おさびし日記

たのしい作文練習帳

慣れましょう。

2011-06-29 23:51:10 | Weblog
6月29日(水)

内田樹・成瀬雅春「身体で考える」(マキノ出版)を読む。
内田さんの文章はブログでも見られるのだけど、やっぱり、
紙で読んでなんぼやわ。と思う。
パソコン上で何か読むのは、苦手なのである。ニュースでも
何でも。
もたもたする。何かこう、するっと入ってこない。で、
緊張感も面白さも半減、って感じ。
などと言いながら、
自分もこんなところでもたもた綴ってるんですが。

それから、
池田清彦・養老孟司「ほんとうの復興」(新潮社)も読む。
帯に〈目の前にある現実は問題ではなく答えである。〉とある。
おお。
これは本文で養老さんが仰っていた。
目の前にあるのは答え。
なるほどー-。なので、答えようとして悩まなくてもええねん。
なんでその答えになったのかという問題を考えたらええねん。

たぶんそれは、復興とか、世の中の大きな事々についてだけ
じゃなく、個人的な小さなことや中ぐらいの事にも。たぶん。

ところで、
なんだか梅雨など明けてしまったかのように暑い。
冬、寒い寒いと泣く(怒る)自分に鑑みて、今日は夏を憎む人々の
気持ちになって「辛いだろうけど頑張ってね」と心で唱えてみたり
なんかした。

私はしかし、タイランドのようなこの暑さが、やっぱり好きだ。
去年のスリンみたいだ。スリン、何があるわけでもないのに、
何故か長居したくなる町であった。
あああの朝市の、あのカノムヂン、食べたい。甘甘アイスコーヒー
飲みたい。お寺の冷たい床に座りたい。
それから、スリン・サートーン・ホテル、テレビ付き180バーツの
部屋に帰りたい。天井のファンをぶんぶん回し、だだっ広いベッドに
寝転んでタイ放送のニュースと天気予報を見たい。
イサーンの気温は連日最高39度、最低37度ぐらいだった。
晩になっても下がれへん。
でも、
そんな気温でも、タイの暑さは大阪よりずっと過ごしやすい。それに、
タイの人びとは、暑い暑いと異常に騒いだり怒ったりしない。
そういうものなのだ、夏(乾期)は。

だから、ニッポン人も、夏の暑さはこういうもの、と潔く諦めて、というか
慣れて、粛々と過ごそうではありませんか。
慣れましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする