寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第2732話) 40年連続出場

2019年01月18日 | 活動

 “ひだ金山清流マラソン大会の事務局から、四十年連続出場者表彰の案内状が届いた。これは、第四十三回の大会に合わせて行われる表彰の案内状だった。大会当日、朝のうちは今にも降りだしそうだったが、スタート時は晴れ間ものぞき、絶好のマラソン日和となった。開会式後、表彰式があり、十年と二十年連続出場が各一人、三十年は該当者はなく、四十年連続が私一人だけだった。この大会に参加したのは三十六歳の時、名城公園で行われた新春恒例のマラソン大会に初めて参加して、ランナー仲間から紹介されたのがきっかけだった。
 あれから四十年の歳月が流れた。まさか、ここまで一度も欠場することなく参加できるとは、まったく想像もしていなかった。それだけに、自分でも信じられないほどで、人生最大の貴重な財産となった。「自分で自分を褒めてやりたい」。今は正直、そんな心境である。
 病気や冠婚葬祭、悪天侯などに一度も遭遇しなかったのが、今でも信じられない。この年齢になるまで、各地のマラソン大会を走り続けて五十数年。実にマラソン人生そのものだったように思う。”(12月26日付け中日新聞)

 愛知県小牧市の上畠さん(男・76)の投稿文です。年に1回のことであるが、40年連続というのは凄い。自分の都合で動かせる日時ではない。上畠さんが病気や冠婚葬祭、悪天侯などに一度も遭遇しなかったのが信じられない、と言われるのももっともである。そして、何千何万という人の中で1人である。本人の心がけと幸運の結果である。
 こう言うと異を唱えられる人もあろうと思うが、幸運は本人の決意で呼びこめるものだという気がする。実はボクは一宮友歩会の例会を年6回、決められた予定通り組み、13年間77回を一度も欠席したことがないのである。これはボク自身もびっくりしている。この間には母の葬儀、自分の怪我等もあった。母の葬儀の時は葬儀後4日目の例会であった。前日までに当面すべき事を終えて参加した。前立腺ガン手術をして退院後9日目に例会であった。まだ尿漏れが激しかったが、出発式で挨拶をし少し歩いた後帰った。ボクの生活の中で、一宮友歩会を第一に考えてきた結果であろうか。いろいろ運がついていたと思うが、幸運を呼びこんだと思いたい。


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