ぱっぱらっ記 In Danmark

夫の転勤に伴い、家族四人=夫、私、長男3歳、長女1歳でデンマークで、2年間暮らした記録です。

いろいろ

2006年11月14日 | 日々のこと
相変わらず落ち着かない日々を過ごしていますが、
日々の出来事をつらつらと。


テツジロー作
題「カズトヨ」


戦いの場面でいろんな兜をかぶってる人が出てきたのが印象的だったらしい。


最近、ふと気付くと、テツジローがちゃんと鉛筆もちでペンを持ち絵を描いている。

今までは、ただ棒を握るようにして、ペンを持っていて、
何度か「この方が書きやすいよ」と正しいもち方を教えたのだけど、
一向に握り方を変えなかったのに。


「テツジロー、ちゃんともてるようになったんやなぁ!」というと、
「あのな、いちねんせいでフライヤとエメリーがこうやってもってたから」と。


なんかちょっと感動。
教えてもできない事が、お友達をみてできるようになるのね~と。


土曜日、ラランディアに行って来た。
大型遊具のあるプレイランドで小学校3,4年生くらいの少年
5,6人が、1人の男の子をいじめているところを目撃した。

隠れていじめているわけではないのに、さすが個人主義の国だからか?
大人は誰も気がついていない。というか全く見ていない。

みんなで、さんざん男の子を馬鹿にし、
その子が何も言わずに立ち去ろうとすると
後ろからボールプールのボールを投げつけ始めた。


さすがに見かねて「Nej!」といってみたが、
ちらりとこっちを見て、一瞬やめただけで、またはじめた。

もう一度ちゃんと注意しようと思ったとき、
男の子がついに怒って、大声で怒鳴ったので
いじめはそこで終わった。ように見えたが、


実はその子たちはしつこく追いかけていたようで、
今度はその子の2,3つ上のお兄ちゃんまでバカにしはじめた。


「hold op!」やめなさい!といってみたが全然ダメ。
こんなひょろこいアジア女じゃ完全にバカにされてるだけなのねん。


お兄ちゃんと少年グループはサンドバッグみたいなのがぶら下がってるところで、
対決しようとしたが、ようやく大人に止められそれはそこで終わった。


しかし、そのあと、その少年グループはまだまだ暴れたらないようで、
ボールプールで他の子を相手に本気のボールあてをはじめた。
しばらくして、あまりにひどいのでそのうちの誰かの親が止めに入った。


と、おもったら、その少年グループを懲らしめるつもりか、目には目をなのか?
少年達に大人3人が本気でボールあてをはじめた。
しばらくやり合って、悪がきどもの何人かはやられてボールプールから逃げたりしたが、
結局最後は大人が出て行ったあと、戻ってきてまた違うメンバーでやりたい放題。
もちろん泣いてる子もいる。



あの大人たちは一体何がしたかったんやろう。


っていうか、ずっと見てだけの私も私か。


日本でもいじめが問題になっているが、デンマークでもいじめは多いらしい。

先日、学校でといたPD3の過去問題で、
いじめに関する文章が問題に使われていた。


同じ北欧でもスウェーデンでは、何とか言う政策のおかげでいじめが激減したらしいが、
デンマークではなかなかうまく行かないらしい。

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カノスケの保母さんであるイエテの旦那様が、皮膚がんで手術をした。

頭の皮膚にがんがあるということで、
手術をする日が決まっていたが、
高血圧のため、3度も手術の日が見送られ、
先日ようやく手術が終了した。


しかし、実は顔の皮膚、首、肩まで、点々と転移していたらしく、
もう一度手術を受けることに。


手術が何度も見送られると、イエテもイエテの子ども達も、
もちろん本人も落ち着かない日々を過ごしていたと思う。

その間、たまにカノスケは他の保母さんのところに行ったりするけど、
基本的にいつものように働いていて、旦那さんも次の手術の日程まで普通に仕事に行ってたりするのだけど。


2回目の手術の日、前の日はカノスケは別の保母さん宅へ行ってもらうけど、
手術の日は大丈夫だからと、いわれた。


別の保母さん宅で、手術の日、イエテは明日はカノスケだけみる ときいて、
他に頼めるところがなかったのかと心配し、電話して明日は家で見るよ。
といおうと思い、オットに言うと

「やめとけ、もしイエテが休みたいならちゃんと言うてるはずや。
 もしかしたら、カノスケいたほうがイエテにはいいのかもしれんし。」


といわれ、私も勝手な推測とへんな気遣いをするより、直接聞こうと思い、
その日の朝に、
「今日は旦那さんの手術の日やよね?何時から?」と聞くと、


「今よ。だからとても落ち着かなくて。今日は私にカノスケが必要なのよ。」と。


 「今日はイエテはカノスケだけしか見る子はいないってパネーラから聞いたから、心配で。
 もし、今日カノスケが来なかったら、イエテは旦那さんのところにいけるだろう し。」 

といってみると、

「そんなことないのよ。いてくれたほうがいいの。でも病院にいきたいから早めに迎えに来てくれるとうれしいわ」

と。

カノスケをそんな風に思ってくれていたことも嬉しかったし、
 あたりまえだけど、話さないとわからんことってあるなぁ。


と、話下手子は思ったのでした。

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2 コメント

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そうだね。 (michiyo)
2006-11-17 21:00:20
こっちがヘンに気を回さなくても、こちらの人達ってとっても簡単に出来てて(あぁ、シンプルっていうのよね)、教えられる事って沢山あるよね。でも、相手のことを先回りして考えるのが日本の母なのよね…。分かるよ、あちこさん。ウチでも、私の友達がマークを必要としている時は貸してあげるんだ。子供って、親を「精神不安定」にするときもあれば、「精神安定剤」の役目をする時もあるからね。

それにしても、皮膚がんって覆いよね、こっちの人。私の義父もその昔2度ほど、この除去手術を受けたけど、その後は順調だよ。完治するといいね。
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Re:michiyoさん (あちこ)
2006-11-21 20:26:46
ほんと、変な気を遣いすぎると逆に、むこうはこっちを理解できないみたいで。
最初は保母さんたちは私のことどう思ってるか、顔色ばっかり伺ってたきがします。

おとうさん、皮膚がん、2回手術して完治されたんですね。すごい。
カノスケのダオプライ、オットさんは頭から首、肩とかに転移したってきいて、
怖くなりました。リンパへの転移とか大丈夫なのかな?
クルージングが趣味だからかな、なんて思ったりして。
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