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大隈重信伯爵の台所には英国・フレッチャラッセル社製のガスレ
ンジが完備されていた。このレンジ、当時の金額で250万円(現在
の400万円)しており、台所をガス化するために早稲田の自宅まで
ガス管を引っ張ってきたという。
このレンジの導入により、コックをひねればカンタンに火が使え、
煮炊きも立ったままで作業に当たれた画期的な調理器具だった。家
に燃料を貯蔵することなく、また鍋釜の底が煤で汚れることもない
ため、ガス化した台所は、まさに西洋的・近代的なダイニングキッ
チンであった。
料理も和食からロールキャベツ、ローストビーフといった西洋料
理がつくられていく。
(小平市大沼町2-590)
ンジが完備されていた。このレンジ、当時の金額で250万円(現在
の400万円)しており、台所をガス化するために早稲田の自宅まで
ガス管を引っ張ってきたという。
このレンジの導入により、コックをひねればカンタンに火が使え、
煮炊きも立ったままで作業に当たれた画期的な調理器具だった。家
に燃料を貯蔵することなく、また鍋釜の底が煤で汚れることもない
ため、ガス化した台所は、まさに西洋的・近代的なダイニングキッ
チンであった。
料理も和食からロールキャベツ、ローストビーフといった西洋料
理がつくられていく。
(小平市大沼町2-590)