前日は旅の疲れが溜まってきて、食事をした後9時には眠ってしまった。しかし、起床は朝の5時。普通に8時間の睡眠である。前日の疲れを払拭するだけの休息でもない。とはいえ、サファリは楽しみだ。5時半にロッジを出発して、公園への入場許可をもらい6時に門が開く。朝はトラを見られるチャンスが大きい。明るくなってきて、基本的に夜行性のトラもそろそろ眠くなってきているころだ。のんびりしているトラを見られるかもしれない。
6時に開門になると、サファリカーはラリーのように一斉に飛び出していく。最初の車の刺激で逃げていってしまうことも考えられるから、真っ先にいったほうがトラを見るには有利なのだ。ガイドとドライバーは前日の目撃情報などからルートのあたりをつけ、飛ばしながらも慎重に足跡を追う。しかし、なかなかトラは見つからない。
途中で行き違うサファリカーはお互いに情報交換をする。あっちで足跡があったとか、あっちでシカの警戒音が聞こえたとか、そういう情報を交換して野山を駆け回る。すごい土ぼこりで、カメラも双眼鏡もドロドロになってくる。
しばらく走り回っていたらすれ違ったレンジャーからトラがいるという情報を得た。そこに行ってみると、すでにたくさんの車が止まっている。昨日の夜ハンティングをしたシカを子どもに与えている母子がいるのだという。
深い草むらでこっちからは見えない。しばらく待っていたら、草が動いた。トラがあちらに動いた。慌てて車を走らせ、見やすい位置へと移動する。そこでまたしばらくまっていたら、トラの姿が見えた。
子どもである。子どもと言ってももうすぐ親離れする2歳の子ですでに結構体格はいい。ガイドによると餌を食べた後、草むらを横切って水を飲みに出てきたのだという。するともう1頭のトラが現れた。この2頭が兄妹である。
彼らが水を飲んで草むらに隠れたと思ったら、反対の方向に母親が現れた。しばらくうろうろしていたが藪を通り抜けてこちらのほうに近寄ってきた。しかしすぐにまた藪に帰っていってしまった。シャッターチャンスはほんのわずかだ。
これで、ここのトラは草むらの中で落ち着いてしまったようだ。
次は、ゾウがトラを見つけているという。ゾウに乗って山に入りトラを観察するのである。洞窟前で申込をして、ゾウの場所に向かう。着くとゾウがピストン輸送をしている。次々に運ばれては帰ってくる。
いよいよ順番が回ってきた。
ゾウの背中は結構揺れる。少し行くとトラがゾウの背中と同じくらいの高さの崖の上にいた。
あまりにもおあつらえ向きなので、仕組まれているのではないかと思うほどだ。
しかも、わずか3mほどにまで接近。
飛び掛られたら終わりだが、ゾウに飛び掛ることはないようだ。
あまりのトラの出現頻度に気をよくして朝のサファリを終えた。
サファリの間はテンションが上がっていていいのだが、終わるとどっと疲れが出る。朝のサファリが終わって、朝食を取るのだが、インド風味の朝食をとる気になれず、トーストと紅茶ですませ、とっとと部屋に帰って寝ることにした。
朝夕と昼間の気温差、ボディブローのように効いてくる香辛料の刺激は明らかだが、朝のカトニの駅前の光景、道端で死んだ犬が蛆にたかられて日々朽ちていくのが当たり前のように放置されていることなど、日本とあまりにも異なる感受性も案外こたえる。自律神経も、免疫系も、メンタルな面でも恒常性を保つためにフル稼働をすることになる。いきおい、消耗してしまうのだ。腸内の細菌叢も、エアコンで脆弱になった自律神経系も、お前の精神性も、インドの風土ではダメ出しをされているような感じだ。
おなかの芯がうっすらと痛み、体がだるくて動かない。速攻で眠ってしまった。
お昼の時間に起こされて、お昼を食べ、サファリに出かける。
動物たちは昨日見たものがほとんど。とはいえ、水辺にはさまざまな動物が集っていて、見ごたえがある。
大きなオスのサンバーが泥浴びをしているし、サルもアカゲザルもハヌマンラングールも水を飲んでいるし、シカもきている。
この水場にはたまにトラも来るそうで、どの動物たちも警戒はしている。物音がするとそちらに聞き耳を立て、それがガサガサッと明らかな音がしたら、一斉にそちらを向いて警戒し、逃げていった。
気が休まるのも一瞬の野生動物の世界を垣間見たようだ。
さらに捜索を進めるがトラは現れない。重い頭を抱えてのサファリはつらいものだった。ガイドたちは時間ギリギリまで懸命にトラを探してくれたが、こちらはもう帰りたくなっていた。
やっとの思いで宿にたどりついた。食事を取る気もしないが、薬を飲むのに必要な分だけ、香辛料の聞いていない料理をほんのちょっと食べて、抗生物質とおなかも下り始めていたのでビオフェルミン(下痢止め)を飲んだ。
