興味深くなってきたなぁ。
そんな今回のお話は…
公園で暴れるジコチューと戦っていたプリキュアたち。
ジコチューを倒して、キュアエースから亜久里に戻った瞬間、亜久里ちゃんは、誰かがこちらを見ていることに気付くの。あれは…おばあさま!?
「おばあさまに見られてしまうなんて…」亜久里ちゃんはお家に帰っても、ショックでおばあちゃんの顔が見られなくて、ひとりでお部屋に閉じこもってしまうの。
すると、お部屋の外からおばあちゃんが話しかけてくれたわ。だけど…おばあちゃんの話を聞いたとたん、亜久里ちゃんはさらにショックをうけてしまうの。その話とは…
その日、マナのお家にお泊まりした亜久里ちゃん。でも、明日はおばあちゃんが来る授業参観の日。
「一番大切な人」の絵を描く授業に、亜久里ちゃんはとまどってしまう。いったい、誰の絵をかくの!?
以上公式のあらすじ。
お話のメイン所としましては、あらすじにあるようにエースさんの正体をおばあちゃんに知られてしまって~という部分なのですが、個人的には亜久里の設定の方が興味深くはあった。
とは言え、そのメイン所で某なかったわけでもなく、明かされた亜久里の設定と共に、彼女とおばあちゃんの関係を良く描いていて気持ちの良いお話になっている点は上手い。
まず今回のお話として、亜久里の明かされた設定を見ていかなくてはならない。
前回で亜久里は身寄りがなく、おばあちゃんに引きとられた事が語れましたが、ただ単純に両親を失ったとかではなく、空からピャーっと降ってきて、赤ん坊だった亜久里はあっという間に10歳になってしまい、天からの「彼女はキュアエース、伝説の光の戦士です。暖かく見守って欲しい」との声におばあちゃんは従って亜久里を育てていたわけです。まぁ要するに、なんだがよく分からない不思議な存在と知った上で、おばあちゃんは亜久里と一緒にいて暖かく彼女を見守ってきたわけです。
しかし亜久里はそういった自分の事情はそのとき赤子だったこともあって知る由もなく、その上、今回大切なおばあちゃんにエースさんであることを知られ、プリキュアお闘争に巻き込んでしまうかもしれないことと共に、自分の事ながら自分が何者なのか分からない、ある意味「得体の知れない存在」であることにショックを受けてしまい、つい家を飛び出してしまうこととなる。
特に劇中でその時の亜久里の心中が語られることはないのだけど、自分が知らない事実を知りながら、なんだか得たいの知れない存在の自分を側に置き大切にしてくれているというのに、この上闘争にも巻き込んでしまうかもしれないことを考えると、どんなに一緒にいたくともいられないと思っていることがありありと分かる。なにせ靴も履かずに家を飛び出しマナたちの所へやってきて、六花さんに時間を巻き戻す装置は作れないか、ありすに四葉の家の力でなんとかならないか、アイちゃんの魔法でなんとかならないかと詰め寄って、大粒の涙を流すのだからさもありなん。
とまぁ正直に言ってしまえば、今回のお話は終始、おばあちゃんはなんだかよく分からない存在であるところの亜久里ではあるけれど本当の孫のように大切に想っているし、亜久里は亜久里で自分でさえ自分が何者か分からないけれど、それでも自分としてはおばあちゃんを本当の肉親のように大切に想っている、ということを延々と見せ続けているので、このメイン所の展開としては、こうなるのであろう展開になっていくのだけど、このお話で、これでもかと見せつけてくるおばあちゃんと亜久里の気持ちがあるので、ちゃんとここ一番で二人の気持ちを感じられて胸にぐっとくるようになっているのだから上手い脚本だと言えるのではなかろうか。
戦闘でおばあちゃんが危険を顧みずにジコチューとエースさんの間に入り、消されてしまった亜久里の絵を手に取って、これは大切な「孫」が私を想って描いてくれた物だから、消されてしまってもその想いは十分に伝わったとするし、エースさんは「ふたりを消してしまえ」と言うレジーナに対し、この「円亜久里」がおばあさまには指一本触れさせないとするのだから、ある意味ではなんら関係のないふたりではあるものの、この物語のメインテーマである所の「愛」をおばあちゃんと亜久里から十二分に感じ取れて、割りとしっとりとした話ではありますが、気持ちの良いお話であったように思います。
さて、お話の方はこれくらいにして、やっぱり興味深かった設定の方をば。
まぁ正直言っちゃうと、自分の事もよく知らない亜久里であるのなら、両親がいないとか、一年前以上の記憶がないとかにもっと前から自分で自分に疑問を持っていてもおかしくない所ではあるんだけど(笑)、そこは優しくスルーして差し上げるのが吉なので放っておいて、以前キングジコチューと戦った云々に言及しましたな。
それが亜久里の一番古い記憶ということなんだけど、前回王女さまとキングジコチューの夢を見るようになり、そして今回自分の出自を知って、それが自分の記憶なのかどうかさえ分からなくなった、ということになりましたが、うんまぁそういうことから察するに、どう考えても王女さまに関連しているとしか思えないよね。その上で、マナの家にお泊まりした髪を下ろした亜久里がレジーナにそっくりだったことも踏まえると、やっぱり亜久里とレジーナは王女さまの一部と考えるのが自然だよなぁ。そして王女さまとキングジコチューは何かしらの因縁があるようなのは、前回亜久里が見た夢の通りである。
まぁキングジコチューと王女さまに関しては、夢以上の者が語られていないので分かり様がないのでとりあえず放っておいて、亜久里とレジーナが王女さまの一部であることが正しいとするならば、王女さまのご復活という所で問題が出てくるではないか。
トランプ王国としては、アン王女を擁して王国の復興が目的である。つまり現国王であるアン王女がいなくては話にならない。復興したらなんだか分からないヤツが王様になっていた、では国民が納得しないしなぁ。そこでだ。王女さまが復活されるのが大前提だとするならば、その一部である亜久里とレジーナはどうなってしまうというのか。
ふたりが一部であるという仮説が正しいとするならば、王女さまがふたりを内包しなければご復活されないと考えるのが自然。とするとふたりを取り込むような格好にならなくてはならないわけで、それは亜久里とレジーナという存在がなくなってしまう、という答えが導き出されてしまうではないか。
まぁ敬愛する麗しのマリー・アンジュ王女さまがご復活されるのであらば、私としてはやむなしと言えるのですが、プリキュアシリーズとして「キュアエース」がいなくなるのはあってはならないことですよね。ほら、プリキュアオールスターズがありますから。となると、少なくとも亜久里がいなくならないことも前提なのだ。そうなると亜久里とレジーナが王女さまの一部であるという仮説が成り立たなくなってしまう。
まぁそれとしても、これまで主役であるマナがレジーナレジーナ言っていることも考えると、彼女もいなくなってしまうのはどうかとも思うし、レジーナと亜久里が一対であることは、おそらくはそうだとしても、それならば王女さまという所でつながりにくくなってしまうよなぁ。
そもそもを言えば、おばあちゃんが亜久里を発見時になんで赤子だったのかも引っ掛かる所で、理由がないのなら赤子である必要がないわけだから、赤子の状態で地球に降り立ったことに何かしらの意味があるはずなのだが、それがさっぱり見えてこないのだよなぁ。
もひとつおまけを言えば、アイちゃんの存在がどこにかかってくるかもよく分からん。王女さまのお言葉によれば「最後の希望」なのだけど、何をもって最後の希望なのだかよく分からんよなぁ。王国復興の為の最後の希望なのか、キングジコチュー討伐の為の最後の希望なのかで変わってくるし、これまたそもそも論をしてしまえば、アイちゃんは何者なんだよって話ですよねー。
何がどうなっているのか分からなくておもしろくはあるんだけど、最後にはちゃんと綺麗に収拾ついてくれるのか心配になってきてしまう。最後にバタバタッと詰め込んで何か回収漏れがない事を祈る他ない。
今週のマナ大好き六花さん
お話の方で語りましたように、今回はおばあちゃんと亜久里で話が進んで行きますので、六花さんという所では特に何もなかったです。
その分次回がおもしろそうなのでそっちに期待していきたい。
今週のまたみてね
今回のまたみてねは「キュアダイヤモンドさん」でした。
そんな今回のお話は…
公園で暴れるジコチューと戦っていたプリキュアたち。
ジコチューを倒して、キュアエースから亜久里に戻った瞬間、亜久里ちゃんは、誰かがこちらを見ていることに気付くの。あれは…おばあさま!?
