久しぶりに雨が降った。
梅雨時期に晴れ間が続くなんて方が珍しいのか。
雨がしとしと降るときに家の中で静かにいるのは結構すきだ。
ほんとうに静かにいるのだ。
音楽も何もかけず。
すると、あっわたしってここにひとりでいる。
口を閉じて目を開けてここにいるって感じるんだ。
言葉になってるのかなってないのか、よくわからないけど、想いは常に忙しなく頭の中を駆け巡る。
その想いを駆け巡らすことばかりしていると、ここがどこかも自分がどこにいるのかも曖昧になる。
雨の音が外からすると、あー外は雨。
自分は部屋の中、口は閉じ、音となるのは雨の音だけ。
そんなとき。
わたしここにいたか、と思う。
それはちょっとばかし落ち着いた気持ちになる。
どうやら少し眠いようだ。