6日・7日と南大阪振興促進議員連盟の役員・幹事で、東京に行って各省庁へ要望活動を行って来ました。
6日
関空から、8時10分発の飛行機に乗って羽田空港へ行き、内閣府へ向かいました。
到着後、片山さつき大臣の所へ表敬訪問をして来ました。
約15分ほどでしたが、今回の政府要望について意見交換をさせて頂き、片山さつき大臣から「バックアップをさせて頂く」とエールを貰いました。
終わって直ぐに、第1衆議院会館第4会議室へ向かいました。
11時~12時までは、「関西国際空港を中心とした周辺整備について」を国土交通省へ要望しました。
私は、「第2ターミナルの新築と連絡橋(沈埋トンネル)について、昨年はLCCターミナルがあるので第2ターミナルは難しいと答弁されましたが、昨年の台風21号で空港島に取り残された方が2000名以上も居て大変だった、なので、連絡橋沈埋トンネルは、絶対に必要であるしG20でも関空を使わなかった国賓が居てるのは、陸の孤島になる可能性があるからでは無いのか、私が議長の時に石井国土交通大臣へも要望させて頂いたが、その時の大臣は年に4~5回ほどしか通行不可能にならないので費用対効果を考えると難しいと答弁されました。ですが、台風の事故で連絡橋が使えなくなり、大阪経済は低迷しました。想定外を作らないのが政治家の役目で、現実的に連絡橋が使えなくなったのを見た今、何もしないのは如何な物ですか、連絡橋の設置に伴い第2ターミナルの増設をして頂いて、関空をアジアのハブ空港に復活させることが急務である」と質問をさせて頂きました。
国土交通省からは、「昨年の台風では大変なご迷惑をお掛けしました。ですがコンセッションで関空エアポートに経営権を委ねているので多額な費用投資は難しい」と答弁が有ったので、再度私から「運営権を委ねてるだけで、多額の費用投資は別問題では無いか、元々関空を造る時に、中曽根総理や後藤田官房長官が私の叔父の家当時の大阪府漁連会長だった自宅へ何度も足を運んでお願いされて、協力をすることになりました。その時の条件は、第3滑走路まで作るでした。15年ほど前には現在の連絡橋の下で有あれば南ルートを作るより安くできると国土交通省は、調査をしているでしょなので再度、テーブルに乗せ直して欲しいと」と申し上げました。
その結果、「関空エアポートと協議をして参ります」と答弁されました。
お昼ご飯は、北村つねお参議院議員をお迎えして一緒に弁当を食べながら意見交換をさせて頂きました。
北村つねお先生から、「この度の選挙で全国を歩かせて頂き、様々な地域の課題を見る事が出来ました。大阪の皆さんともしっかりと意見交換をしながら協力をして行きたい国会議員が必要だと思って貰えるように努力する」と挨拶がありました。
その後の意見交換の中で「道州制及び市町村の合併については、どう思われますか」と北村先生に質問があり「ある程度の広域連携は、必要であるが自民党内でも道州制の議論は、全くされていない、逆に道州制を行う事が一極集中が進む可能性があり過疎化が進むまた、平成の大合併が行われたが成功したと言いきれないなので安易な合併は、危険でおおもとをしっかりと議論をしなければならない、国としては消費税・国土強靭化などが優先で、平成の合併のように交付税などの増額を検討する優先度はかなり低いのが現状です。」と言われていました。
13時~14時は、「泉州地域湾岸部の防災対策について」を国土交通省・総務省へ要望しました。
私からは、「防潮堤についての考え方は、高潮対策だけでなく津波についても考え無ければならない、南海トラフ地震が3連動で来たら、今の防潮堤はひとたまりもない東日本大震災で起きた津波では、小さな島に津波が当たって跳ね返って来てその津波で大きな被害がありました。これを考えると泉南市・阪南市・岬町はまさしく関空からの跳ね返りで被害が想定すれます。大阪府は大阪市内から貝塚市の1部までは、防潮堤の補強工事をするがそれ以上は必要無いと言われています。本当にそうでしょうか、お金と人の命を計りにかければ答えは、おのずと出て来ます。想定される対応をしっかりとお願いしたいと思います。」と申し上げました。
国土交通省からは、「再度大阪府に確認をして協議して参ります。」と答弁されました。
14時20分~15時30分は「IR整備に伴うギャンブル依存症対策について」を内閣府・厚生労働省・金融庁・消費者庁・内閣官房へ要望しました。
私からは、「昨年シンガホールへ後藤田代議士の紹介で視察へ行って来ました。依存症対策・防犯対策については、国を挙げて行っているので、カジノが解禁される前より全て少なくなったと言われてました。もし大阪でIRが出来るなら、そこの辺りもしっかりと対応をして欲しい、また依存症対策は、競馬・競輪・ボート特にパチンコは、かなりひどい現状です。そこの所も合わせて議論をして頂きたいと思います」と申し上げた所「事業者の選定は来年の1月になるので、それまでには有識者を交えて考えて行きたいと思います」と答弁されました。
再度私から「大阪では、事業者選定をする動きがあるので、止めるように伝えて下さい、我々自民党大阪府連ではIRについては賛成ですが、カジノについて反対してます。世界中を見渡せばカジノの無いIRも有ります。国が来年の1月だと言うてるのに大阪市は早々と動いているのは可笑しい、何か裏取引があるのかと勘ぐってしまいます。また、依存症対策にについても自助グループの皆さんと協力しながら進めて頂きたいと思います、必要とあらば予算措置をしてでも自助グループの皆さんの経験をお借りする方が良いと思っています」と要望をしました。
