映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

リトル・ニキータ

2016年01月21日 | 映画(ら行)
あなたの両親は敵国の潜入スパイだと告げられたら?



* * * * * * * * * *

リバー・フェニックスが見たくて見ました。
1988年作品。
ジェフ(リバー・フェニックス)は、カリフォルニア州で園芸店を営む両親と暮らす、ごく普通の高校生。
ある日、彼は空軍士官学校の入学願書を提出したのですが、
その両親の身元をチェックした担当官でありFBI捜査官でもあるロイ(シドニー・ポワチエ)が不審な点に気付きます。
なんと彼の両親はソ連からの潜伏スパイ(スリーパー)だったのです。
折しも、この頃、同じようにソ連から長期間スパイとして潜入していたと思われる人物が
次々に殺害されているのです。
この事件の犯人を捉えようとするKGB。
そしてFBIのロイ。
真実をロイに告げられたジェフは戸惑い、悩むのですが・・・。
さしあたってまず両親の命が危ない!!


リバー・フェニックス出演だから見られたというくらいで、
なんだか設定にあまり緊迫感が感じられず、
わかりにくいところもあって、イマイチでした。
そもそも二重スパイでどちらの側なのか自分でもよくわからなくなっていた殺人犯、
という設定がほんとうによくわからず、
何のために殺人を繰り返しているのかという説得力もなかった。
もっと、奥の方に何れかの国家的陰謀が隠されていたとかいうのならまだしも・・・。
ただ、さすがにリバー・フェニックス演じるところの少年像は
活き活きとしてかっこ良く、彼とロイのからみのところがオシャレで楽しめました。


“ニキータ”というのは本当はロシア人であるジェフの本当の名前だった、
ということなんですが、
この題名は本作のようなサスペンスとはちょっと結びつかないのも残念なところ。

リトル・ニキータ [DVD]
リヴァー・フェニックス,シドニー・ポワチエ,リチャード・ブラッドフォード
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


「リトル・ニキータ」
1988年/アメリカ
監督:リチャード・ベンジャミン
出演:シドニー・ポワチエ、リバー・フェニックス、リチャード・ジェンキンス、キャロライン・カバ、リチャード・ブラッドフォード
サスペンス度★★☆☆☆
リバー・フェニックスの魅力度★★★★☆
満足度★★.5


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