ドリアピザ

さっちゃんの通う施設の近くに、パン屋さんがあります。
そのパン屋さんでは、パンを購入した人には
オリジナルブレンドコ－ヒーを１杯サービスしていて
別棟のティーコ－ナ－で、焼き立てのパンとコ－ヒーを楽しむことが出来ます。
私は、どちらかというと、あまりごてごてした調理パンや、甘いパンは好きではなく
バターやチ－ズをたっぷり使ったパンや、胡麻やナッツが入ったものなど
シンプルでありながら、高カロリーなパンが好きなのですが
ここのお店で、うっかり買ってしまった『ドリアピザ』には、やられてしまいました！

パンピザの上にケチャップライスにホワイトソース！
ホワイトソースの上のカリカリチーズが、んもーたまらない！
私は、ピザ生地は、ふんわり食感のパン生地タイプではなく
私の人間性のように、薄くて軽いクリスピータイプが好きなのですが
この『ドリアピザ』に限っては、パン生地オッケー！
(本当はクリスピーが良いけど、おそらく具の重さに耐えきれないと思われる)
ひとつ食べたら、もう他のものは食べられないほどのボリュームで
これの焼き立てに店頭て出くわしてしまったなら
他のパンを食べることは諦めて、このパンを買ってしまうのです。
他のパンも買って、お持ち帰りをしても良いのですが
【焼き立て】→【直ぐに食べたい】→【食べる】→【持ち帰る気が失せる】
に、なってしまうのです。
しかし、私が子供の頃は、パンはスーパーか商店で、袋に入ったものを買うもので
パン屋さんの厨房の様子を垣間見つつ
店頭に並べられたいく種類もの調理パン、菓子パンの中から
好きなパンを好きな数だけ自分で選んで購入し
ましてや、買ったばかりの焼き立てパンを、直ぐに食べられるだなんて
多少妄想癖の気配のあった私でさえ、想像すら出来なかったことです。

買ってきたばかりの、焼き立ての、まだ温かい食パンを
手でちぎってむしゃむしゃ食べたあの日の感動は
30日年以上経った今でも、鮮明に覚えいている私なのでございます。
(つまり、子供の転がら「食」への執着が強かったということなんですね)