小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

俺たちの箱根駅伝 上・下

2024-11-03 22:18:52 | 読書

 

 

池井戸潤著

「俺たちの箱根駅伝」

 

一気読みしました

 

もう、面白かったですね

 

毎年お正月、2日と3日に見ている箱根駅伝が

こんなに沢山の方が放送に携わっていたのかと驚きました

 

本の概要

池井戸潤の最新長編の舞台は、

「東京箱根往復大学駅伝競走」

通称箱根駅伝。

若人たちの熱き戦いが、いま始まる!

 

古豪・明誠学院大学陸上競技部。

箱根駅伝で連覇したこともある名門の名も、今は昔。

本選出場を2年連続で逃がしたチーム、

そして卒業を控えた主将・青葉隼人にとって、

10月の予選会が箱根へのラストチャンスだ。

故障を克服し、渾身の走りを見せる隼人に襲い掛かるのは、「箱根の魔物」・・・・。

隼人は、明誠学院大学は、箱根路を走ることができるのか?

 

一方、「箱根駅伝」中継を担う大日テレビ・スポーツ局。

プロデューサーの徳重は、編成局長の黒岩から降ってきた難題に

頭を抱えていた。

「不可能」と言われた箱根中継を成功させた伝説の男から、

現在にまで伝わるテレビマンの苦悩と奮闘を描く。

 

下巻は

 

結局は本選で箱根を走れなかった隼人は

関東学生連合チームのメンバーに選ばれ走ることになります

一緒の飯を食べてないみんなをまとめなければいけない隼人

しかし、甲斐新監督の下でこのチームをまとめあげます

 

甲斐新監督を選んだ元監督諸矢が

アンカーで走る隼人に心の中でつぶやきます

 

隼人。これがお前の本当の実力だ。

お前は優しすぎた。

仲間に気を遣い、後輩に気を遣い、OBたちに気を遣い、

俺にまで気を遣う。

自分のことはいつも二の次で、チームのことばかり考えてきた。

だけどな隼人。

お前はアスリートなんだから、自分のことを優先すれば良かったんだ。

お前がもっと我が儘だったなら、もっと強い選手になれたはずだ。

しかし、隼人。

俺は 俺は。

そのとき、諸矢の頬を一筋の涙が流れた。

お前のことが大好きだ。

青葉隼人という男が大好きだ。

 

 

もう、書いてても涙が出てきます

こんなシーンが随所にでてきて、もう泣ける泣ける

 

今日も、全日本大学駅伝やってましたね

いつもと違う目線で中継を見ていました

バイクのカメラ

CMに切り替わるタイミング

選手のプロフィール等

 

秋の夜長、お勧めの本です

 

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帰ってきた「本所おけら長屋」

2024-10-24 20:29:08 | 読書

 

畠山健二著

「新 本所おけら長屋」1

 

ジャンジャジャ~ン

新装開店していました

 

やっとやっと図書館の順番が回ってきました

 

あれから三年

本所亀沢町おけら長屋に、

万造とお満が帰ってきた!

酒屋奉公人の松吉との再会を喜ぶ間もなく、

左官の八五郎、浪人の鉄斎、お染ら馴染みの面々を

騒動に巻き込んでゆく。

盗賊が狙う薬種問屋を守る「まんてん」、

えせ宗教からの足抜けを画策する「みかえり」、

訳あり上意討ちの謎に迫る「にたもの」の三篇収録。

笑いと涙の大人気時代小説、第二幕開始!

 

長屋の面々と同じくらいに待ちに待っていました

万造とお満さんが長崎から帰ってくるのを!

戻ってきた万造と松吉は

新商売「なんでも屋」を始めました

まあ、二人とも奥さんがしっかり働いてくれてますからね

趣味みたいなおせっかいを仕事にできます

この万松の長所というか特技は

人の懐にするりとはいりこめること

今回も特技を生かして活躍します

 

結構前の話しが出てくるので復習が必要です

 

 

でも、やっぱりいいな~おけら長屋のみんな

 

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重力ピエロ

2024-09-23 21:07:33 | 読書

絶対に優勝すると思ってたのに

思ってたのに・・・

 

やっぱり絶対ということはないのですね~

 

大分ではジャイアンツとソフトバンクのファンが圧倒的に多いんですね

だから私みたいにカープファンと言うと

どうして?

