吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

通院遠足

2011-05-30 21:06:01 | インポート
今日は、さっちゃんの小児精神科の受診日でした。
さっちゃんが通っている病院は、「その気になれば」歩いていける距離なので
今日は、さっちゃんと私、2人の「おでぶちゃん対策」の為に
無理矢理「その気」を奮い起こして、歩くことにしました。

さっちゃんは、自分の予定の日程や内容には、細かいこだわりを持っていて
しつこく繰り返して確認するほどのこだわりの持ち主なのに
肝心の、時間に関しては大雑把。
大雑把というのは良い言い方をした場合の表現で、悪い言い方をすれば、ルーズ。
出掛ける時間に合わせて用意をしようという意志が無く
早め早めに声を掛けても、なかなか腰が上がらないのです。
遊びにての、CDを聴いているにしても、自分が納得の行く部分まで進まないと
動きたくないというか、動くものかという感じです。
大きな声で、何度急き立てようが、動かない。
むしろ、意地になって動くものかという構えになって、余計に頑固になり
やっと始めた出掛ける準備さえ、わざととしか思えないスローペース。

「誰のための用事だと思ってるの!?」
という、私の一喝で「おけんか」が勃発し、険悪な雰囲気で玄関を出ることも。

今日は、診察を予約していた関係もあるので、いつもの様では困ります。
ですから、私は出掛ける予定時間の、20分以上前から、数分おきに
「そろそろ出掛ける準備をしてね」
と、声を掛けていたのですが…。
やっぱり動かない。
そこで、お部屋まで行って、また大きな声を出す。
「何回おなじこと言わせるの!」
っていうか、どうして毎回大きな声を出さなきゃ出掛ける準備が始まらないんだよ。
と、言うわけで、本日も「おけんか」勃発。
どうして出掛ける度に、毎回「おけんか」なんだよ。嫌になっちゃうなぁ、もう。

でも、そんなこともあろうかと、出掛ける時間も早めに設定していたんだけどね。

こうして、ザラザラした雰囲気のまま、家を出発した私たちですが
遅れた分を取り戻すために、少し早歩きをしなければなりません。
ですが、日頃の積み重ねで、今やお父さんの体重を越えてしまったさっちゃんは
歩くのも、マイペースでスローペース。
「遅いよ!早く歩きなさい!」
私のイガイガした雰囲気に、気まずい顔をしながら歩調を早めるさっちゃん。
そころが、私たちが歩くコースは、緩やかですが上り坂が多いため
直ぐに疲れてペースが落ちてしまうさっちゃん。
「遅っ!」
私が低い声けれども、確実に聞こえる声でぼそっと言うと
はっとしたように、また速度を上げるさっちゃん。
こんなところで、こんな風に頑張らなきゃならないなら
どうして、「早く家を出よう」という気持ちにならないんだか。
さっぱり理解できません。

お天気は良くて、気持ちの良い風が吹いて
鳥の鳴く声が、あちこちから聞こえてきて
道端には、綺麗なお花がたくさん咲いていて
ところどころで、川のせせらぎなんかも聞こえたりして
乳母車にのった赤ちゃんや、お散歩中の可愛い犬もいるというのに
私たちは、ちっとも楽しくない気持ちで歩きます。

ようやく病院が見えてきたとき、私はあることに気付きました。
前回。歩いて病院へ行った時にかかった時間は1時間弱。
今回は…。
なんと、約50分!
前回よりも、10分近く早く到着したのです!!
それだけ、私が急かしながら追い立てたのかもしれませんが
なんだよ、やれば出来るじゃないか。
頑張って歩いたのだから、そろそろ、「おけんか」も終了しなくては。
「頑張ったね」
「うん」
はい、「おけんか」終了。
親子の仲直りなんて、こんなもんです。

調子付いた私は、診察後、今度は1時間20分掛けて歩き(歩かせ)
私のお気に入りのお店でランチを済ませ、再び30分掛けて歩いて帰宅し
結局、合計2時間40分近く歩いたのでした。
歩くのが好きな方には、2時間40品はたいした距離ではないかもしれませんが
歩くのが苦手(嫌い?)なさっちゃんにしてみたら、すごく頑張った距離なのです。
私自身も、ダンスに使う筋肉を養うための歩き方を意識していたので
腹筋(丹田周辺)と、内転筋はぱんぱん。
充分にストレッチして寝ないと、明日はえらいことになりそうです。