(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

GOSICK-ゴシック- 第3話 野兎達は朝陽の下で約束をかわす

2011年01月26日 | 視聴済アニメごった煮
フルスピードで解決だ。

 そんな今回のお話は…
 自分たちの乗っている船が、10年前の<QueenBerry号>事件を再現したものだと気づいたヴィクトリカたち。
 いつ殺されるか分からないというギリギリの状況の中、生き残った者たちがお互いに疑心暗鬼になっていた時、イギリス人の俳優ネッドが突然、一弥たちの目の前で倒れる――!?
 以上公式のあらすじ。

 お話は原作第1巻の終わりまでで、まぁ見事にダイジェストにしていただいた。
 元々この話は10年前の出来事と、現在ヴィクトリカたちが巻き込まれている事件が同時に進行していくもので、その10年前の状況を知って現在の状況を考える趣旨のお話である。だがこのアニメは、キモである10年前の出来事が殆ど語られないので、この話のオチである10年前の復讐を果たすという犯人の心情がよく分からず、どうも話に深みのようなモノがないように思う。
 そんなこともあって、話の上っ面を撫でてそのまま終わってしまったかのような印象しか無く、この物語の主人公であるヴィクトリカの印象も薄い。
 どうも見ていてヴィクトリカが数あるヒント、混沌の欠片から彼女の頭脳の知恵の泉で真実を導き出し事件をを解決するということよりかは、ヴィクトリカと久城とのことに注力したかったように見えたが、さしてふたりがこの3話内で印象に残る所も無く、当然事件の方もおろそかには出来ないし、ふたりのことも印象よく見せなければいけないしで、どっち付かずになって随分と中途半端になってしまった。
 やはりどうせならば、このアニメが何クールかは知らないが、せめてこの最初の事件はもう2、3話分の尺をとって細かく描いても良かったんじゃないですかね。逃げられない船の中で起こる出来事に全く緊迫感がなかったのは正直どうかと思う。そういう状況下でのヴィクトリカと久城というのがポイントなので、どうなるんだろう、どうなってしまうんだろうと思わせることが出来ないとダメだろう。
 そういうことを考えると、この原作は短編集が3冊もあるので、この際そこから話を選んでいった方が良かったんじゃないですかね。まぁこれからそんなふうになるのかもしれませんが。

 と、いうわけで、なんか全然感じて想う所が無くてが書こうにも書けん。
 ダイジェストになるのは仕方ないとは思うけどもうちょっと見せ方があるのではなかろうか。せめて何か印象に残るような所を作っていただきたい。
 さて、次回はようやくもうひとりのヒロイン(?)アブリル・ブラッドリーの登場だ。わざわざ中の人をここまでひた隠しにしてきたんだから、今度こそあっと驚くようなキャストなんだろうな?……いや、だぶんそうでもないんだろうなぁ(苦笑)。


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