寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
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(第2924話) 転倒防ぎたい 

2020年03月06日 | 出来事

 “年寄りが転んで入院し、それがきっかけで寝たきりに-。そんなことをよく耳にするため、日ごろから転ばぬように気を付けてきました。それなのに過日、歩いていて転んでしまいました。
 眼鏡は吹っ飛び、頬骨、足、腕の痛みに耐えながらも何とか起き上がりました。駐車料金を払い、釣りの小銭を財布にしまいながら自分の車に向かう際、車止めの縁石につまずいてしまったのです。幸い入院するほどのけがではありませんでしたが、手元ばかりを見て周囲の様子に気を配らなかったのが災いしました。ちょっとした不注意がけがのもとになります。一度に二つのことはできないよ」と姉に言われたばかりで、緊張感を持って過ごそうと猛省しています。”(2月11日付け中日新聞)

 愛知県知立市のパート・荒井さん(女・75)の投稿文です。ボクよりずっと若い知人で、回覧板を見ながら歩いて、縁石に躓き、骨折した人がいます。治るまで半年くらいかかったと言っていました。高齢者は歩きながら何かをするのは全く危険です。何かをしまう、出すなど避けねばいけません。ボクもはっとして止めることが度々です。若いときの癖がまだ残っているのです。高齢者の転倒はそれこそ命がかかります。昨年ボクは、歩いていただけでひどく転倒しました。めがねも飛びましたが、膝の擦り傷だけで終わりました。本当に命拾いした思いです。この幸運な体験は生かさねばと、その後は慎重を期しているつもりです。歩くときは歩くことだけに専心する。
 今の時代、スマホを見ながら歩く人が増えています。駅構内では盛んに注意を促していますが、減っている感じは受けません。もちろん若い人が多いのですが、若者自身には問題ないと思っているかも知れませんが、その周りはいろいろな人がいます。老人を見たら赤信号と思え、と言ってやりたい気分です。


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