青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

三種三様の力作

2016年04月12日 22時06分52秒 | 相模鉄道

(アニバーサリー40年@鶴ヶ峰駅)

先週は土曜日に相模大塚で9000系の旧・現・新塗装の三種揃い踏み撮影会、日曜日にはいずみ野駅でいずみ野線開通40周年記念式典の挙行と相鉄はイベントずくめでしたね。地元民のくせにどちらにも参加していない不心得者(笑)ですが、いつものように電車に乗ってふと窓の外を見ると、おやおや7000系の先頭に何やらヘッドマークがついているじゃあーりませんか。と言う事で、家の帰りを遅らせてちょっこし鶴ヶ峰で撮影。7510編成が「いずみ野線開通40周年記念」のホームベース型の立派なヘッドマークを付けてやって来ました。


今回のヘッドマークは、現存する相鉄の一番の旧型車種である7000系8連の3編成にそれぞれ付けられているのですが、全部形も違えばデザインも違っていてすごくいい感じです。7000系の車体番号って前面貫通路に書かれてるから、隠れちゃう車体番号をちゃんとヘッドマークの中にデザインとして入れ込んでいるのも芸が細かいですなあ。「SINCE 1976」というのも昨日のエントリーから続くキーワード、いずみ野線も同期生だったことに気が付きます(笑)。


3本目の7712編成は西谷の駅で。現在神奈川東部方面線として横浜羽沢駅~日吉駅までの地下線が絶賛建設中の西谷駅。開通した暁には、羽沢から東海道貨物線に乗り入れて新宿方面、日吉から東急線に乗り入れて渋谷方面へと進路が開けることになり、大きく神奈川県中部の交通事情が変わります。どことも直通運転しないがゆえに、独自の思想と車両設計のままガラパゴス的に発展してきた相鉄も、おそらく乗り入れ車両はE233準拠の10000~11000系を増備して対応するのでしょう。そして、その頃にはこの7000系はいないんだろうなあ…変わっていく西谷の駅で撮った、変わらない相鉄顔。ヘッドマークで凛々しく決めた姿、かっこいいです。


しかしヘッドマーク3種類の作り込みを見るにつけ、最近の相鉄の鉄道に関する企画モノの本気度の高さに感心しますねえ。
どれも甲乙つけがたい、現業の人の熱意が伝わってくる力作ではないかと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする