吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

フルーツ牛乳

2012-11-17 07:56:07 | インポート
実は、一昨日の木曜日、行く予定だった銭湯がお休みだったので
急遽、別の銭湯へ行きました。

昭和の雰囲気溢れるその銭湯は、自宅から結構近い場所にあるにも関わらず
自宅に浴室があるため、今まで1度も行ったことがなかったのですが
靴入れが、シューズロッカーではなく、木で出来た「下駄箱」で
ガタガタになった扉の鍵も、木。
荷物やコートを入れるロッカーも木。
しかも、そのうちのいくつかは、鍵が壊れている様です。

番台には、老眼鏡をかけたおじさん。
でも、常連らしき脱衣所の女性たちは、全く気にしていない様子です。
脱衣所の隅に積んである籐で出来たかごを持ってきて
脱いだ衣類を畳んで入れ、バスタオルをかぶせます。
さっちゃんが、ゆっくりゆっくりお洋服を畳んでいると
傍にいたおばあちゃんが、目を細めながら
「ちゃんと畳んで、えらいね」
と、声を掛けてくれました。

さっちゃんは、童顔のせいか、子供に見られることが多いので
たまに、見ず知らずのおばあちゃんに親切に声を掛けてもらい
そのまま、「おともだち」になってしまうことが、よくあるのですが
このおばあちゃんも、早速「おともだち」にされていました。

銭湯の腰掛や、ケロリンの洗面器、久し振りに見たなぁ。
さっちゃんは、「あちゅい」お風呂は苦手なので
あちゅいお風呂に隣接した、ややぬるめの湯船に浸かり
やっぱりおばあちゃんたちに声を掛けられながら
ご機嫌で銭湯を楽しんでいました。
(でも、やっぱりあちゅいお風呂には入れませんでした)

湯上がり後、20円で5分というドライヤーを使用したのですが
「強」に合わせても、そよ風並の送風で、髪が全然乾きゃしない。
仕方がないので、髪を乾かすことは諦めて
脱衣所にあったソファに座って、暫く自然乾燥させることにしました。
すると、さっちゃんが、壁際に置かれたアイスのケースを目ざとく見つけ
「アイスたべたいなー」
と、かわいくおねだりをしました。
私は、普段はとても厳しくて怖いお母さんですが
さっちゃんの、このかわいいおねだりに、めちゃくちゃ弱い。
「折角お風呂に入ったのに、アイスを食べたら身体が冷えちゃうでしょ」
「おいしそー」
「おいしそうでも、ダメです」
「おいしそー」
「………」
  
   ぽきっ!(←意志が折れる音)

「じゃあ、間を取って飲み物を飲みましょう!
 銭湯といえば、フルーツ牛乳でしょう!」

で、こちらがフルーツ牛乳(¥110)
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いまは、紙の蓋ではなくて、プラスチックの密閉式の蓋なんですね。
あの、蓋を開ける器具(名前が分からない)で
さっちゃんと一緒に、紙の蓋を開けたかったんだけどな。

121115_1839~01.jpg
久し振りに飲んだフルーツ牛乳は、甘くて、とっても懐かしい味でした。