※金継ぎ
金継ぎで欠けを直したもの。金継ぎ(きんつぎ)は、割れや欠け、ヒビなどの陶磁器の破損部分を漆によって接着し、金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法である。金繕い(きんつくろい)とも言う。
※金継ぎは、通常5つのステップからなる。
破片の接着:漆そのままでは、塗った直後の接着力がないため、小麦粉を漆と水で練った麦漆を塗って接着し固化させる。
欠けの埋め:漆を厚塗りすると乾きが遅く、縮んで表面が平滑にならない為、漆に米粒・刻苧(こくそ)綿・木粉を混ぜ加水した刻苧漆で欠けた部分を埋める。
凹凸の埋め:漆に砥の粉と水を加えて練った錆漆を割れに沿って塗布し、乾燥した後ヤスリ等で削って平坦にする。
下地作り:金粉の発色をよくするため、弁柄(べんがら)漆を割れ目に沿って塗布する。
金粉撒き:特に地色が明るい場合は、継ぎ目が割れ目に溜まった汚れのように見える場合があるので、上から金または銀、白金などの金属粉を撒いて磨き、修復部分を美しく装飾する。 銀を用いた直しを銀継ぎ、白金を用いた直しを白金継ぎとも呼ぶ。
金継ぎに取りかかる前は、器と破片を洗ってよく乾かすことも肝要である。破片が失われている場合など、欠損の穴埋めとして異なる器の陶片を用いて継ぐことを「呼び継ぎ」と言う。
修復された器の継ぎ目を景色と呼び、破損前とは異なる趣を鑑賞することができる。
金継ぎで欠けを直したもの。金継ぎ(きんつぎ)は、割れや欠け、ヒビなどの陶磁器の破損部分を漆によって接着し、金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法である。金繕い(きんつくろい)とも言う。
※金継ぎは、通常5つのステップからなる。
破片の接着:漆そのままでは、塗った直後の接着力がないため、小麦粉を漆と水で練った麦漆を塗って接着し固化させる。
欠けの埋め:漆を厚塗りすると乾きが遅く、縮んで表面が平滑にならない為、漆に米粒・刻苧(こくそ)綿・木粉を混ぜ加水した刻苧漆で欠けた部分を埋める。
凹凸の埋め:漆に砥の粉と水を加えて練った錆漆を割れに沿って塗布し、乾燥した後ヤスリ等で削って平坦にする。
下地作り:金粉の発色をよくするため、弁柄(べんがら)漆を割れ目に沿って塗布する。
金粉撒き:特に地色が明るい場合は、継ぎ目が割れ目に溜まった汚れのように見える場合があるので、上から金または銀、白金などの金属粉を撒いて磨き、修復部分を美しく装飾する。 銀を用いた直しを銀継ぎ、白金を用いた直しを白金継ぎとも呼ぶ。
金継ぎに取りかかる前は、器と破片を洗ってよく乾かすことも肝要である。破片が失われている場合など、欠損の穴埋めとして異なる器の陶片を用いて継ぐことを「呼び継ぎ」と言う。
修復された器の継ぎ目を景色と呼び、破損前とは異なる趣を鑑賞することができる。