小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

あんの信じる者

2022-08-22 10:16:55 | 読書

 

 

柴田よしき著

お勝手のあんシリーズ第6弾

「あんの信じるもの」

 

表紙のやすがすっかりお姉さんになっています

お年頃です

 

台風の被害で紅屋も立て直し

その間、煮売りやでお手伝い

が前の「あんの夢」でした

 

すっかり新しくなった紅屋に戻ったところから始まります

今まで以上に広く使い勝手のいい台所

やすにも自分用の部屋まで作ってもらい

従業員用の内湯まで

紅屋の懐の広さが感じられます

 

そんな中、新しくとめ吉ちゃんという小僧さんが入り

やすは彼の教育担当者になります

このとめ吉ちゃんが素直で真面目でいい子で本当に良かった

やすはこの子に一生懸命に色々教えていきます

ふたりとも健気だわ~

 

新しい時代を迎えようとしている

やすが今まで出会っている「姫」は後の天璋院

夢を持てと教えてくれた歳三さんは土方歳三

やすのことが大好きな天文学者も後に有名な方に

と歴史上の人物が次々に出てきます

 

これはこれで、ああ、あの人のことだなと想像しながら読める楽しさもあります

 

今回は、次に繋がる伏線が張りめぐらされての終了

 

次回が待ち遠しい

男性でも楽しめる一冊ですよ~

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狐花火

2022-08-19 18:09:17 | 読書

 

 

今村翔吾著

羽州ぼろ鳶組

「狐花火」

 

羽州ぼろ鳶組シリーズ第7弾

 

今回も勿論文句なく面白かったです

 

今年春から新たな幕府の取り決めが

武家火消し、町火消の頭取が一同に集まり新人火消しを発掘するという

「鳶市」

まあ、ドラフト会議のようなもの

今回は316人の志願者

走りの試技

梯子上がり

 

この中で、ずば抜けて目立っていたのが慎太郎

どれも全くダメダメな藍助

 

ぼろ鳶源吾頭取は一体誰を指名するのか

 

この二人、物語の最後に重要人物で再登場します

 

そして、物語は1弾「火喰鶏」で出てきた

明和の大火の下手人秀助と同じ手口の火事が起こります

 

死んだはずの秀助は生きていたのか?

 

とまあ、今回も命をかけた男たちの活躍で胸が躍りました

 

本当に面白いですよ

お勧めです

 

近頃、朝日新聞で今村翔吾さんの

「人よ、花よ、」

という物語の連載がスタートしました

こちらも毎朝楽しみです

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菜の花の道

2022-08-11 20:44:36 | 読書

 

 

藤原緋沙子著

「菜の花の道」

 

千成屋お吟シリーズ

「ほたる茶屋」

に続く第2弾

 

2年ぶりに出ました

 

日本橋でよろず相談を引き受けている女将お吟

お吟の手足となって働く千次郎と興之助

この二人はお吟の岡っ引きだった亡き父の手下

 

そして何と言っても心強い存在は

今は隠居した元北町同心の平右衛門

 

勧善懲悪

肩ひじ張らずに楽しく読める時代小説です

 

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花を呑む

2022-08-08 13:27:54 | 読書

 

あさのあつこ著

弥勒シリーズ第7弾  「花を呑む」

 

弥勒の月

夜叉桜

木練柿

東雲の途

冬天の昴

地に巣くう

と、順調に読み進んでいたのですが

新刊本等を手に取り、すっかり止まっていました

 

久しぶりの、同心木暮信次郎、岡っ引き伊佐治、商人遠野屋清之介

やっぱり文句なしに面白い。

3人のキャラ立ちが凄いので、間を置いてもすぐに入り込めました

彼らを取り巻く伊佐治の家族、清之介の店で働く人、商売仲間、信次郎の想い人(?)お仙さん

と、どの人も魅力的です

 

今回は、死人の口の中に深紅の牡丹の花が幾つも突っ込まれていた

そして幽霊が・・・

 

その事件の時、信次郎は寝込んでいて現場に行けなくてすこぶる機嫌が悪い

難解な事件であればあるほどその能力を遺憾なく発揮する信次郎なだけに

そのとばっちりをくうのが伊佐治

今回は伊佐治の息子の嫁おけいがまたしても事件に関わってしまいます

 

そして血生臭い事件には清之介がもれなくついてきます

そこでニヤリとする信次郎

 

この二人の間の緩衝材、伊佐治

 

このシリーズも伊佐治は本当に忙しい

 

 

清之介さんフアンの私も一度でいいから

遠野屋清之介のお店に行ってみたい!!

 

あさのあつこさんの本を読んでいると思います

あさのさんの語彙力が物凄く豊かだなあと

これでもかこれでもかと知らない日本語が出てきます

頭の中に丸々語彙辞典が収まっているんですね、きっと

 

は~こんな言葉があるんだと、新しい発見がとても楽しみでもあります

 

10作目が昨年出ています

急ぎ追いつかなくては

 

是非お勧めのシリーズです

 

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花散る里の病棟

2022-08-06 21:21:44 | 読書

 

 

帚木蓬生著

「花散る里の病棟」

 

知り合いに勧められた一冊

帚木さん初めて読みました

 

源氏物語第2帖 「帚木」 + 第15帖 「蓬生」からのペンネームです

1947年福岡県生まれ

東大 仏文科卒業

九大 医学部に進み、今も現役の精神科医

作家と医者の2投流です

 

この「花散る里の病棟」は10年かけて書き上げ、今年4月27日に刊行

大正から令和まで、4代にわたる医者のお話

大正時代に寄生虫退治で名を挙げた野北保造が初代

2代目 宏一は軍医となり、フィリピン戦線で過酷な医療を体験

3代目 高齢者の居場所を模索する医者

4代目 今、コロナと戦っている若き医者

 

どの時代でも医者という仕事の過酷さをひしひしと感じさせる作品です

特に2代目の戦時下の体験は、胸が痛くなりました

これがそんなに昔の話ではないのですね

所々に、俳句がはさまれていて、ひりつく気持ちを癒してくれます

 

時代が行ったり来たりするので、前のページを読み返したりしながら読み進みました

この本、読んで良かったと思いました

 

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向かうところ敵ばかり

2022-08-03 10:50:08 | 小さな気付き

暑いです!

今年の夏は、コロナ、熱中症と迎え撃つ敵の何と多いことか

職域で感染者が出たという言葉が飛び交い

そのたびにハラハラさせられ

いつまで続くのか?

熱中症にも細心の注意を払わなければならないし

 

何の憂いもなく暮らせる日は一体いつ来るのでしょうかね~

 

などと愚痴ってもはじまらない

 

こんな日々の中で私の癒しは庭の花たち

スーパーベル(ダブルブルー)

 

スーパーチュニア(サクラフロート)

 

昨年、90円位で買ったサフィニア

 

 

お店で廃棄処分寸前だったのを100円で購入(ふわリッチ)

 

 

ニチニチソウ

 

 

友達にいただいたペンタス

 

水やりと花柄摘みが毎日の仕事

可愛がれば可愛がるだけ応えてくれるのが嬉しい

でも時々可愛がり過ぎて駄目にしてしまうことも

 

殆どの花が4月から5月に買ってきて植えたのですが

梅雨も短かったせいか無事に乗り越え

この暑さの中でもなんのその

 

葉先にしか花芽がつかないので思い切って刈り込んだらいいのですが

せっかくついている花芽が惜しくてできない

貧乏性?

 

飲む点滴、甘酒を飲んで今日も頑張ります

 

コメント (2)
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