「駿河丸」(134t)は、1月27~29日にかけて伊豆諸島海域の「大室出し」*でゴマサバのバイオテレメトリー調査を行いました。バイオテレメトリーは、試験魚に取付けた音波発信機(図をご覧ください)が発する音を、船に装備した水中マイクで聴音しながら追跡し、試験魚の自然状態での行動・生態を調べるものです。
今回の調査では、体長36cmのゴマサバについて約6時間、体長37cmのゴマサバについて約20時間、計26時間の追跡を行うことができました。この2尾は、何れも追跡直前に「大室出し」で釣獲したものです。調査時の感触ですが、夜間より日中の方が遊泳速度が速いこと、夜間は「大室出し」の浅い方に移動する傾向があることが窺えました。
2回目の調査を2月下旬に予定していて、海山周辺におけるサバ類の行動・生態について興味深い結果が得られれば、このブログでもお知らせしていきたいと考えています。
*「大室出し」(おおむろだし)⇒伊豆大島の南にある海山で、最浅部の水深は30m程度。有数のサバ漁場でもあり、これから春にかけてマサバの来遊も期待されます。
図 音波発信機(黄色の丸の中)を取付けたゴマサバ
音波発信機はピンガーとも言い、空中重量は5g程度
今回の調査では、体長36cmのゴマサバについて約6時間、体長37cmのゴマサバについて約20時間、計26時間の追跡を行うことができました。この2尾は、何れも追跡直前に「大室出し」で釣獲したものです。調査時の感触ですが、夜間より日中の方が遊泳速度が速いこと、夜間は「大室出し」の浅い方に移動する傾向があることが窺えました。
2回目の調査を2月下旬に予定していて、海山周辺におけるサバ類の行動・生態について興味深い結果が得られれば、このブログでもお知らせしていきたいと考えています。
*「大室出し」(おおむろだし)⇒伊豆大島の南にある海山で、最浅部の水深は30m程度。有数のサバ漁場でもあり、これから春にかけてマサバの来遊も期待されます。
図 音波発信機(黄色の丸の中)を取付けたゴマサバ
音波発信機はピンガーとも言い、空中重量は5g程度
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