School Days 第11話 みんなの誠

えー？ちょっと個人的にはどうかと思う。

そんな今回のお話は…やっぱり書くのだるいんで箇条書きで。
刹那がフランスへ行ってからちょっと時間的には飛ぶ。
世界は加藤乙女との浮気を問いつめるも男は誤摩化す。
そのショックで世界は学校に来なくなる。
それを良い事に男は他の女とやりまくり。もう世界の事はめんどくさくなる。
その頃桂さんはかかりもしない携帯にまるで男と喋っているかの様にブツブツと独り言延々と続けたり、
屋上で布にくるんだ刃物をさすったりと、かなり壊れた様子。
世界がつわりに襲われる。無論、男との子供。
翌日学校に来た世界、妊娠の事を言うも男がびびりあろうことか俺の所為じゃない発言。
それに怒った世界は「ちゃんと考えてよ！あんたの子供でしょ！！」と声を荒らげ、
世界の妊娠は一気に学校中に知れ渡る。
しかし世界は男との子供ということで、行為の結果として満足の様子。
男と関係のあった女たちはとばっちりを恐れ、皆、男から離れていく。男は孤立無援に。
誰にかけても繋がらない携帯とともに街を歩く男、「なんで俺がこんな目に…。」因果応報という言葉を贈りたい。
男が絶望して腰を下ろした所は、桂さんが妄想世界で男と待ち合わせした（らしい）場所だった。
「誠くん、きてくれたんですね」「誠くんにふさわしい彼女になる様に～」「誠くんのために料理の勉強～」
「誠くん～」「誠くん～」「誠くん～」「誠くん～」「誠くん～」「誠くん～」
壊れた桂さんを見て驚愕する男は同時にようやく桂さんの想いを知る。
そして男のいった言葉に桂さんが瞳の輝きを取り戻す…のだが。
ってところで引っぱった。

と、このように、ラス２ということでお話としてはすごく良く出来ていました。
世界が学校に来なくなって、我が世の春を謳歌した後の急転直下。
破綻する時のスピード感がとても素晴らしかった。壊れる時はあっという間なのだ。
そういったこまごまとした所は良い出来映えであったのだが、やはり話的には納得がいかない。
それは世界の妊娠だ。これがね、すごく納得いかんのですよ。
男が孤立無援になるのはいい。その為の今までだったんだからな。ここで落ちなければウソだ。
だけど世界が巻き込まれるのはどうかと思う。
まぁ、世界が最初に桂さんから男を奪った格好にはなったが、
世界はちゃんとけじめをつけようとはしていた。男がそうしなかっただけで。
それで最終的には男の不手際で妊娠、これはもう男の被害者といっても過言ではないと思うがなぁ。
それと世界は男の子供を妊娠した事喜んでいますが、ちょっと違うよなぁ。
もちろん、好きな相手との子供で嬉しいてのもあるが、
そういう事実が出来た今、男は自分だけを見てくれるっていう思いの方が強いじゃないですか。
子供ってもっと望まれて授かるものだと自分では思っているので、上記の様にも取れる話の展開はすごく気分が悪くなる。
落ちるのは男だけでよかったはずなのになぁ。そうの辺がどうにも「男ざまぁwwww」と単純に喜べないのでした。

さて、最初の方にも言いましたが、お話的にはとても面白い展開です。
かなり壊れちゃっていた桂さんはラストで復活の兆しがありましたし、
逆に世界は妙に明るかったり、電話で会ってもいないのに男に買い出しにいかせたとか言ってるし、
私としては世界の方が壊れている様に感じられます。
次回最終回ということで最後の落としどころが気になりますなぁ。
落としどころによっては評価ががらりと変わるかもしれません。