フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

maybe 10 years

2021-01-22 09:19:05 | Weblog
Ryuichi Sakamotoのことがイギリスの新聞に載ってた。bowel cancerと。日本の新聞には「直腸癌」て出てた。幸い手術は成功して療養してるとか。もうしばらくは音楽を作っていきたいと言ってたそうな。凄いね世界が心配してくれてるんだからと思うとともに制作意欲ってまさに生きる原動力なんだと思った。2014年にthroat cancerを患った時には「これほどつらい経験をしたことがない」と言ってたけどまた次の癌だなんて。もう癌と共に生きると覚悟してるんだろうか。新聞の締めくくりはThe cancer might come back in three years five years maybe ten years.となってた。このまま順調に回復すればいいね。

今日はランボーのように
砂漠の商人になってみたかった
ランボーと言っても
あのランボーじゃないよ
詩人のランボーだ
驢馬の馬車に揺られてさ
大事な荷物を運ぶ
後ろから
荷物を満載にした
中国のトラックが追い越していく
焦燥感や疲労感が
手綱を持つ手に伝わってくる
おれはここで何をしてるんだろうと
砂漠の乾いた風が
その思いを吹き飛ばしていく
口の中に残った砂を噛み捨てる
詩を捨て砂漠の商人となった男の
残された詩情を汲み取るように
汗が砂の上に落ちる
俺にも一編の詩が書けたらなぁ

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