もう起きてはいられない。ともかく体調が悪いときには寝るのが一番だ。
6時に開門になると、サファリカーはラリーのように一斉に飛び出していく。最初の車の刺激で逃げていってしまうことも考えられるから、真っ先にいったほうがトラを見るには有利なのだ。ガイドとドライバーは前日の目撃情報などからルートのあたりをつけ、飛ばしながらも慎重に足跡を追う。しかし、なかなかトラは見つからない。
途中で行き違うサファリカーはお互いに情報交換をする。あっちで足跡があったとか、あっちでシカの警戒音が聞こえたとか、そういう情報を交換して野山を駆け回る。すごい土ぼこりで、カメラも双眼鏡もドロドロになってくる。
しばらく走り回っていたらすれ違ったレンジャーからトラがいるという情報を得た。そこに行ってみると、すでにたくさんの車が止まっている。昨日の夜ハンティングをしたシカを子どもに与えている母子がいるのだという。
深い草むらでこっちからは見えない。しばらく待っていたら、草が動いた。トラがあちらに動いた。慌てて車を走らせ、見やすい位置へと移動する。そこでまたしばらくまっていたら、トラの姿が見えた。
子どもである。子どもと言ってももうすぐ親離れする2歳の子ですでに結構体格はいい。ガイドによると餌を食べた後、草むらを横切って水を飲みに出てきたのだという。するともう1頭のトラが現れた。この2頭が兄妹である。
彼らが水を飲んで草むらに隠れたと思ったら、反対の方向に母親が現れた。しばらくうろうろしていたが藪を通り抜けてこちらのほうに近寄ってきた。しかしすぐにまた藪に帰っていってしまった。シャッターチャンスはほんのわずかだ。
これで、ここのトラは草むらの中で落ち着いてしまったようだ。
次は、ゾウがトラを見つけているという。ゾウに乗って山に入りトラを観察するのである。洞窟前で申込をして、ゾウの場所に向かう。着くとゾウがピストン輸送をしている。次々に運ばれては帰ってくる。
いよいよ順番が回ってきた。
ゾウの背中は結構揺れる。少し行くとトラがゾウの背中と同じくらいの高さの崖の上にいた。
あまりにもおあつらえ向きなので、仕組まれているのではないかと思うほどだ。
しかも、わずか3mほどにまで接近。
飛び掛られたら終わりだが、ゾウに飛び掛ることはないようだ。
あまりのトラの出現頻度に気をよくして朝のサファリを終えた。
サファリの間はテンションが上がっていていいのだが、終わるとどっと疲れが出る。朝のサファリが終わって、朝食を取るのだが、インド風味の朝食をとる気になれず、トーストと紅茶ですませ、とっとと部屋に帰って寝ることにした。
朝夕と昼間の気温差、ボディブローのように効いてくる香辛料の刺激は明らかだが、朝のカトニの駅前の光景、道端で死んだ犬が蛆にたかられて日々朽ちていくのが当たり前のように放置されていることなど、日本とあまりにも異なる感受性も案外こたえる。自律神経も、免疫系も、メンタルな面でも恒常性を保つためにフル稼働をすることになる。いきおい、消耗してしまうのだ。腸内の細菌叢も、エアコンで脆弱になった自律神経系も、お前の精神性も、インドの風土ではダメ出しをされているような感じだ。
おなかの芯がうっすらと痛み、体がだるくて動かない。速攻で眠ってしまった。
お昼の時間に起こされて、お昼を食べ、サファリに出かける。
動物たちは昨日見たものがほとんど。とはいえ、水辺にはさまざまな動物が集っていて、見ごたえがある。
大きなオスのサンバーが泥浴びをしているし、サルもアカゲザルもハヌマンラングールも水を飲んでいるし、シカもきている。
この水場にはたまにトラも来るそうで、どの動物たちも警戒はしている。物音がするとそちらに聞き耳を立て、それがガサガサッと明らかな音がしたら、一斉にそちらを向いて警戒し、逃げていった。
気が休まるのも一瞬の野生動物の世界を垣間見たようだ。
さらに捜索を進めるがトラは現れない。重い頭を抱えてのサファリはつらいものだった。ガイドたちは時間ギリギリまで懸命にトラを探してくれたが、こちらはもう帰りたくなっていた。
やっとの思いで宿にたどりついた。食事を取る気もしないが、薬を飲むのに必要な分だけ、香辛料の聞いていない料理をほんのちょっと食べて、抗生物質とおなかも下り始めていたのでビオフェルミン(下痢止め)を飲んだ。
もう起きてはいられない。ともかく体調が悪いときには寝るのが一番だ。
昨日も会ってきたんだけど、2回もヌいてもらって¥6ΟΟΟΟくれたよ(*^ー゜)b
もうやめれん。。w
http://zakmedia.net/an/choro/EY18RguK.html