小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

よろず屋お市 深川事件帖

2020-03-30 20:44:50 | 読書

くすっと笑える

げらげら笑える

しんみりする

ほろっとする

ぐぐぐと嗚咽するほど泣ける

 

そんな小説

おけら長屋14が3月25日に発売されました

 

でも、じっと我慢

図書館に出るまで、じっと・・・

 

新刊情報は

時代小説SHOW

というサイトで確認できます

時代小説ファンにはたまらないサイトです

 

そこで紹介されていた

誉田龍一著

「よろず屋お市 深川事件帖」

を読みました

 

 

初めての作家さんです

誉田(ほんだ)と読むんですね~

 

幼いとき両親を殺され、浮浪児のように生きていたお市

そのお市を腕利きの岡っ引き万七が引き取り育てます

 

護身術等もしっかり教えてもらいます

 

しかし、その万七も何者かに殺されてしまいます

 

お市19歳

 

又一人になったお市

 

万七は、ある時岡っ引きの仕事を失敗し、十手を取り上げられ

よろず屋を生業にしていました

お市は万七の後を継ぐことを決意します

 

なかなか上手くいかないときは

いつも万七の声が聞こえてきます

 

そして、色んなよろず事を解決していきます

 

女ひとり、一生懸命さが伝わってきて痛快です

 

事件帖2も出ました

 

でも、この作家さん、3月2日に亡くなられたんです

 

他の作品も読ませていただきますね

ご冥福をお祈りします

 

あ、志村けんさんも・・・・

凹むね~

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せき越えぬ

2020-03-29 21:32:58 | 読書

 

 

西條 奈加著

 

「せき越えぬ」

 

この、せき越えぬの「ぬ」は完了の助動詞

 

せき越えた

ということになります

 

この物語のせきは

箱根の関所のこと

ここの関士となった武一が主人公

関所を通る人や、抜けたりする人々は時代小説でもよく読みますが

この関所を守る人の方から描いた小説は初めて読みました

 

色んな人生を抱えた人たちが通ります

関所の仕事は本当に大変です

 

真っ直ぐすぎる性格

直情的?

単細胞?

そこがとっても魅力的

 

そんな武一があることで落ち込みます

 

彼の弟が心配して話を聞きます

 

「兄上のやり方を、通せばよろしいのでは?」

「おれのやり方だと?」

「当たって砕けろが、兄上の得手でありましょう?」

「兄上なら、大丈夫ですよ。

一度や二度、砕けたところでものともしない。

たくましいお方ですから」

「あまり褒められておる気がせんのだが・・・」

「褒めておりますよ。父上も、同じように申されておりました」

「父上が?」

「本当に強いのは、負けない者ではなく、

何度でも立ち上がることのできる者だと。」

 

後半までは、関所の仕事のことや、通る人との関りや、若い仲間たちの話しだったのですが

 

最後にきて、身分の違いをこえた大親友の願いを叶えるために

危ない橋を渡る武一

 

ハラハラドキドキさせられます

 

一気読みしてしまう面白さです

 

やっぱり西條さんの作品はいいです

 

コロナことも忘れさせてくれること請け合いです

 

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むかしむかしあるところに

2020-03-27 21:16:36 | 読書

 

 

すべての予定がキャンセル

仕事が休みの日、何をして過ごすか?

 

卓球もスポンジテニスもできないので

運動不足解消の為、歩くことにしました

 

今日は途中でウグイスの声がきけて

沈みがちな気持ちをホッとさせてくれました

 

で、歩いた後は読書

 

20年本屋大賞候補作

青柳 碧人著

「むかしむかしあるところに、死体がありました」

 

おとぎ話がミステリーに変身

太宰治の「御伽草子」をイメージしていたのですが

全く違っていました

 

殺人事件が起き、意外な人が犯人だったりするわけで

え~みたいな

 

目次

一寸法師の不在証明

 

花咲か死者伝言

 

つるの倒叙がえし

 

密室龍宮城

 

絶海の鬼ヶ島

 

 

一番好きなお話は

鶴の恩返しのパロデイー

女の健気さ怖さが見事です

 

こうなったら、

シンデレラ

白雪姫

人魚姫

等をやってもらいたいと強く強く思いました

 

さあ、コロナが終息するまで何冊読めるかな?

 

 

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♪春なのに~

2020-03-21 20:02:08 | 小さな気付き

 

 

ねえ、春がきたわね~

うん

 

ねえ、そろそろコロナも収束してもいいんじゃない?

うん

 

でも、大分も又、院内感染したみたいよ!

うん

 

図書館が利用できないのが辛そうよ~

うん

 

オリンピックもどうなるのかしらね~

うん

 

うん、うんって何とか言ってよ!

わからん・・・・

 

そうよね~

 

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さぶ

2020-03-01 10:11:57 | 読書

山本周五郎 長編小説全集

全26巻 

2013年6月刊行

 

その中の第3巻

「さぶ」

を読みました

 

テレビでやっていたのをたまたま見て

これは原作を読まなくてはと思っていたら

県立図書館の新刊コーナーにこのシリーズが並んでいました

脚注がついていてとても読みやすいです

やっぱり山本周五郎さんの作品は素晴らしいです

読んでよかったとつくづく思いました

 

 

あらすじ

解説より

 

江戸下町の若い表具職人、栄二は、器用で俊敏、将来嘱望されていた。

だが、ある日突然、無実の罪を着せられ、人足寄場へ送られる。

陥れた者たちを呪い、自暴自棄になる栄二だったが、

同じ職人仲間で何をやっても愚鈍なさぶの、ひたすらな友情に励まされ、

少しずつ生きる勇気を取り戻していく。

しかしそこにも、たちの悪い男が現れて・・・。

栄二曰く、

「寄場であしかけ3年、おれはいろいろなことを教えられた、

ふつうの世間ではぶっつかることのない、

人間同どうしのつながりあいや、気持ちのうらはらや、

いきてゆくことの辛さや苦しさ、そういうことを現に、

身にしみて教えられたんだ」

厳しい試練に、必死で立ち向かう若い男女の友情と愛を、

切々と描いた逸品。

最後の最後まで、息がつけない、眼がはなせない。

 

付録に

特別エッセイ 山本周五郎と私

「人生の問い」

葉室麟さんが書かれています

 

 

表題はさぶですが主人公は栄二

そのさぶに何度も何度も泣かされました

 

でも、ひとつとっても残念だったのが

栄二を陥れたのは誰か?

これをテレビで見てわかっていたので

知らずに読めばもっと楽しめたかなと思いました

 

しばらく県立図書館は閉館

第5巻

柳橋物語・むかしも今も

を借りてきました

 

 

はやく憂いのない日々を過ごしたいですねえ

手洗い、手洗い

 

 

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