当時の編集部はどこでもそうだと思うけど、プロモーションで地方に来る歌手や俳優に会えるという特典がある代わりに徹夜仕事はざら。夜は午前3時ごろに帰って翌日は朝10時に出社という生活をほぼ毎日続けていた(当時は“ブラック”なんて考え方はなかったけどね)。編集の仕事が好きだからこそできることで、家族にはつくづく迷惑をかけていたと思う。
そんななか、唯一やってて良かったと思ったのが、同郷の原田知世チャンと2ショット写真を撮れたこと。知世ちゃんはアイドル女優としては興味なかったけど、歌手として(それもアイドルを脱皮して、鈴木慶一なんかと組むようになってから)は大ファンだった。そんな彼女との写真は、最初はくっついて並ぶのがおこがましくて、2ショットとはいえ間が50cmぐらいあいていた。
次の機会は主演映画(「紙屋悦子の青春」)のインタビューをさせてもらって、インタビュー後に2ショット写真も撮ってもらったけど、一見くっついてるように見えて今度は前後に30cmぐらいあいていた。どうしてもその距離を踏み込むことができなかったのだ。
※知世ちゃんとの2ショット写真は、撮る時の許可は撮ったんだけど、掲載の許可はとってないので、写真の掲載はなし。
(つづく)
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