吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

やさしくしなきゃね

2012-11-14 22:47:54 | インポート
今日も、お仕事が終わってから2時間ほどポスティングをしました。
明日は、いよいよクリリン店長さんの鍋料理を食べに行く日なので
それを思うと、つい張り切ってしまいます

マンションなどでポスティングをしていると
たまに、住人の方と擦れ違うことがあるのですが
当たり前のことですが、必ず、「こんにちは!」と挨拶をすることにしています。
今日も、あるマンションでポスティングをしていると
60代くらいの男性が通り掛ったので、「こんにちは!」と挨拶をしました。
男性は、私が持っているチラシの束に気が付いて
「なんだ?なにかいい知らせかい?」
と、言いながら、傍へ寄ってきました。
「ええ、ピヨピヨピヨで、今週末にセールを行いますので
 お時間があれば、是非いらしてください」
私が、チラシを手渡しながら答えると、男性は聞き取りにくかったのか
「え?どこのお店だって?」
と、チラシを見ながら、また少し近付いてきました。

ん?

と、思いながらも、後ずさるわけにもいかないので
さっきよりも、少し大きめの声で
「ゲロゲロゲロの、ピヨピヨピヨでございます」
と、言い終えかけたところで
「いい笑顔だねぇ」
と、言いながら、男性が私の顔の方へ手を伸ばしてきたので
私は反射的に一歩後ろに引いて、それを避けました。

「どんなサービスをしてくれるの?」
男性が、ニヤニヤ笑っています。
「こちらのチラシの方に詳しく書いてありますので
 後で、ご覧になってみて下さい」
「ホーホケキョなこととか、ピーヒョロロなことも、してくれるのか?」

完全無視。

「お時間があれば、お越し下さい」

私は、笑顔でそう言い残し、その場を離れました。


実は、こういうことは、今回が初めてではないのですが
『勤め先の店の名前が載ったチラシ』を配布している関係上
毎回、いつも対応に迷ってしまいます。
取り敢えず、何も聞こえない振りをして
笑顔を絶やさず、できるだけ素早く立ち去るようにしていますが
もし出来ることなら、一度でいいから、坂田おさむ師匠の
「アホの歩き方」で立ち去ってみたい。
っていうか、そういう状況に陥らないために
『てんぷく笑劇場』の、三波伸介のあのメイクでポスティングをしてみるとか
意表をついて、SMメガネをかけてポスティングをしてみるとか
色々と工夫する必要がありそうな気がしてきた。
取り敢えず、ヒゲメガネだな、うん。

しかし、自分が住んでいるマンションのエントランスで
一体なにやってるんだ、あのエロおやじ。


明日は、いよいよお鍋の日だと言うのに
旦那さまが、先週末から風邪をおひきになりやがりまして。
うちの旦那さまに限らず、私の周りの男性は
たかだか風邪をひいたくらいで、重病人みたいになってしまうので
面倒臭いことこの上ない。
O・ヘンリの『最後の一葉』じゃないけれど
窓の外に見える、あの木の葉が、風に散って落ちてしまったら
きっと僕はもうダメなんだ…

みたいな。

そんな感じの。

あの弱り方が、非常に面倒臭い(←そういう私は非情)

そもそも、風邪をひかないための健康管理を全くしないで
風邪をひかれても、なんだオイ!って話ですよ。
こっちは、家事もお仕事も遊びも習い事もしなければならないから
健康な状態をキープするために、あれこれ気を遣っているというのに。

ですから、面倒はみますが、甲斐甲斐しく看病はしません。
それに、風邪を治すのは私ではなく、本人とお医者様ですから。

そんなある日の夜、さっちゃんが、ふと呟きました。
「おとうさん、かぜひいてるから、やさしくしなきゃね」
いつもの、可愛らしい甘えた言い方ではなく
包み込むような、優しい言い方で。
自分に言い聞かせているようにも聞こえますが
私に言っているような気がしないでもありません。

そして、さっちゃんは、咳をするお父さんに
「いじょぶ?」
お薬を飲もうとするお父さんのために、コップにお水を注いで
「いじょぶ?」
咳き込むお父さんの頭を優しく撫でながら
「いじょぶ?」

   やさしくしなきゃね

さっちゃんに言われると、流石に、「そうかも…」と、思ってしまいました。