天使幼稚園

カトリックの精神に基づいて未来を生きる子どもたちを育てます

1学期終業式

2021年07月19日 16時22分10秒 | 2021年度幼稚園

今日は1学期の終業式。

シール帳も今日が1学期最後の1枚になりました。

 

それぞれのお部屋では、持って帰るものをそろえています。

 

終業式は今回も密にならないようにするために

3クラスずつ2回に分けて行いました。

 

園長先生のお話は「お祈り」について。

「かみさま あのね」の絵本をスクリーンに大きく映しながらお話しました。

 

「おいのりは、神さまとお話することですよ。

 もし、みんながお家の方に何もお話をしなかったら、お家の方は悲しくなるでしょう。

 幼稚園で毎日お祈りをしていたみなさんが、

 夏休みの間、ずっと神さまとのお話(お祈り)をしなかったら

 神さまも悲しくなってしまいますね。

 いつものきまったお祈りだけでなく、

 『かみさま あのね』と、自分が思っていることを神さまにお話しすると

 それがお祈りになるのですよ。

 夏休みの間も、お祈りを忘れないでくださいね。」

というお話をしました。

 

式の後は1学期最後の外遊び。

強い日差しを浴びながら、育てているトマトも赤く色づいています。

 

でも、今日は光化学スモッグ注意報が出たので

あまりゆっくり遊ぶことができませんでした。

 

それでは、みなさん、2学期にまた元気に登園してくださいね。

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<園長だより夏休み号>歩こう 歩こう

2021年07月19日 08時00分43秒 | 園長だより

♪ 歩こう歩こう わたしは元気 歩くの大好き どんどん行こう ♪(中川 李枝子:作詞)


子どもたちが大好きなとなりのトトロの主題歌「さんぽ」です。


 朝、子どもたちのお迎えをしていると、ついこの前までベビーカーに乗っていた小さな弟妹が、お家の方と手をつなぎ、自分の足で歩いてくる姿をよく目にします。とことことおぼつかない足取りながら、その顔は生き生きとしています。それから少し経つと、足取りもしっかりとし、ベビーカーに乗せようとすると「いやいや」をして、自分で歩きたいという意思をしっかりと表すようになっていきます。歩くことができるようになった子どもにとって、歩くことは大きな喜びになっています。


 人類が大きく進化するきっかけになった出来事のひとつに「直立二足歩行」が挙げられます。国立科学博物館の馬場悠男名誉研究員は「直立二足歩行がすべての始まり。これがなければ人類の今はなかった」と話されているそうです。直立二足歩行をすることができるようになった人類は、両手を使って物をつかんだり、指先を細やかに動かすことによって様々なものを作り出したり、さらに頭が体軸の真上になったことで、大きな脳を支えることができるようになり、知恵の発達にもつながりました。人類にとって歩くことは、存在の根幹につながるものと言えるようです。


 また、歩くことの効用も多く知られています。歩くことによって肥満予防につながったり、体を動かすことで筋力がアップしたり、骨の強度を増したりすることも期待でき、また、健康寿命を延ばすことにもつながります。


 江戸時代、人々は東海道53次を2週間程度で歩いていたそうです。1日平均33km。蒲田を起点とすると鎌倉の近くまでを、およそ8~10時間かけて歩いていたとのこと。当時の人々に比べると、現代人の歩く力はかなり劣ってきているかもしれません。


 生命保険の中にはスマホと連動して、毎日一定の歩数を歩くとポイントがつき、保険料が割引になっていくものがあるそうです。加入者がたくさん歩いて健康を維持すると、保険会社も保険金の支払いをしなくて済むということで、加入者にとっても保険会社にとってもメリットがある制度です。そのような制度を設けてでも、健康のために歩くことを人々に勧めなくてはいけなくなっていることを、この制度は教えてくれています。


 明日から夏休みが始まります。例年であれば、いろいろなところに旅行をする計画があるのでしょうが、昨年に引き続きコロナ感染収束のめどが立たず、人が大勢集まるところへのお出かけは、避けざるを得ない状況が続いています。それでも子どもたちが夏休み中、家の中に居続けるのは難しいもの。そうであれば、人があまり集まっていない場所に行くことも候補に挙がってきます。


 「さんぽ」の歌詞は次のようにつながっています。


♪ 坂道 トンネル 草っぱら いっぽん橋に でこぼこ砂利道 くもの巣くぐって 下り道 ♪


アニメの印象でこれは田舎の風景のように感じますが、何も特別な場所に行かなくても、家の近所や少し足を伸ばした場所でも味わえるものです。わたしもコロナ感染が広がった後、電車などを使って遠出をする代わりに、近隣やちょっと離れた場所に歩いて行くようにしています。多摩川の堤防(3.0km)、大森貝塚(3.4km)、九品仏(4.5km)、林試の森公園(4.4km)、国立科学博物館附属自然教育園(6.3km)。歩いてみると、この辺りは結構坂道が多いこと、道が微妙に曲がっていて、まっすぐ行っているつもりだったけれど、いつの間にか横向きに歩いていたこと、家々の庭にたくさんの種類の草花が植えられていること等、多くの発見をすることができました。


 これから暑い日が続きそうですが、少し早起きをして涼しいうちに親子で散歩をし、親子共に健康増進を図りながら、今まで気づかなかったことをいっぱい発見する。そんな夏休みを過ごしてみてはいかがでしょうか。 

               (園長 鬼木 昌之)

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