青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

立山線、妖艶な夕日に暮れて。

2022年03月20日 17時00分00秒 | 富山地方鉄道

(半面光に茜差す@下段駅)

太陽は富山平野の西に傾き、水平線にどんどんと近付いていく。岩峅寺折り返しの17480形、第一次導入された大井町線組ではなく、田園都市線からやって来たサークルKの後期組。このKのマークって何だったんだっけ?確か半蔵門直通は出来ても東武は入線できないとか、なんかそんな意味のマークだったような・・・三面折妻の半面光、 淡い陰影を愛でる。どちらかと言えば、地鉄では被写体としてはノーセンキュー!みたいになっていた東急8590だけど、このカットで、地鉄の東急悪くないじゃん!って初めて思ったかもしれない。光線って大事だ。

富山平野の夕まづめ。 大地に呑まれ消えゆく光が、 振り絞るように劒を染めて。翳りと灯りのコントラスト。とろけるような紅色差すこの日最後の劒の姿。これと合わせるかぼちゃ京阪。ビビッドなボディも、妖艶な劒には流石に負けてしまうか。富山平野に陽が落ちると、辺りを冬らしい冴えた空気が一気に包む。広大な雪の平原も、夜の帳に沈んで行きます。

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