PIPES OF PEACE(1983 Paul McCartney)
もともと2枚組となるはずだった『TUG OF WAR』を、この『PIPES OF PEACE』との1枚ずつの“連作”としたため、ジョージ・マーティンを始めとする制作メンバーは『TUG OF WAR』とほぼ同じ。
そのせいかあらぬか、前作よりもちょっと小粒で散漫な気もするが、個々の曲は十二分に素晴らしいものもあり、個人的に . . . 本文を読む
機械のカラダを手に入れて、ようやく地球に戻ってきたので、今回も例によって入院中に読んだ本など。
前回ほど本好き、映画好きが来なかったので、今回はほとんどが病院からAmazonで購入。
せめてカバーの裏表紙でも見てればここまではずさなかったんだろうけど、やっぱネットショッピングは難しい。
【BOOK】
●項羽と劉邦 上・下(司馬遼太郎)
項羽と劉邦の話って、何でオレ知ってるんだろう? 本宮ひろしの . . . 本文を読む
TUG OF WAR(1982 Paul McCartney)
ジョンの死後、引きこもりと化していたポールが2年ぶりにリリースしたアルバムは、ビートルズ解散後のポールの迷いやわだかまりを全て払い落としたかのような1枚。
「これだ! これこそポール・マッカートニー! 僕らはこれを待っていたんだ!」と叫びたくなるような会心作だった。
最大の要因は、プロデューサー、ジョージ・マーティンの存在。
や . . . 本文を読む
McCARTNEY II(1980 Paul McCartney)1980年はポール逮捕のニュースで始まった。ウイングスのツアーで来日した際、成田の税関で大麻不法所持で逮捕され、日本公演はもちろん中止。当時はまだビートルズばっかりで、そこまでウイングスは気にしてなかったのだが、このニュースは衝撃だった(取り調べの模様はスネークマンショーのコントを参照のこと)。何せ、世界のポール・マッカートニーを日 . . . 本文を読む
BACK TO THE EGG(1979 Wings)
ビートルズはポールが“GET BACK”と言っても解散寸前までいったが、最後の力でラストアルバム『ABBEY ROAD』を作り上げた。
ウイングスでは“BACK TO THE EGG”と言ってメンバー補充までしたが、結局これがラストアルバムになってしまった。
一流アーティストを集めてロックのオーケストラをやろうという、誰もが考えそうだけ . . . 本文を読む
LONDON TOWN(1978 Wings)
制作途中でジミーとジョーが脱退、リンダが産休。そのせいかあらぬか、前作『WINGS AT THE SPEED OF SOUND』のような暴挙もなく、『BAND ON THE RUN』や『VENUS AND MARS』みたいなメジャーヒットするタイプじゃないけど、落ち着いていてなんともいい感じ。
ある意味、ここまでのウイングスのアルバムでいちばん . . . 本文を読む
オバマ新大統領の就任演説だなんだで、ワイドショーはどこもオバマ一色。
いかに弱体化してるとはいえ、日本にとっては腐ってもアメリカなんだなあ。
とは言ってもワイドショーなんで、政治云々よりもオバマ大統領のプライベートやら夫人のファッションやら、しまいにゃオバマ大統領に何メートル近づいたとか、つまらんネタばっかりだけど。
就任祝いの前夜祭みたいなのではスティービー・ワンダーなんかがライヴをやっていたが . . . 本文を読む
WINGS AT THE SPEED OF SOUND(1976 Wings)
あらら、『BAND ON THE RUN』、『VENUS AND MARS』のヒットで調子にのっちゃったか。
バンド色をさらに打ち出そうと、今回はメンバー全員がリードボーカルをとっている。
その結果がこれ。いい曲もあるのに、アルバムとしては地味で散漫。
あのね、ビートルズみたいなつもりでやったのかもしれないけど、 . . . 本文を読む
VENUS AND MARS(1975 Wings)
前作『BAND ON THE RUN』の勢いを受けて、今度はメンバーを補充し(ドラマーは途中でまたも入れ替わったが)、準備万端。認知は十分とみてバンド名をウイングスに戻して放ったアルバムはまたも大ヒット。
路線的には前作を踏襲した感じで、頭2曲で掴みをとるあたりはまさに『BAND ON THE RUN』的。
しかし、バンドとしてのトータリ . . . 本文を読む
BAND ON THE RUN(1973 Paul McCartney and Wings)
ポールファンも一般リスナーも評論家連も納得の、本人じゃないけど「どうだ!見たか!」と言いたくなるようなポールの完全復活作。
本人もそれがよっぽど嬉しかったのか、発表25年後にアニバーサリー盤ってのまで出している。
全体的にはそこまでのものかなという気もしないでもないが、冒頭2曲のインパクトがあまりに . . . 本文を読む
朝から学生服の連中がゾロゾロ歩いてるなあと思ったら、昨日からセンター試験だった。
オレラが受験の頃は、まだ「共通一次試験」と言ってたやつやね。ご苦労様です。
共通一次といえば、大学1年の英語(LL)の授業で、宿題をしてこずへらへらしてたら、先生から「キミたちは共通一次の申し子だ!」と訳の分からんことで怒られたことがある。
まあ、共通一次の弊害は当時からいろいろ言われていて、それが妙な変遷を経て今の . . . 本文を読む
地下鉄七隈線ってのは、部分開業だったんだ。
地下鉄がキャナルを通るという計画は、当初はなかったんだ。
昨日の西日本新聞によると、地下鉄七隈線の博多駅までの延伸ルートとして、キャナルを経由する“新”ルート案が有力になっているらしい。
ちなみに従来案は、渡辺通駅から分岐して住吉通方面から博多駅に向かうもの。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/71414
05 . . . 本文を読む
RED ROSE SPEEDWAY(1973 Paul McCartney & Wings)
出た~っっっ! ウイングス2作目にしてポール節全開!とまでは全然いかないが、あまりに趣味的すぎた1作目から比べたら、だいぶポップでだいぶマトモ。
さすがに前作が散々だったため、バンド名にポールの名前を入れさせられたり、2枚組にできるほどレコーディングしながら1枚に絞り込まされたりと、かなり注 . . . 本文を読む
アメリカがくしゃみをすれば日本がカゼをひく、
T●YOTAが咳をすれば日本は喘息になるというくらいの天下のTOY●TAだが、
巨大企業ながら先を見据えて手堅くやってるTOYOT▲ですら見込めなかったこの不況というのは、相当なもんなんだろうな。
しかし、この金融不況がなかったとしても、どのみち自動車メーカーは環境問題で岐路に立たされている。
CMなんかで「エコ替え」なんてのを打ち出してはいるが、所詮 . . . 本文を読む
WILD LIFE(1971 Wings)
いか~ん! またやってもうた(なんで関西弁やねん?)。
ソロ初アルバム『McCARTNEY』の失敗を、ウイングス初アルバムで繰り返してしまいよった。
だいたいポールはやれば一人で何でもできるのだが、根がバンド指向(松村なんとかいうオッサンの言うところの“バンド幻想”)が強くて、ビートルズというバンドに最後までこだわったのもポール。
最後の最後までビ . . . 本文を読む