寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3226話) マスク生活

2021年11月07日 | 行動

 “仕事から帰宅してマスクを外し、手を洗いながら鏡に映ったわが顔を見て「これでは駄目だ」とがくぜんとしました。気付かぬ間に無精ひげとなっていました。新型コロナウイルスの影響でマスク着用が当たり前のこととなり、他人から見えない部分の手入れをおろそかにしてきた結果だと大いに反省しました。
 思えば若いとき、勤務先の上司や先輩から「身なりや机の整理整頓がきちんとできて初めて他人から信用されるものだ」と口うるさく言われました。現在の職場では私も年長者となり、あえて注意してくれる人がいないことも関係しているのでしょう。気を引き締め、今は毎日そるようにしています。”(10月16日付け中日新聞)

 三重県松阪市の会社員・山本さん(男・65)の投稿文です。またマスクの弊害の話です。今度は自分自身ことです。顔は一番よく見えるところだけに平生は気を使うものです。特に女性は念入りに化粧をします。ところがマスクで顔を大きく隠すことによってあまり気にならなくなります。気にならなくなれば自然疎かになります。山本さんは自分の無精ひげにびっくりされ、大いに反省されました。身だしなみは自分の気持ちもキリッとさせます。身だしなみがいい加減になれば、気持ちもゆるみます。人に与える印象も違ってきます。時によっては評価も下げます。本当に早くマスクの要らない時が来ないでしょうか。
 ボクもあまり人に言えたことではありません。今はだいぶましになりましたが、若い時はひどかったですね。若い時からもっと気を使っていたら、もっと出世し、違った人生があったかも知れません。でも過ぎたことを悔いてもどうにもなりませんので、これからのことに気を使いたいと思います。老いてますますキリッとしたいものです。


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