産地偽装

2012-01-04 | ビジネス業界
今朝のニュースに、魚沼産コシヒカリを無作為でDNA鑑定したところ、50%近くが他の米が混じっているか違うものであることが確認された、という話しがありました。(調査したのは新潟県)

水産物の輸入・原産地とパラレルに考えることはできないですが、これだけ厳密に海外のものは表示義務、報告義務があるのに・・と、考えてしまいます。
翻って考えると、産地表示は何のためか、という原点に戻ってきます。
そもそも、商品によって産地のもつ「意味」は違ってきます。

水産物の話ししかわかりませんが、参考に。
私のところに、よく、「原産地証明書をくれ」とか、「工場の加工証明書をくれ」という依頼が来ます。以前には無かったこと。
原産地証明書は、我々が通関を切る際、魚種によって、或いは特恵関税をとる場合などに必要とされていますので、基本的にお客様に提出する書類ではありません。(出せない、ということではなく) これが客先から求められたり、場合によっては、弊社の書式・押印で「証明書」を発行してくれ、ということもあります。
すべては「なにかあったときのため」という書類の要望のようです。

ベトナムで水産物を加工し日本に入れる際など、日本に再度入れるための書類をベトナムで作成してもらうため、生産者から流通業者、輸出者と各々の販売証明、請求書、納品書まで必要です。(もちろん売り値などは、黒塗りで消しています)
このあたりの仕組みは簡単には説明できませんので、ご興味あるかたは連絡くださいね。(最近、日本から勢いで輸出してトラぶっている方々を何件もお見かけしています。)


国内の商品流通の際、こういった産地は「国産ひとくくり」ではないはず。その際、産地が間違っていない、という担保はどのようにとっているのでしょうか。
私にはわからない世界ですが、これは今年、色々勉強してみたいと思っています。



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