フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

Barbizon & Fontainbleau Millet

2014-02-14 09:36:36 | Weblog
museum of fine arts, Boston ボストン美術館からミレーの作品を中心にバルビゾン派と呼ばれる画家たちの作品が高知に運ばれて「ミレー展」として高知の美術館で開催されているというのでバジルと見に行ってきました。ミレーの生誕200年を記念してとのことでちからはいってます。ミレーって絵が上手いのか下手なのか正直よくわからない。正面から見るとデッサンは割といい加減だったり。「絵上手くして尊からず」とでも言うのかルソーなんか写真のような絵を描いてとても上手いのだがミレーの方がより著名だからね。「羊飼いの娘」も手がデフォルメされているのか体はアンバランスと思ってたけどこれは計算されつくして描かれているのかと思うと巨匠と呼ばれる由縁を垣間見たような。そういえば、絵心のあるバジルが「わざとくずしている」と言ってたけど。宗教画に近いものをみると(「ルツとボアズ」ですか)たしかに上手い絵を描いているから「くずしたのかな」と思える。多分複数遠近法を駆使して綿密に計算されているのかもしれないが美術の基礎がないものにとっては「こんなんだったら描けそうだな」と単純にうれしくなってしまっていた。「オレのデッサンと変わらん」と同胞に会ったように見てたらバジルが「基本を覚えなきゃ」とブツブツ。わかる者にはわかるらしい。分からないオレとしては「アッ佐村河内さん」とミレーの自画像を見て言ったら隣のオバサンに睨まれた。反省。
西日本では高知だけの開催だって。これも不思議だね。そういえば高知名物「ミレービスケット」ってあるからね。
コメント
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