'13-04-27投稿
既報地震および津波に係る記載（その４５：中国 四川でＭ７地震に係る雑感）(2013-04-20 ）で記載の四川省でも鳥インフル発生の可能性？があるという。
Ｌive ｄｏｏｒ ニュース
地震発生の雅安で「鳥インフルの可能性、排除できず」＝中国政府
2013年04月27日11時07分「中国政府・衛生と計画出産委員会と世界保健機関（WHO）は25日、感染例が増えつつあるH7N9型鳥インフルエンザにかんする意見・情報交換の会議を開催した。同会議で中国側出席者が「理論的には（20日に大地震が発生した四川省の）雅安地区で病例が発生する可能性は排除できない」と発言したことが分かった。
中国メディアの報道によると、WTO側は中国政府の感染拡大防止のための作業を「非常に透明で公開性がある」と評価したという。
WTO側は、「生きた鳥を扱う市場に感染リスクが集中している」との考えを示し、「今のところ、人・人感染の証拠はないが、将来的にはある程度の人・人感染が発生しても不思議ではない」との考えを示した。
さらに上海市で新たな感染発生が急減していることを取り上げ、「市政府が6日に生きた鳥を扱う市場を果断に閉鎖したことと密接に関係している。それ以外にも、春になって気温が上昇したとことなど、通常のインフルエンザと同様の感染状況の変化があるのかもしれない」と述べた。
中国政府、衛生と計画出産委員会応急弁公室（緊急対応事務室）の梁万年主任は、「感染源の特定と押さえ込みが完全にできているわけではない」、「散発的な病例はまだ出現する可能性がある。発生地点が拡大することもありえる」と述べた上で、「理論的に言えば、雅安地区で病例が発生する可能性は排除できない。ただし今のところは、雅安地区を含めた四川省から、H7N9型鳥インフルエンザの感染例と疑い例の報告はない」と表明した。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
◆解説◆
公平にみて、上海市政府による生きた鳥を扱う市場の強制閉鎖などでは、伝染病流行への対応などにおける、中国の体制の有利な点が発揮されたと言ってよいだろう。「経済活動の自由」などさまざまな権利保護や補償、反対意見などをそれほど考慮せず、強制的な措置の断行がしやすいからだ。
ただし中国の体制はその一方で、報道の統制や行政などの各レベルにおける情報隠し、さらには欺瞞（ぎまん）なども発生しやすいという特徴もある。
ひと言で言えば、日本など西側諸国は「政府などが不正を行う可能性もある」との“権力性悪説”の前提に立ち、政治的対立勢力や世論、メディアによる権力側に対する批判が大幅に認められる社会・政治システムを構築したのに対し、中国の体制は政権党である共産党についての“性善説”が大前提としている。そのため、共産党が本来の理念にたがわず行動すれば効果的な施策を速やかに進められるが、不正や怠慢が“密室”で親交しやすい構造的な問題がある。
中国メディアの報道を読むかぎり、梁主任の発言は「進展状況が万全とは言えない」、「感染拡大のリスクはある」と認めるのもので、専門家としての良心にもとづくものと理解できる。（編集担当：如月隼人）」という。
⇒ 上海、四川といえば、とてつもなく距離的にも離れているし、
(ｇｏｏｇｌｅ画像検索から引用)
よくわからない発生状況ですが、気温の上昇伴って上海市で新たな感染発生が急減していることから、鳥インフルはＰＭ２．５のひとつ 黄砂の季節 今後の有害粒子の飛来には注意しよう！と思っていましたが、人から人に感染の恐れも、今のところなく、大過なくいきそうな感じ？ですが、現状はいまだグレーか？
個人的には、中国の鳥インフル人から人への感染はないという。伝染メカニズムと症状はどのようなものか？があまり公開されていないのが気になるところです。
上記の関連記事
【中国ＢＢＳ】鳥インフルに不安の声…なぜ長江デルタに集中？によれば、
2013/04/05(金)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0405&f=national_0405_026.shtml
「中国メディア虎撲の掲示板に「鳥インフルエンザウイルス感染者はなぜ長江デルタ地域に集中しているのか」というスレッドが立てられ、中国人ネットユーザーが議論を交わした。
これまでにヒトへの感染がなかったＨ7Ｎ9型鳥インフルエンザウイルスの感染者が中国各地で確認された。現地時間3月31日から4月5日までに浙江省、江蘇省、安徽省、上海市で合わせて14件の感染例が報告され、5人が死亡した。
スレ主は、今回の鳥インフルエンザウイルス感染者が上海市、江蘇省、浙江省といった長江デルタ地域に集中していることを疑問に思ったようで、「非科学的な感じがする」と述べた。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
スレ主の疑問に対し、「長江デルタ地域でウイルスが突然変異したんじゃないか？」、「感染した鳥が集まっていたのでは」という意見や、「春になって東南アジアの熱帯地域から渡り鳥が飛来しているからだろう」などといった予測が集まった。
そのほか、「まさか長江デルタ地域はウイルスの変異に適した環境だとでもいうのか？ Ｈ7Ｎ9型ウイルスはまだ分からないことだらけで、はっきりしたことは何も言えない状況だ」といった意見や、上海で大量の豚（ブタ）の死体が河川に投げ捨てられた事件とあわせ、「ブタの死因と関係はないのだろうか？」と案じる声が寄せられた。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
鳥インフルエンザとは、鳥類がＡ型インフルエンザウイルスがに感染して起きる鳥類の感染症だ。
今回、中国で確認されたＨ7Ｎ9型鳥インフルエンザウイルスはこれまではヒトへの感染例がなかったタイプのウイルスだが、ヒトへの感染が拡大しつつあることで、中国のネット上でも不安の声が高まっている。（編集担当：畠山栄）」
と発生源および伝染メカニズムには関心があるようですが、渡り鳥の飛来などで伝染する可能性はまだ払拭されていないようです。