あったかいんですね。
また、思い出したように、むくげが2つ咲きました。
毎日、ぼ~と過ごしています。
これじゃあいけない。かわらなくっちゃ!
何か始めなくては!
秋の文化教室で何か勉強しよう!
好きなものじゃないと続かないし、仕事の関係もあるし・・・。
消去法でいったら、最後に残ったのが文章講座。
10月から、週一で通うことにしました。
これが、毎週、テーマを与えられて、1000字の作文の宿題がでます。
翌週、先生の添削された原稿用紙がかえってきます。
今日はその文章教室の日。
ちょこっとだけほめられました。
すごく嬉しかったので、その作文をここで・・・。
1000字で長いし、つまらんかもしれんよ。
でも読んでくれると嬉しいな~!!!
いきま~す。あ、ちなみテーマは「自転車」
自転車とラブレター
「今日、お昼休みに廊下ですれ違いました。私に気付いてくれたでしょうか・・・・」
これは私の書いたラブレターです。
私の高校までの通学は自転車でした。
行きは、30分。
ぎりぎりに家を出るので、一心不乱にペダルをこぎます。
問題は帰り。上り坂ということもあり、優に50分はかかります。
自転車をこぎながら、色んなことを考えます。
思春期の女の子のことです。
想うはあこがれの君。
出す勇気もない手紙を頭の中の便箋に書き連ねます。
「あなたの笑顔、とってもさわやかです」だの
「あなたのグランドを走る姿が素敵です」だの。
最後に
「そんなあなたが好きです」というシメがくる頃には、家の灯りがすぐそこに見えています。
暑い日も寒い日も、帰りの自転車の上でのラブレターの推敲は続きます。
ひょうたんから駒。願えば叶うといいます。
私は、このあこがれの君とつきあうことになったのです。
出せないでいた手紙も、ちゃんと可愛らしい便箋に書かれるようになりました。
便箋とおそろいの封筒が、毎日、毎日、彼のくつ箱や彼の家の郵便受けに届きます。
月日は流れ、私の通学手段が自転車からバスに変わりました。
バスでは友達と一緒だったので、おしゃべりに夢中。
手紙の下書きをすることもなく、いつしか手紙も出さなくなっていました。
それが原因というわけでもないのですが、彼とのおつきあいもフェードアウト・・・・。
その後、就職、結婚、子育て。
ずっと手紙さえ書くことのない日々を過ごしてきました。
ある日、幼なじみから季節の便りが届きました。
久しく眠っていたものがパチッと目覚めました。
また手紙を書き始めたのです。
推敲する場所が、自転車の上から、台所の流しの前に変わりはしましたが。
子供の頃は文章を書くのは苦手。
作文でほめられたこともありません。
感想文で賞をとったこともありません。
今、文章を書くことが好きと思えるのも、あの自転車通学の間、退屈しのぎに書いていたラブレターのおかげかも?
先日、あこがれの君だった彼のお母さんが
「うちの息子に手紙を沢山くれた女の子は今どうしてるかしら」
と言っていたと人伝えに聞きました。
「はい、元気にしております。
あなたの息子さんのおかげで、文章好きなおばさんになっています」
あの彼も今は、一家の大黒柱として頑張っているそうです。
長い文章、最後までおつきあいくださってありがとうございました。
おそまつさまでした。
今日の私の小さな幸せ
CDのギフト券、サプライズなプレゼント!
本日、発売、一青 窈のベストアルバム買っちゃいました。
ありがとうね~。