とか

へ~珍しいね~

と、必ず言われます

 

職域でも、近頃ジャイアンツファンの人からニヤニヤされます

言わんとすることはわかってますって・・・

 

本当にこう負けが混むととっても不機嫌

 

若いころ、職場で

「今日は仕事ミスは絶対できないよ、贔屓のチームが負けて

すっごく機嫌が悪いからね」

上司の顔色を見て、コソコソとヒソヒソ話していたのを思い出します

わかるわ~今となっては

 

 

まだ、3位以内には入ってくれることを期待してと

 

さあ、読書の秋到来です

 

はじめての作家さんに挑戦

伊坂幸太郎著

「重力ピエロ」

2003年発行です

図書館の本もセピア色がかっています

 

春が二階から落ちてきた。

から始まり、

春が二階から落ちてきた。

で終わります。

 

内容は暗いはずなのに暗さを感じさせない文章

不思議な感覚です

爽やかなんです、語り口が

ミステリーというより家族小説

文中に色んな本の引用があります

あ、それ読んだ読んだ

って思ったり

映画のセリフが出てきたりして

それが結構楽しめました

 

他のも読んでみようかな

 

なんて、書いていたらソフトバンクが優勝してました

あの人もこの人も喜んでるだろうな~

あ~あ、今日も負けたし・・・

トホホ

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時代小説アンソロジー

2024-09-01 16:18:09 | 読書

 

 

いくつになっても

江戸の粋

 

時代小説アンソロジー

細谷正充編

 

青山文平 三筋界隈

永井紗耶子 つはものの女

泉ゆたか いくばくも

志川節子 ひと夏

坂井希久子 ほおずき長屋のお豪

浅田次郎 五郎治殿御始末

 

表紙裏より

 

現代よりだいぶ早くに隠居し、余生を生きた江戸の人々。

悠々と生きる者、ひと癖ある知恵者、嫌われ者、虐げられた者。

己の場で、江戸のお年寄りたちが魅せる命と心の輝き。

そして次の世代に伝えてゆく、自らの意気と生き様とは。

名手たちによる短編3編と、書下ろし短編3篇を収録。

笑えて、泣けて。

年を取るのも悪くないと思えてくる。

傑作ばかりの時代小説アンソロジー。

 

アンソロジー、好きな作家さんの名前があると借りてきます

でも好きな作家さんだから大概、

あ~これ読んだなあ~ということが多い

 

今回は

永井さん、志川さん、坂井さんの名前を見て

ワクワクしながら読みました

 

永井さんのだけは、「大奥づとめ」で読んでいました

でも、やっぱり面白い

後、志川さん、坂井さんは書下ろしだったので楽しめました

 

泉さんもよかった~

でもやっぱり浅田次郎さんはとびっきりですね

 

孫に語りかける含蓄のある言葉

これ、私も肝に銘じようと思います

 

人にはそれぞれの苦労があり、誰に語ったところで

わかってもらえるものではないからの。

それにな、苦労は忘れてゆかねばならぬ。

頭が忘れ、体が覚えておればよい。

苦労人とは、そういう人のことだよ。

語ればいつまでも忘られぬ。

語らねば忘れてしまう。

だからつまらぬ苦労話をしてはならぬ。

 

ぜひお勧めです

一読あれ

 

台風が来たので、少しは涼しくなったかと思えば

日中の暑さは半端ない

でも、今朝も歩いたのですが、とても気持ちよく爽やかでした

 

気持がいいと言えば

カープ昨日又首位に返り咲きました

赤忍者2号矢野選手がホームラン!!!

