドマークタワーの脇のドックに「日本丸」が係留、公開されている。年に何度かは全てのマストに帆が張られるが、今日は残念ながら真っ白な帆は見られない。いつものように平日の昼下がりで、人出も少なく、陽射しも暖かくて、のんびりと白い船体を眺めてひと時を過ごす。

 今はこんな狭いところに係留されてチョッとかわいそうだが、大海原を帆に一杯風をはらんで疾走していたであろう昔の雄姿が偲ばれる。それにしても何でこんなに美しい船が作れたのかと、あらためて思う。コンピュータも無い時代に一枚一枚図面に起こしていったわけで、その手間と言ったら・・・逆にCADによらないが故に、実用の美だけでないデコレーションも施した船体の美しさはまさにアナログの美の極致と言ったら、言い過ぎか・・・。

みなと未来21地区~白日夢

2008年12月02日 | 三浦半島ぶらり散歩
 青い空の下、人の気配が全く感じられない昼下がりのみなと未来21地区。
遠くにランドマークタワー、大観覧車、クイーンズスクウエア横浜、パシフィコ横浜を望み、手前には第三管区海上保安本部のバースと工作船展示場とその左には赤レンガ倉庫の公園。
 それにつけても全く静か。いくら平日とはいっても少し静か過ぎる。綺麗すぎる。環境汚染にまみれた一昔前の排煙たなびく空や、どす黒い海は今いずこ。

 確かにきれいな景色には違いなく、ぼんやり眺めて過ごす分には良いのだが、なんとなく人類が死に絶えた後の未来都市の風情が漂い、変に不安になるのはなぜだろうか。ウオーリーだけがとことこ動いてたりして・・・恐ろしい。
 中華街もだんだん整備されて綺麗になっていくにつれて、昔の活力や胡散臭さがなくなってしまい、面白みに欠ける町になりつつあるのが少し寂しい。
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釣れたニャ~!!

2008年12月01日 | 日々の暮らし
「おとうちゃ~ん、釣れたニャー」
「釣れたニャー、ニャンとかニャー」
「おとうちゃ~ん、大きいニャ~?」
「まあまあだニャ、この前のよりは大きいニャ」
「おとうちゃん、今夜はご馳走だニャ~!」
「そうだニャ~、久しぶりだニャ」
「おかあちゃんも喜ぶニャ~」
「んニャ、んニャ、んニャ・・・」
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