寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
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(第2970話) 大楠ノート見て

2020年06月06日 | 活動

 “三重県鈴鹿市の田園地帯に大空に向かってそびえ立つ1本の「長太の大楠」がある。県の天然記念物で市の景観重要樹木の第一号に指定されている。三年ほど前、この木を紹介する看板の下に保存会長の許可を得て「大楠ポスト」を設置した。訪れた人が自由気ままに感想をつづれる「大楠ノート」がポストには納められている。デジタルな時代に手書きというアナログが私には粋に思えた。
 熊本県から訪れたという人の書き込みもあれば、何年ぶりかに故郷に戻ったという人の意見もあった。最近は感染拡大が続く新型コロナウイルスの終息を願う子どもの声が目立つようになってきた。
 うれしく感じた書き込みは「大楠の下でプロポーズをしました」とあり、「こんな状況下にすみません」とも書かれていた。いやいや、こんな状況下だからこそ僕はこの若い二人に「こちらこそ幸せのお裾分けをありがとう。いつまでもお幸せに」と言いたい。”(5月16日付け中日新聞)

 三重県鈴鹿市の介護福祉士・原田さん(男・62)の投稿文です。鈴鹿市の景観重要樹木「長太の大楠」の元に感想用のノート置いたという話です。こうしたノートは観光地などに結構置かれている。時折手に取ってみると結構書かれている。時折いたずら書きもあるが、管理される人に嬉しいことも多かろう。「大楠の下でプロポーズをしました」は特に嬉しかろう。原田さんの文から、その時を反映する文も多いようだ。ボクはこうしたものに携わったことはないので、その功罪はよく分からないが、もっと活用されてもいい気がする。まずはいろいろ試してみることであろう。
 ボクのやっていることでこうしたノートを活用できるものはないだろうか。知り合いの集まりではその必要もないし、また書きにくかろう。心がけておきたい知恵ではある。


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