小さな幸せ

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「愛の法則」第4章

2007-08-25 22:13:20 | 読書

日々草(にちにちそう)キョウチクトウ科

 

 

炎天下で咲き続けるたくましさは、原種譲り。

ふるさとのマダガスカル南部では、強烈な日差しと乾燥、潮風にも耐えて茂る。
だが、牛はきらって食べないうえ、小児白血病の薬用栽培も価格暴落で放置され、いわば雑草化。

一方、園芸的には、ここ十年の種間雑種による改良で多彩になった。

花おりおりより

 

昨夜は、今年最初で最後(?)のビアガーデン。

峠を越えそうで越えないこの暑さ。
ビアガーデンは花金ということもあって、大入り満員。
職場で行くとどうしても気を使ってしまうのですが、気のあう友達との飲み会は本当に楽しい。

 

さて、今日は米原万里さんの「愛の法則」の第4章

2002年4月 神奈川新聞社神奈川地域社会事業賞受賞記念講演

「通訳と翻訳の違い」

彼女は、小学校3年のとき、チェコスロバキアのプラハに父親の仕事の関係で移住しました。

この中で面白いなと思った箇所がありました。

一部抜粋

小学校3年生までいたから覚えていますが、日本では

「はい、なになに君。そこ読んでください」。

大体一段落読むと、

「はい。よくできました。じゃ、なになにさん、次の段落を読んでください」。
「はい、よくできました」
というふうに進めます。

けれども、ソヴィエト学校の国語の時間は、一段落を声に出して読みますね。

そして読み終わったら

「はい、今読んだ内容を自分の言葉で要約しなさい」
と言われるのです。

純粋に音だけ、文字だけを追って読むことは、ある意味では内容を把握していなくてもできるんです。

ところが、読み終わった後にすぐに内容をかいつまんで言わなくてはいけないとなると、ものすごく攻撃的で立体的な読書になっていくわけです。

 

こういう授業を徹底的にやらされた万里さん。

単語ごとに拾って暗記したり、あるいは文法という骸骨の部分だけを頭にいれるということを、生きた言葉を無関係にいくらしても意味はないし魅力もないと書かれていました。

7年に一度のサミット。
日本でも7年に一度、開催されますね。
2000年の沖縄サミットはまだ記憶にあります。
その7年前は東京サミット。
来年は北海道洞爺湖サミット。

ここで活躍するのが同時通訳。
6つの言語を使います。

日本語を使うのは日本。
英語を使うのはアメリカ、イギリス、カナダ。
フランス語を使うのはフランスとカナダ。
ドイツ語を使うのはドイツ。
イタリア語を使うのはイタリア。
ロシア語を使うのはロシア。

でね、例えば、フランスの大統領が発言すると、直接、英語、ロシア語、イタリア語、ドイツ語に翻訳されるんですって。

でも、日本語だけは、いったん英語に訳されて、その英語から日本語に訳されるんだそうです。

じゃあ、沖縄サミットの時は森さんが首相だったので、森さんが、日本語で話すと、どうなると思います。

森さんのしゃべった日本語が直接通訳されるのは英語だけなんですね。

フランス語にも、ドイツ語にも、イタリア語にもロシア語にも、英語を経由して訳されるんですって。

万里さんは、日本だけこの英語経由のフィルターにかかったことを異常な事態とも思わなかったことこそ、異常だと書かれています。

来年の北海道洞爺湖サミットの時、そういうところも注意してみると勉強になるかもしれませんね。

 

さてさて、万里さん、今頃、天国語を同時通訳して、大いに盛り上がっているのではないでしょうか。

でも、まだまだ面白い本を沢山書いて欲しかったです。

 

今日の私の小さな幸せ

昨夜は尾形選手のヒーローインタビューにもらい泣きしたのですが、今夜は嫌な負け方・・・・。

明日は、明日は勝ってね!!

上位チームを負かしてなんぼの、下位チームなんだから。

 

 

コメント (18)
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