青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

思い入れの多寡

2006年12月05日 22時52分51秒 | 日常

横浜・多村ソフトバンクへ 寺原と交換(スポニチ)


思い切ったトレードだな。
へんしうちょにメルしたら釣りだと思われてたらしいし。気持ちは分かる。

随分と安く多村は「売られた」と言う感じが強いです。万年和製大砲欠乏症のチームのファンとしては、「寺原で話が付くんだったら何でウチに先に声をかけなかったんだ」と言う気もするんですけどね。シンゴとコースケくらい出したんじゃないかと思うのだが。
いや、寺原もポテンシャルは相当高いと思うんです。いい時は全く打てないくらいのピッチングしますから。まだ若いですし。問題は些細な事で崩れる精神面のモロさだけだと思うんですけどね。快刀乱麻のピッチングが一個のフォアボールでガタガタ、と言うタイプなんで。

しかしながら、素質を開花させるまで10年かかった選手をあっさり放出するのって自分には理解できないし、3割で40本打てる選手を育てて作れるなら苦労はしない訳で…トレードやるなら横浜フロントが多村のプライオリティをもう少し高めに見積もった商売をしても良かったろうしねえ。いわく付きのスペ体質のみならず、自動車事故を起こしてしまったり、契約更改の強烈なゴネ将軍ぶりとかがフロントに相当嫌われていたんだろうな、と。なんか国策?と言う感じのニオイが。

FAでタダ逃げされるよりは取得間際に売っぱらう事も当たり前になって来て、選手が傲慢になると同時にプロ野球の経営者も結構好き放題やり始めた。カネと選手の行ったり来たり、それは経営判断で「どうぞご勝手に」なのかもしんないけど、ファンはそんな簡単に行ったり来たりは出来ないんですよね。

トレードに聖域なぞないのかもしれませんが…
この手の興行には「思い入れ」が重要な要素である事をご存知か。
コメント
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