熱いヤツだったんだなぁ。
そんな今回のお話は…
漆黒のグリーフシードと化したさやかのソウルジェム。そのグリーフシードは孵化し、新たな魔女が現れる。
さやかの身体を抱え、迫りくる魔女の攻撃に防戦一方の杏子。魔女の結界に割って入ってきたほむらは、杏子を先導し結界から脱出する。
一方まどかは、さやかの捜索途中、重い足取りで歩く杏子とほむらの姿を見つける。変わり果てた姿となったさやかの前で泣き崩れるまどかに、
ほむらは冷淡な口調でソウルジェムの最後の秘密を語り、その場を立ち去る。
その日の深夜、杏子の元に現れたのはキュゥべえ。
キュゥべえとさやかの身体を元に戻すことについて話す杏子は、その会話の中で一縷の可能性を見出す。
翌朝、杏子は仁美と登校途中のまどかをテレパシーで呼び出し、驚きの提案をするのだった。
以上公式のあらすじ。
話としては、魔女となってしまったさやかをなんとかしようとする杏子とまどか、という話。今までとはちょっと違った印象の話で結構熱い展開。だが、救われない結末なのは相変わらずだ。
展開は魔女になってしまったさやかに、親友であるまどかが呼びかければ人間だった頃の記憶が蘇るかもしれない、そこから助ける何かが見つかるかもしれないという希望的観測を実行することに終始しており、結果、全体として悪い方向へまた一歩進んでしまい、ラストの大舞台を整えるフラグとなっている。
最終的には、杏子が自己犠牲して魔女=さやかと共に自爆するのだが、基本的に今回は杏子が本当はどんなヤツだったのかを見せる話のように思う。
過去の経緯から自らの為だけに力をふるう、そんな人間のように見せてきたが、これまでちょいちょいあったように、本来は過去の家族の件を見ても、またその話をさやかにした前回の件も、そして今回さやかを助けようとする彼女が語ったように、魔法の力で誰かを助けることを望んでいたのだった。
事ここに至り、自分のその気持ちを思い出した杏子が、まどかを連れて魔女となったさやかと対峙する。まどかの呼びかけに応えず攻撃を加えてくる魔女から身を呈して守る杏子。何となくらしくないように見えつつも、さやかが思っていたように、自分もその力でさやかを救いたいんだという気持ちが、視聴している側もこれまでの経緯を見ている分その気持ちに同調する。
しかしこの物語は、劇中杏子が語ったように女児向けアニメのような敵を倒せば都合良く助け出せるようになってはくれない。
気配を察知してやってきたほむらにまどかを託し、杏子はさやかを一人にはしないとし、自らソウルジェムを壊し魔女と共に自爆する。誰も救われない、そんな今回のオチであった。
基本的にこの物語は、よくある変身ヒロインにありがちな展開が起こらない。劇中杏子が言っていたみたいな魔女を倒せば中からポロッとさやかのソウルジェムが出てくる事なんてないし、まどかの呼びかけに応えるような事もない。
そういう事から見ても、いわゆる一般的な魔法少女ものに対するアンチテーゼなのかもしれません。そーんな都合のいい事ばっかり起きないよ、みたいな。
まぁ確かに、例えば誰かが魔物かなんか悪いものに取り込まれてしまったとして、その悪いものをやっつけると中からその誰かが出てきてよかったよかった、なんて事は常識的に考えて、あまりそうなる理由はない。けど、なんとなくそうなるんだろうなぁという頭は見ている側としてあるわけで。
それは、見ている者がこれがフィクションと認識していて、そうなってほしいをいう希望があるからなんだけど、見ていて都合が良いなぁと思うことがあるのも事実。
魔法少女というものがあったとして、こーんな都合良くいかないよね、普通こーゆーふうになるよね。と言っているようにこれまで見てきて思う。まぁつまり、現実に照らし合わせてみるとこんな感じではないだろうか、というのをやっているのがこの物語なのかもしれない。
ものすごいパワーを発揮し、建物がぶっ壊れるような敵の攻撃を受けても大したダメージのない変身ヒロイン、その答えのひとつがソウルジェムのシステムなんだろう。変身ヒロインに付き物の小動物も、それが無条件で善なるもの、とは限らない。なにせ14歳くらいの少女に命を落とすかもしれないような事をさせているのだから。それがこの物語で言うキュゥべぇだ。あの手この手で少女を魔法少女にして、実際の目的は魔女の生産である。誰かの為に命がけで闘っても、その世の中には悪い人間もいる。その葛藤とジレンマがさやかの事だろう。
魔法少女ってのは、そんなきらびやかなことばっかりでは成り立たないよね。というのがこの物語のテーゼなのかもしれませんな。
さて、物語としては大詰めを迎えそうな雰囲気で、魔法少女一人では太刀打ちできない魔女が出現するワルプルギスの夜を前に、杏子が脱落したためほむら一人で立ち向かわなくてはならない。しかしそれはキュゥべぇの思惑通りで、街を魔女から救うにはまどかを魔法少女にするしかないという。
もしかして、それが第1話でのまどかの夢かしらと思うのだけど、これまでの流れからいって、まどかは魔法少女になってはいけないよなぁ。しかしまどかの性格からいって、あの夢のような状況で彼女が魔法少女にならない事を選択するとも思えない。
あとほむらとの関係も明らかになっていない事もあるし、物語がこれからどういう方向へ向かっていくのか楽しみです。
しかし今回の感想は今ひとつなに言っているのかよく分からんなぁ(苦笑)。
そんな今回のお話は…