「おばあさまに見られてしまうなんて…」亜久里ちゃんはお家に帰っても、ショックでおばあちゃんの顔が見られなくて、ひとりでお部屋に閉じこもってしまうの。
すると、お部屋の外からおばあちゃんが話しかけてくれたわ。だけど…おばあちゃんの話を聞いたとたん、亜久里ちゃんはさらにショックをうけてしまうの。その話とは…
その日、マナのお家にお泊まりした亜久里ちゃん。でも、明日はおばあちゃんが来る授業参観の日。
「一番大切な人」の絵を描く授業に、亜久里ちゃんはとまどってしまう。いったい、誰の絵をかくの!?
以上公式のあらすじ。
お話のメイン所としましては、あらすじにあるようにエースさんの正体をおばあちゃんに知られてしまって~という部分なのですが、個人的には亜久里の設定の方が興味深くはあった。
とは言え、そのメイン所で某なかったわけでもなく、明かされた亜久里の設定と共に、彼女とおばあちゃんの関係を良く描いていて気持ちの良いお話になっている点は上手い。
まず今回のお話として、亜久里の明かされた設定を見ていかなくてはならない。
前回で亜久里は身寄りがなく、おばあちゃんに引きとられた事が語れましたが、ただ単純に両親を失ったとかではなく、空からピャーっと降ってきて、赤ん坊だった亜久里はあっという間に10歳になってしまい、天からの「彼女はキュアエース、伝説の光の戦士です。暖かく見守って欲しい」との声におばあちゃんは従って亜久里を育てていたわけです。まぁ要するに、なんだがよく分からない不思議な存在と知った上で、おばあちゃんは亜久里と一緒にいて暖かく彼女を見守ってきたわけです。
しかし亜久里はそういった自分の事情はそのとき赤子だったこともあって知る由もなく、その上、今回大切なおばあちゃんにエースさんであることを知られ、プリキュアお闘争に巻き込んでしまうかもしれないことと共に、自分の事ながら自分が何者なのか分からない、ある意味「得体の知れない存在」であることにショックを受けてしまい、つい家を飛び出してしまうこととなる。
特に劇中でその時の亜久里の心中が語られることはないのだけど、自分が知らない事実を知りながら、なんだか得たいの知れない存在の自分を側に置き大切にしてくれているというのに、この上闘争にも巻き込んでしまうかもしれないことを考えると、どんなに一緒にいたくともいられないと思っていることがありありと分かる。なにせ靴も履かずに家を飛び出しマナたちの所へやってきて、六花さんに時間を巻き戻す装置は作れないか、ありすに四葉の家の力でなんとかならないか、アイちゃんの魔法でなんとかならないかと詰め寄って、大粒の涙を流すのだからさもありなん。
とまぁ正直に言ってしまえば、今回のお話は終始、おばあちゃんはなんだかよく分からない存在であるところの亜久里ではあるけれど本当の孫のように大切に想っているし、亜久里は亜久里で自分でさえ自分が何者か分からないけれど、それでも自分としてはおばあちゃんを本当の肉親のように大切に想っている、ということを延々と見せ続けているので、このメイン所の展開としては、こうなるのであろう展開になっていくのだけど、このお話で、これでもかと見せつけてくるおばあちゃんと亜久里の気持ちがあるので、ちゃんとここ一番で二人の気持ちを感じられて胸にぐっとくるようになっているのだから上手い脚本だと言えるのではなかろうか。
戦闘でおばあちゃんが危険を顧みずにジコチューとエースさんの間に入り、消されてしまった亜久里の絵を手に取って、これは大切な「孫」が私を想って描いてくれた物だから、消されてしまってもその想いは十分に伝わったとするし、エースさんは「ふたりを消してしまえ」と言うレジーナに対し、この「円亜久里」がおばあさまには指一本触れさせないとするのだから、ある意味ではなんら関係のないふたりではあるものの、この物語のメインテーマである所の「愛」をおばあちゃんと亜久里から十二分に感じ取れて、割りとしっとりとした話ではありますが、気持ちの良いお話であったように思います。
さて、お話の方はこれくらいにして、やっぱり興味深かった設定の方をば。