この前のエラーも薬にしてます

彼のガッツあふれるプレーと

それを喜ぶ新井監督

一度で二度おいしいおふたり

 

さあ、今日も頑張って応援するからね~

 

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八月の御所グラウンド

2024-08-22 16:46:38 | 読書

 

八月の御所グラウンド

 

万城目(まきめ)学 著

 

この季節に読むのにはぴったりの作品

 

第170回直木賞受賞作品です

 

目次は

12月の都大路上下(カケ)ル

こちらは女子全国高校駅伝のお話です

八月の御所グラウンド

こちらは謎の草野球大会の話し

 

どちらも話の途中から非日常な現象が出てきます

そういうお話は苦手なんですけれど

この万城目さんの2編はすんなりと入ってきました

 

直木賞初候補から16年半

受賞記者会見でこんなことをお話されていました

 

投げたら勝手にスライダーになる

 

これは万城目さんの表現で

日常にふわっと入り込む非日常が本当に上手いと

選考委員の林真理子さんの選評に対して

 

インタビューアーが、なぜ非日常がはいってくるのかという質問に

 

そこはもう癖といいますか、

勝手に投げたらスライダーになってしまうみたいな

普通にストレート投げたら賞をもらえないこともないとアドバイスを

されることもあったらしいのですが

どうしてもスライダーが入ってきちゃうらしい

 

皆さんももしよかったら

このスライダーの入ってくる文章を読んでみてください

あ~ここからスライダーだなってわかります

 

 

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新 本所おけら長屋 1

2024-06-20 16:12:39 | 読書

♪い~までは指輪も まわるほど

やせてやつれた おまえのうわさ

くちなしの花の 花のかおりが

旅路のはてまで ついてくる

くちなしの白い花

おまえのような 花だった

 

くちなしの花が玄関先で綺麗に咲いています

今日の雨に濡れて尚更香りが漂っています

 

さてさて、私の大好きな

本所おけら長屋が

「新 本所おけら長屋」

で新章、開幕しました

 

 

おけら長屋に万造さんとお満さんが長崎から帰ってきたそうですよ

どんな夫婦になってるんですかね

興味津々です

 

私は、又図書館で借りて読むので

再会できるのは数か月先ですけどね

 

一足先に読まれた方感想ブログにアップしてくださいね

 

 

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遅ればせのVIVANT

2024-01-30 20:56:00 | 読書

 

 

テレビで話題になったVIVANT

 

テレビは見なかったのですが

結構話題になったので

ちょっと本を読んでみるか

と図書館に行くとすぐに借りられました

上・下

 

今、下を読んでいるところです

 

とっても面白い

これは誰がやったのだろうかと

ネットで確認してみる

 

あ~なるほど

 

警察犬に追われて匂いを消すために糞尿にまみれるシーン

これはカットされたのだろうか?

砂漠でラクダに揺られて進むシーンは?

 

再放送されないだろうか

と思うけど、やはり原作を読んで映像は少しがっかりすることが多いから

まあ、いいか

 

漫画家の方が亡くなりましたね

う~ん、お気の毒です

 

日曜日は大忙しでした

 

女子マラソン

卓球

大相撲

もうどれも手に汗握りテレビの前で興奮しまくりでした

 

もう少しブログも更新しないとな~と自分に言い聞かせています

 

さあ、今から続き読みま~す

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青瓜不動

2024-01-12 15:18:42 | 読書

 

 

宮部みゆき著

「青瓜不動」

三島屋変調百物語九之続

 

行く当てのない女達のために土から生まれた不動明王。

悲劇に見舞われた少女の執念が生んだ家族を守る人形。

描きたいものを自在に描ける不思議な筆。

そして、人ならざる者たちの里で育った者が語る物語。

恐ろしくも暖かい百物語に心を動かされ、

富次郎は決意を固める。

 

 

図書館に予約して半年余り

やっと順番が回ってきました

 

待ったかいがありました

やはり宮部さんの小説は面白いです

私の中で面白いか面白くないかは

一気読みするか、そうではないか

です

 

まあ、みんなそうですよね

 

摩訶不思議なできごとを

神田三島町にある袋物屋の「黒白の間」で一人語りしてもらいます

聞き手は、富次郎

三島屋の次男坊

 

「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」

語り手は語って、思い出の荷を下ろし、

聞き手は、受け取った荷を黒白の間の限りに収めて二度と口にしない

 

 

ここで語られる話は、そんなに気持ちのいいお気楽な話はない

聴く方にも胆力がいります

 

話すより聞く方が絶対難しいと常々思います

 

私の周りにとても聞き上手な人がお二人います

共通点は、聞いてもそのことについて自分の意見を言いません

相槌は打ってくれるのですが

 

どう思う?