漆黒のグリーフシードと化したさやかのソウルジェム。そのグリーフシードは孵化し、新たな魔女が現れる。
さやかの身体を抱え、迫りくる魔女の攻撃に防戦一方の杏子。魔女の結界に割って入ってきたほむらは、杏子を先導し結界から脱出する。
一方まどかは、さやかの捜索途中、重い足取りで歩く杏子とほむらの姿を見つける。変わり果てた姿となったさやかの前で泣き崩れるまどかに、
ほむらは冷淡な口調でソウルジェムの最後の秘密を語り、その場を立ち去る。
その日の深夜、杏子の元に現れたのはキュゥべえ。
キュゥべえとさやかの身体を元に戻すことについて話す杏子は、その会話の中で一縷の可能性を見出す。
翌朝、杏子は仁美と登校途中のまどかをテレパシーで呼び出し、驚きの提案をするのだった。
以上公式のあらすじ。
話としては、魔女となってしまったさやかをなんとかしようとする杏子とまどか、という話。今までとはちょっと違った印象の話で結構熱い展開。だが、救われない結末なのは相変わらずだ。
展開は魔女になってしまったさやかに、親友であるまどかが呼びかければ人間だった頃の記憶が蘇るかもしれない、そこから助ける何かが見つかるかもしれないという希望的観測を実行することに終始しており、結果、全体として悪い方向へまた一歩進んでしまい、ラストの大舞台を整えるフラグとなっている。
最終的には、杏子が自己犠牲して魔女=さやかと共に自爆するのだが、基本的に今回は杏子が本当はどんなヤツだったのかを見せる話のように思う。
過去の経緯から自らの為だけに力をふるう、そんな人間のように見せてきたが、これまでちょいちょいあったように、本来は過去の家族の件を見ても、またその話をさやかにした前回の件も、そして今回さやかを助けようとする彼女が語ったように、魔法の力で誰かを助けることを望んでいたのだった。
事ここに至り、自分のその気持ちを思い出した杏子が、まどかを連れて魔女となったさやかと対峙する。まどかの呼びかけに応えず攻撃を加えてくる魔女から身を呈して守る杏子。何となくらしくないように見えつつも、さやかが思っていたように、自分もその力でさやかを救いたいんだという気持ちが、視聴している側もこれまでの経緯を見ている分その気持ちに同調する。
しかしこの物語は、劇中杏子が語ったように女児向けアニメのような敵を倒せば都合良く助け出せるようになってはくれない。
気配を察知してやってきたほむらにまどかを託し、杏子はさやかを一人にはしないとし、自らソウルジェムを壊し魔女と共に自爆する。誰も救われない、そんな今回のオチであった。
基本的にこの物語は、よくある変身ヒロインにありがちな展開が起こらない。劇中杏子が言っていたみたいな魔女を倒せば中からポロッとさやかのソウルジェムが出てくる事なんてないし、まどかの呼びかけに応えるような事もない。
そういう事から見ても、いわゆる一般的な魔法少女ものに対するアンチテーゼなのかもしれません。そーんな都合のいい事ばっかり起きないよ、みたいな。
まぁ確かに、例えば誰かが魔物かなんか悪いものに取り込まれてしまったとして、その悪いものをやっつけると中からその誰かが出てきてよかったよかった、なんて事は常識的に考えて、あまりそうなる理由はない。けど、なんとなくそうなるんだろうなぁという頭は見ている側としてあるわけで。
それは、見ている者がこれがフィクションと認識していて、そうなってほしいをいう希望があるからなんだけど、見ていて都合が良いなぁと思うことがあるのも事実。
魔法少女というものがあったとして、こーんな都合良くいかないよね、普通こーゆーふうになるよね。と言っているようにこれまで見てきて思う。まぁつまり、現実に照らし合わせてみるとこんな感じではないだろうか、というのをやっているのがこの物語なのかもしれない。
ものすごいパワーを発揮し、建物がぶっ壊れるような敵の攻撃を受けても大したダメージのない変身ヒロイン、その答えのひとつがソウルジェムのシステムなんだろう。変身ヒロインに付き物の小動物も、それが無条件で善なるもの、とは限らない。なにせ14歳くらいの少女に命を落とすかもしれないような事をさせているのだから。それがこの物語で言うキュゥべぇだ。あの手この手で少女を魔法少女にして、実際の目的は魔女の生産である。誰かの為に命がけで闘っても、その世の中には悪い人間もいる。その葛藤とジレンマがさやかの事だろう。
魔法少女ってのは、そんなきらびやかなことばっかりでは成り立たないよね。というのがこの物語のテーゼなのかもしれませんな。
さて、物語としては大詰めを迎えそうな雰囲気で、魔法少女一人では太刀打ちできない魔女が出現するワルプルギスの夜を前に、杏子が脱落したためほむら一人で立ち向かわなくてはならない。しかしそれはキュゥべぇの思惑通りで、街を魔女から救うにはまどかを魔法少女にするしかないという。
もしかして、それが第1話でのまどかの夢かしらと思うのだけど、これまでの流れからいって、まどかは魔法少女になってはいけないよなぁ。しかしまどかの性格からいって、あの夢のような状況で彼女が魔法少女にならない事を選択するとも思えない。
あとほむらとの関係も明らかになっていない事もあるし、物語がこれからどういう方向へ向かっていくのか楽しみです。
しかし今回の感想は今ひとつなに言っているのかよく分からんなぁ(苦笑)。
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