まぁ正直言っちゃうと、自分の事もよく知らない亜久里であるのなら、両親がいないとか、一年前以上の記憶がないとかにもっと前から自分で自分に疑問を持っていてもおかしくない所ではあるんだけど(笑)、そこは優しくスルーして差し上げるのが吉なので放っておいて、以前キングジコチューと戦った云々に言及しましたな。
それが亜久里の一番古い記憶ということなんだけど、前回王女さまとキングジコチューの夢を見るようになり、そして今回自分の出自を知って、それが自分の記憶なのかどうかさえ分からなくなった、ということになりましたが、うんまぁそういうことから察するに、どう考えても王女さまに関連しているとしか思えないよね。その上で、マナの家にお泊まりした髪を下ろした亜久里がレジーナにそっくりだったことも踏まえると、やっぱり亜久里とレジーナは王女さまの一部と考えるのが自然だよなぁ。そして王女さまとキングジコチューは何かしらの因縁があるようなのは、前回亜久里が見た夢の通りである。
まぁキングジコチューと王女さまに関しては、夢以上の者が語られていないので分かり様がないのでとりあえず放っておいて、亜久里とレジーナが王女さまの一部であることが正しいとするならば、王女さまのご復活という所で問題が出てくるではないか。
トランプ王国としては、アン王女を擁して王国の復興が目的である。つまり現国王であるアン王女がいなくては話にならない。復興したらなんだか分からないヤツが王様になっていた、では国民が納得しないしなぁ。そこでだ。王女さまが復活されるのが大前提だとするならば、その一部である亜久里とレジーナはどうなってしまうというのか。
ふたりが一部であるという仮説が正しいとするならば、王女さまがふたりを内包しなければご復活されないと考えるのが自然。とするとふたりを取り込むような格好にならなくてはならないわけで、それは亜久里とレジーナという存在がなくなってしまう、という答えが導き出されてしまうではないか。
まぁ敬愛する麗しのマリー・アンジュ王女さまがご復活されるのであらば、私としてはやむなしと言えるのですが、プリキュアシリーズとして「キュアエース」がいなくなるのはあってはならないことですよね。ほら、プリキュアオールスターズがありますから。となると、少なくとも亜久里がいなくならないことも前提なのだ。そうなると亜久里とレジーナが王女さまの一部であるという仮説が成り立たなくなってしまう。
まぁそれとしても、これまで主役であるマナがレジーナレジーナ言っていることも考えると、彼女もいなくなってしまうのはどうかとも思うし、レジーナと亜久里が一対であることは、おそらくはそうだとしても、それならば王女さまという所でつながりにくくなってしまうよなぁ。
そもそもを言えば、おばあちゃんが亜久里を発見時になんで赤子だったのかも引っ掛かる所で、理由がないのなら赤子である必要がないわけだから、赤子の状態で地球に降り立ったことに何かしらの意味があるはずなのだが、それがさっぱり見えてこないのだよなぁ。
もひとつおまけを言えば、アイちゃんの存在がどこにかかってくるかもよく分からん。王女さまのお言葉によれば「最後の希望」なのだけど、何をもって最後の希望なのだかよく分からんよなぁ。王国復興の為の最後の希望なのか、キングジコチュー討伐の為の最後の希望なのかで変わってくるし、これまたそもそも論をしてしまえば、アイちゃんは何者なんだよって話ですよねー。
何がどうなっているのか分からなくておもしろくはあるんだけど、最後にはちゃんと綺麗に収拾ついてくれるのか心配になってきてしまう。最後にバタバタッと詰め込んで何か回収漏れがない事を祈る他ない。
今週のマナ大好き六花さん
お話の方で語りましたように、今回はおばあちゃんと亜久里で話が進んで行きますので、六花さんという所では特に何もなかったです。
その分次回がおもしろそうなのでそっちに期待していきたい。
今週のまたみてね
今回のまたみてねは「キュアダイヤモンドさん」でした。
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