塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

旧新のアンバランス_3

2006-12-21 07:08:11 | Weblog
 さて、問題の廃墟となった工場の俯瞰写真が撮れた。
その工場の名前を記入し忘れたのでわからないが、
何かを製造していたような造りである。敷地内の庭か広場には
樹齢の古い樹木も点在している。
 しかし、その写真の奥に写るのは、近代的な高層マンションの棟。
旧新のアンバランスが今のタイパ島の現在であろう。
 特にカジノ街・マカオ半島中心部の開発はこの先少ないだろうが、
タイパ島は建設ラッシュでカジノ、ホテル、マンションと
そこら中で巨大クレーンが唸りを上げて稼働中だ。
 中でもカジノの規模は、マカオ全体でアメリカ・ラスベガスを
越えたといわれており、中国本土から直接車で乗りつけるように、
橋の建設も完成間近。
 また、数年したらタイパ島を訪れてみよう。

異国の地で感傷に浸る_2

2006-12-21 07:00:30 | Weblog
 裏通りを進むと街灯も並び、道は整備されている。
誰でも安心して闊歩できるというものだ。
 そして、古い建物が軒を並べている。これを見るにつけ、
中国ではなく、ポルトガルに占領されていた現場であることが、
建物自体で読みとれる。
 特にタイパ島は、マカオ半島に住んでいたポルトガル人の
別荘地だったところで、南シナ海に面した海岸沿いには、
壮大な別荘地が点在しているそうだ。
 こちらは旧市街であるので、庶民の家並みが続く。
今にも、ポルトガルか広東語の話し声が耳まで届きそうな錯覚をおこす。
こんな雰囲気に浸れるのも、異国の裏通りを歩けるからである。

マカオ・タイパ島の裏通り_1

2006-12-21 06:56:28 | Weblog
 マカオ滞在中に時間に余裕が出来たので、
例のごとく裏通りを探索した。マカオ自体、治安の悪いところはないようで、
夜でも徘徊できるようである。ポルトガル領時代の面影が残るところを、
少し探索できた。
 マカオといってもタイパ島の旧市街であるから範囲も狭く、
探索と呼べるものではないが、撮影のロケに使えそうな雰囲気を存分に
アピールしているスポットもあり、なかなか満足できた。
 建物のいわれや生い立ちなども現場で聞き出せたら、
もっと有意義なものになるのだろうが、そこはさらりとスルーして見て廻った。
その中から3カットほどアップしよう。
 中世ポルトガルの庶民の家を思わせる建物、現在こちらには住人はいない。
この家のとい面には、廃墟となった広大な工場が残っている。
工場が現役の頃は、この家に関係者が住んでいたのかもしれない。
なんとも面影のある建物である。