と聞けばそれなりに話してはくれるのですが

その話を私の耳はスルーすることが多い

 

聞いてもらったことで気持ちが落ち着いてしまうんですね

 

これが自分が聞き役に回った時が難しい

どうしても途中で遮って自分の考えを言ったり

自分の経験を話し始めてしまう

 

この本を読んだ時点で

今年の新年の覚悟は決まりました

 

人の話しは、最後までしっかり聞く

聞かれるまで自分の意見は差し控える

 

ああ、果たして12月31日の夜

除夜の鐘を聞きながら

あ~成長したな~って思えるかどうか

そもそも、その頃には新年の覚悟がなんだったかも覚えてないかも

 

 

まあ、6月位までは

いやいや年度末位までは覚えておこう

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本所 おけら長屋 外伝

2024-01-08 13:25:00 | 読書

明けましておめでとうございます

新年の御挨拶

このフレーズが使えるのも今日位まですね

昨年11月に更新してからそのまま

 

ハンキングバスケットのビオラも

もう狭くなったよ~

と言わんばかりに次々に競うように咲いています

 

 

12月に一度小雪が舞うような寒い日がありましたが

今日もそうですが、うららかな日差しが差し込んでいます

 

ニュースをみるたびに、胸が痛みます

 

認知の入った義母の介護をしている時

今、大地震が起きたりしたら、

それでも何が何やら状態の義母を避難所には

連れていけないな~等と時折考えたりしていました

 

大変な思いをされている方のお気持ちを思うと・・・

 

お天気だけでも味方になってくれたらいいけど、寒そうですね

 

さて、ブログは更新していませんでしたが

本は読んでいました

 

お正月に読んだのは

こちら

 

 

本所おけら長屋 外伝

 

シリーズは20巻で一応落ち着いたみたいです

 

ここに出てくるメンバーの若き日を描いています

万造と松吉の出会い

 

おけら長屋に時折現れた黒石藩藩主 高宗

幼名三十郎 側室の子三男が藩主になったいきさつ

 

おけら長屋の金太

金太がなぜみんなに愛されているか

 

そしておけら長屋にいてもらわなければ絶対困るお人

島田鉄斎先生のこと

 

 

最後に特別付録がついていて

2013年からの20巻までの名場面ガイド付きです

 

少しだけ気持ちを緩ませることができました

畠山健二先生

ありがとうございました

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少年と犬

2023-11-19 22:46:15 | 読書

 

 

馳 星周著

少年と犬

 

傷つき、悩み惑う人々に寄り添う一匹の犬は

なぜかいつも南の方角に顔を向けていた。

人と犬の、種を越えた深いきずなを描く感涙作。

 

 

多聞(たもん)という名前の子犬と3歳の光君は

公園で出会う

ふたりは運命の相手に出会ったかのように仲よしになる

そんな二人を引き裂いたのが2011年の震災

 

多聞の飼い主だった女性は亡くなっていた

光君は震災の恐怖で心を閉ざしてしまう

光君一家は熊本に引っ越す

 

多聞は、西へ西へと向かう

光君に会うために

 

5年間の旅の間に出合う訳ありの人々

男と犬

泥棒と犬

夫婦と犬

少女と犬

娼婦と犬

老人と犬

 

そして最後に少年と犬

ここから涙要注意です

 

 

今年の春、犬にかまれた私

犬は苦手

そんな私ですが、今度生まれた時には、絶対犬好きになりたい

と強く思いました

 

子どものときに観た「名犬ラッシー」を思い出しました

 

この本の解説は北方謙三さん

本屋でこの解説だけでも読んでみて下さい

 

ちなみに163回の直木賞受賞作品です

 

 

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