

で、雪の中での散策が終わったら、まだ、少々早めの時間帯ではあったのだけれど、manamiたちは車に戻って約15分走った先にあった農家菜を食べさせるレストランに入って、ランチとすることに…。
時刻は11時にもなっておらず、少々早過ぎかとは思ったのだけれど、さすがに、体は冷え切っているし、こんな雪景色の中で、他に行くあてもないしで、食事をとって体を中から温めることにしたといったところ…。



一応メニューはあって、どれも1皿20~30元といった感じ…。正に、基本中の基本といった感じの家常菜(家庭料理)が多く並んでいたので、その中から、5~6皿を適当にチョイスしてパクパク…。期待を上回る美味しさだったのは、魚料理だな~。この手のお店の魚料理は、当然、淡水魚で、値段が高い割に泥臭くて美味しくない(基本は、注文したくない)ことが多いのだけれど、この日の池から掬い上げて直ぐに煮込んだ魚は、美味しかったな~。
従業員もとっても親切で、「季節が良くなったら、泊まりに来てね!」と…。そうそう、この辺りの農家菜のレストランは、宿泊施設も一緒になっているのだった…。
食後は、イチゴ狩りを予定していたのだけれど、これ以上、雪が酷くなって、路面が凍結したりしては大変なことになるということで、早目の帰路に…。やっぱり、春が待ち遠しいね~。








そもそも、市内では黄色の小さな花・文字通り春を告げる花の“迎春花”が咲き始めたというのに、なんと、この日のmanamiの郊外散策は、雪が舞う中で決行されることに…。オフィスの中国人スタッフの運転によるドライブだったのだけれど、参加メンバーのスケジュールを調整して、1ヶ月前から計画していたものなので、少々のことでは止められない…。
で、7時に集合して向った先は、北京市中心部から北西方向に約100km離れた延慶区にある古崖居風景名勝区。八達嶺長城を過ぎて、更に、奥に進んだところだね~。

進めば進むほど雪は激しくなったけれど、1時間半程で無事到着となって、“2018年北京博物館通票”を利用して通常55元の入場料は30元(累計回収額195元)に…。まあ~、こんな天気の中で、8時半のオープンと同時に散策を始める物好きはいないと見えて、風景区の中の降り積もったばかりの新雪に、manamiが最初の足跡を残しながら奥へ奥へと進んでいくことに…。



散策自体は、1時間程度あれば大体終わるのだけれど、この華北エリア最大の人類が生活していた形跡を残す洞窟(洞窟の総数は137ヶ所)が、いつの時代に、誰が、どういう目的で、利用していたのかは、結局、分からないまま…。花崗岩が雨水で風化して出来た洞窟に、人類が加工を加えたものだそうだけれど、約800年前から利用されてきたのかな??? 迫害を受けた人々の避難場所だったという説や、貯蔵倉庫だったという説など、色々と紹介はされていたけれど、定説としてのは“解”は示されていなかったような???(故に、「千古之謎」とも称されている)
なかなか個人で足を運ぶのには不便なエリアだけれど、とっても興味深い場所だし、雪景色まで体験できて、大変だった分、どこか得した1日になったね!
住所:延慶区張山営鎮東門営村北古崖居管理処 ℡:6911-0333








地下鉄1号線・王府井駅のA出口が目印という博物館が、古人類文化遺跡博物館。こんなところに博物館なんてあったっけっ??? そもそも、何で考古学をテーマにした博物館が、こんな都心の一等地にあるのだろう??? と思いながらも、“2018年北京博物館通票”を利用すると無料(通常10元)になるということで、manamiは近所の書店に足を運ぶついでに訪問してみた。
で、中に入って、説明書きを読んで納得!なんと、1996年に東方広場エリアの再開発のために土木工事をしていたら、地中約12mの層から15,000~26,000年前のものと推測される古代人類が生活していたことを示す遺跡が出てきたため、その一部を博物館として残すことにしたものだそう。まあ~、そんなことで、大きく面積を割くことも難しく、展示エリアは極めて狭いので、15分もあれば見終わってしまった…。正直、考古学上の価値・意義は良く分からないまま…。
今回の訪問で、“2018年北京博物館通票”の累計回収額は170元に達したけれど、10元払ってこれだけの展示内容だったら、凄くがっかりするだろうな~。
住所:東城区東長安街1号東方新天地第1街B3 ℡:8518-6306








春節休暇で一時帰国した際に購入してきた書籍の1つが、松岡圭祐著の『黄砂の籠城』上・下刊。1900年に北京市内に辿り着いた“義和団の乱”をテーマにした小説で、今、実際に北京で生活しているmanamiにとっては、地名も含めて、身近に感じられるところが多く、興味に惹かれて一気に読み進むことができた…。


舞台は、東交民巷と呼ばれる、地下鉄2号線・前門駅から徒歩5分程、天安門広場の東側に広がるエリアで、都会の中心にもかかわらず、今でも街路樹が綺麗に並び、落ち着いた雰囲気を醸し出している…。1860年の第2次アヘン戦争後に、イギリス・フランス・ロシア・日本等の欧米列強諸国が大使館等を設置した場所で、今でも、その名残を大きく残している…。



この日は、旧横浜正金銀行北京支店の建物を利用して公開されている、“中国法院博物館(入場無料)”を参観してきたけれど、近年、逮捕・失脚した大物政治家の公判グッズが展示されているのには、ちょっと吃驚させられたな~。





