ぶらり散策『生き方・働き方』発見! 

“人の体験談”“自分の体験”“読んだ本から”「なるほど」と思ったことを・・・

すい臓がん

2020-05-13 |   ー病気を知るー
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 膵臓がんの初期には症状は出にくく、進行してくると、腹痛、食欲不振、腹部膨満感(すぐにお腹がいっぱいになる)、黄疸(おうだん)、腰や背中の痛みなどを発症。その他、糖尿病を発症することもある。
 ただし、これらの症状は、膵臓がん以外の理由でも起こることがあり、膵臓がんであっても、症状が起こらないことがある。

 膵臓がんと新たに診断される人数は、男性では1年間に10万人あたり約29.1人、女性では1年間に10万人あたり約25.5人と、やや男性に多い傾向があります。年齢別では、60歳ごろから増え、高齢になるほど多くなる。

<症状>
 初期は自覚症状がほとんどなく、気づいたときにはかなり進行していることがほとんど。がんが進行するにつれ、みぞおちや背中の痛み、腹部膨満感、食欲不振、体重減少、全身の倦怠感などが現れる。膵頭部にがんができた場合は、がんが胆管を圧迫し、胆汁の流れが悪くなることで黄疸を来すことがある。膵臓はインスリンをはじめとした血糖値をコントロールするホルモンを分泌する役割を担っており、膵臓の機能が低下することで、血糖値が悪化することも。その結果、糖尿病が発症・悪化するケースは少なくない。膵臓がんと診断された人の約4人に1人が、糖尿病を発症しているとの報告もある。

マルファン症候群

2020-05-12 |   ー病気を知るー
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 マルファン症候群とは、常染色体優性遺伝性の結合織疾患で、身体の骨組みとなる結合組織と呼ばれる部分に先天的な異常があり、全身各種臓器に種々の合併症をきたす病気。
 結合組織は、骨や血管、眼、関節などに存在しており、こうした部位に症状が現れる。
 マルファン症候群は、適切な治療介入を行うことで、他の方と比べ遜色ない寿命を全うすることも可能。しかしその一方で、自分自身がマルファン症候群であることに気付くことなく、健康障害を引き起こしうる生活スタイルをとっている方も少なからずいると推定されている。その結果、突然死を招くこともある。
(指定難病167)

線維筋痛症

2020-05-12 |   ー病気を知るー
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 線維筋痛症とは、関節や筋肉、腱など全身にわたり慢性的な激しい痛みが生じる病気を指す。強い痛みに関連して、不眠やストレス、抑うつ状態を引き起こすこともある。線維筋痛症は、中高年の女性に多いとされている。
 現時点では確実に効果のある治療法がみつかっておらず、薬物療法や非薬物療法を含めた対症療法が主体になります(2018年3月時点)。検査所見で異常を認めることができないため、「痛み」という主観的な自覚症状が鍵となる病気であり、周囲の理解も必要とされる。

<身体症状>
微熱、疲労感、倦怠感、手指のこわばり、手指の腫脹、関節痛、レイノー現象、寝汗、過敏性腸症候群、動悸、乾燥症状、呼吸困難、嚥下障害、間質性膀胱炎様症状、生理不順、月経困難症、体重変動、光線過敏症、寒暖不耐症、顎関節症、低血圧、各種アレルギー症状、僧帽弁逸脱症、かゆみなど、

<神経症状>
四肢のしびれ、手指のふるえ、めまい、耳鳴り、難聴、視力障害

<精神症状>
抑うつ症状、不安感、焦燥感、睡眠障害(過眠、不眠)、集中力低下、注意力低下、健忘、起床時の不快感

特発性間質肺炎

2020-05-11 |   ー病気を知るー
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特発性間質肺炎(とくはつせいかんしつはいえん)
 治療が難しいだけでなく、病気の説明をするのも難しい。肺の機能である酸素と二酸化炭素の交換を行う肺胞という所に炎症が起きる。一方で肺胞や血管を支える構造部分を間質と呼ぶ。この間質に炎症が起きたものが間質性肺炎と呼ばれる。間質性肺炎の中で、いろいろ調べても原因がはっきりわからないものを特発性間質性肺炎と呼ぶ。(指定難病85)

円錐角膜

2020-05-08 |   ー病気を知るー
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 円錐角膜とは、角膜の中央部分の厚みが薄くなり、角膜が前方へ円錐状に突出する病気。これにより角膜の歪み(乱視など)が生じるため視力が低下する。通常は両眼に発症するが、左右の眼で進行の程度に差があることが多い。思春期に発症することが多く、徐々に進行し30歳を過ぎる頃から進行が停止するとされているが、個人差があるため、30歳を超えて進行することもある。原因は今のところ不明、目をこする癖やアトピーのある人に多い傾向がある。

 角膜が前方へ突出することにより、角膜の歪み(乱視など)が生じ、視力が低下する。特に角膜の突出が強くなり、デスメ膜という角膜の内側にある薄い膜が破裂し、角膜内に水が溜まることで角膜が突然白く濁る「急性水腫」という病態になると、著しく視力が低下することがある。

クローン病

2020-05-08 |   ー病気を知るー
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 クローン病とは、口腔内、小腸、大腸など、消化管のいたるところに慢性的な炎症をきたす病気。潰瘍性大腸炎とならび、代表的な炎症性腸疾患の一つとして知られている。
 クローン病は、10歳代後半から20歳代の若年者に好発する病気で、発症年齢のピークは男性が20〜24歳、女性が15〜19歳といわれている。男性と女性の患者比は2:1で 、男性の方がかかりやすい病気。しかし、2017年現在、性差をきたす原因はわかっていない。

 日本における患者数は増加傾向にある。発症に至る詳細なメカニズムは現在(2017年)も研究段階にありが、もともと体に備わっている自然免疫系の異常反応によって炎症が引き起こされると考えられている。

髄膜炎(脳脊髄膜炎)

2020-05-08 |   ー病気を知るー
<検索>①
 「髄膜炎(ずいまくえん)とは、髄膜(脳および脊髄を覆う保護膜)に炎症が生じた状態である。 脳膜炎、脳脊髄膜炎ともいう。 炎症はウイルスや細菌をはじめとする微生物感染に起因し、薬品が原因となることもある。 髄膜炎は炎症部位と脳や脊髄との近接度合いによっては生命の危険があるため、救急疾患に分類される。」とある。

<検索>②
細菌性髄膜炎:代表的なものは頭痛、発熱、意識障害、首の硬直
結核性髄膜炎:頭痛、発熱、嘔吐、意識障害、物が二重に見える
真菌性髄膜炎:頭痛や発熱、嘔吐や首の硬直など他の髄膜炎と同様
ウイルス性髄膜炎:高熱や頭痛、嘔吐と首の硬直などが見られる
★ヘルペス脳炎:発熱、頭痛、嘔吐、首の硬直、意識障害(覚醒度の低下、幻覚・妄想など)、けいれん、記憶障害、言語障害、人格変化や異常行動などが認められる。

多発性硬化症

2020-05-07 |   ー病気を知るー
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 多発性硬化症は、局所性の炎症性脱髄病変が、部位を変え、時間を変えて繰り返し起こる病気です。脱髄の病変は、大脳、小脳、視神経、脳幹、脊髄など中枢神経の組織であればどこにでも起こる可能性があります。脱髄病変の起こった部位によって、異なる神経症状が認められます。初めて現れる症状としては、
・視力視野障害(物が見にくい)
・複視(物が二重に見える)
・感覚障害(しびれる)
・運動障害(力が入らない、動きにくい)
・歩行障害
・排尿障害
・構音障害(発声や発語が困難になる)などが挙げられます。