塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

紙のサイズ

2006-12-28 07:18:00 | Weblog
 用紙でもっとも利用するのが「A4」サイズである。
コピーを取るのも、よく手にする雑誌もA4サイズが多い。
それでも、週刊誌や学校の教科書は「B5」サイズとなる。
 では、このA判、B判というのはどこからついたのだろう。
そんな思いで以前、紙の博物館(北区王子1-1-3 10:00~17:00、月曜定休日
03-3916-2320)に伺ったことがある。
ここは、1950年、旧王子製紙の収蔵資料をベースに財団法人として設立。
紙の歴史から製造方法など、紙のことなら何でもわかる博物館だ。
 A判サイズは、ドイツの工業規格で、1929年に日本工業規格(JIS)の
前身である日本標準規格が採用した。
また、B判サイズは、江戸時代に公用紙として格式の高い「美濃紙」の
美濃判に近い寸法が用いられた。
 これが元になり日本独特のB判サイズが生まれている。
書籍に多い四六判サイズも、この系統である。
 行政役所は以前、公文書にこのB5サイズを使用していたが、ここ数年で
A4サイズに変更している。