答弁では「自助グループの皆様とは意見交換をさせて頂いているので、そこら辺も考えています。その他についてもしっかりと協議をして参ります」と答えられていました。
15時40分~16時45分は「大型クルーズ船寄港に必要な港湾整備について」を国土交通省へ要望しました。
私から「大阪府港湾局から出された当初の案では、貝塚港・泉大津港・堺泉北港でした。そんな中、昨年と今年岡下昌平代議士みずから誘致活動をして船会社へお願いに行き実現しました。ここ最近では、貝塚港は海遊面積が狭いので難しいと港湾局が言い始めましたが、最近の船はスラスターが付いてるので問題はない筈です。むしろ水深を心配するなら貝塚港は一番安心です。ただ。防舷材や係船柱が小さく古いので、整備をするのに3億円ぐらいかかる可能性があるので、予算の関係で嫌がっているとしか思えません、なので国土交通省でしっかりと応援をして頂きたい」と要望をしました。
答弁では、「防舷材や係船柱について国の予算措置があるので、大丈夫だと思います。大阪府港湾局と協議して参ります。」と答えてくれました。
17時~17時50分は「大阪湾の現状回復と水産業の活性化について」を環境省・農林水産省・国土交通省へ要望しました。
私からは「当時の地元代議士、松浪健四郎先生と平成12年から要望をさせて頂いてます。これまで国土交通省や環境省・農林水産省へは、大臣・副大臣・政務官など様々な政務三役へ陳情もして来ました。三河湾や東京湾などは、当時から建設発生土を艇開バージなどを使って迅速に進めて来られましたが、大阪湾では各地の浚渫をした時だけ浚渫土を入れてるので20年近く経っても埋まった穴は3個で現在4個目が数年かけて埋められるような状況です。20年前にすべてを埋めるのに50年ほどかかると言われましたが、これからの30年ではこのスピードなら絶対に無理です。大阪湾の漁獲高が減り貝毒が毎年発生するので、迅速な対応をお願いしたい、これからの大阪は万博こが来ます。その時には地下鉄の延伸があるので、シールドから出て来る発生土を使って埋めて欲しいと思います。シールドの発生土は、中之島新線の時に関空の埋立にも使った実績があるので大丈夫です。」と要望した所答弁では「おっしゃるように三河湾などは、バージ船を使って建設発生土で埋めてます。大阪湾もそのように出きるよう近畿地方整備局に申します。また、地下鉄の延伸工事での発生土については参考にさせて頂きます」と答えてくれました。
初日の活動は、これで終了してホテルに荷物を置いてから中華料理を食べながら懇親会を行いました。
ここには、谷川とむ代議士と太田房江・松川るい参議院議員もさ参加してくれ、韓国問題などレクチャーして貰いました。
7日
9時30分~10時30分まで「教育無償化について」を内閣府・文部科学省からレクチャーを受けました。
私からの質問は「教育無償化とは国の都合で、市町村負担が増えるだけでは無いか、事務費についての予算措置は、当初の2年だけですし、私立の子ども園・幼稚園に対しては、国50%都道府県25%市町村25%となっているのに、公立の子ども園では、市町村100%になっています。無償化をした守口市ではもともと待機児童は、居なかったのに無償になったとたん待機児童がふえました。その辺りをどうお考えですか」
答弁では、「消費税の増税分で足りない分は、交付税処置を考えています。」と答弁されました。なので再質問させて頂き「交付税処置については、簡単に信用が出来ない、お金に名前がついて無いので、総額で出されると足りない場合どこかを削らなければならなくなる、以前なら特別地方交付税という手段もありましたが、近年は災害も多く基金を持っている市町村へは減額が続いてます。なので、しっかりと対応を進めて基礎自治体に説明して欲しいと思います。」と要望しました。
11時~12時は、「虐待防止法について」を厚生労働省からレクチャーを受けました。
ここでは、時間の関係上、質問が出来ませんでしたが、課題は解ったので、担当課と協議します。
13時30分~15時は「働き方改革について」を厚生労働省からレクチャーを受けました。
私からは、「働き方改革については、中小・小規模事業者の経営を考えて政策を進めて欲しい、経営改善を考えて国民金融公庫などへ融資のお願いに行っても昔なら減額措置をしてでも降りてましたが、ここ数年は満額か0のどちらかになってます。なので厚生労働省の責任では有りませんが、国の制度として進めてるので、財務省などにもその辺の働きかけをして欲しい、そして会社あっての働き方改革なので、小規模事業者を虐めるようなやり方はせずしっかりと常に公正公平であるように労働基準局にも指導して欲しい」と要望しました。
担当者からは「先生んらの質問を参考として今後の対応に役立てて参ります。」と答弁されていました。
2日間、びっしりと勉強をして来たので、貝塚市でも生かせるように頑張ります。
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