原題：『Ticket To Paradise』
監督：オル・パーカー
脚本：オル・パーカー/ダニエル・ピプスキー
撮影：オル・ブラット・ビルケランド
出演：ジュリア・ロバーツ/ジョージ・クルーニー/ケイトリン・デヴァー/ビリー・ロード/マキシム・ブティエ/リュカ・ブラヴォー
２０２２年/アメリカ
アウトテイクを越えられない本編について
大学の法学部を卒業したばかりの２４歳の娘のリリー・コットンが卒業旅行の旅先のバリ島で出会った、家族の海藻農業を手伝う青年のグデと恋に落ち、自分たちが「スピード婚」で失敗した苦い経験から二人の結婚を阻止することでとりあえず「休戦」とした、リリーの両親で元夫婦のジョージアとデヴィッドを巡るストーリーに新味はないものの、さすがジュリア・ロバーツとジョージ・クルーニーのコンビは観客を飽きさせないくらいの頑張りは見せてくれるのだが、本作で最も面白いシーンはエンドロールで流れる、ジャッキー・チェンの映画ばりの「アウトテイク集」ではないだろうか。それはともかくとしてもロケーションは素晴らしいと思う。
デヴィッド・バーンとブライアン・イーノの「ワン・ファイン・デイ」を和訳しておきたい。
「One Fine Day」 David Byrne & Brian Eno 日本語訳
僕の心の中に
焦点が定まらない目を見た
あらゆる場所から叫びや鬨の声
僕にはその時の涙が見える
誰もが本気なんだ
ドアが見つかれば
僕は真っ先に行くよ
僕はみんなと同じように
流れる光の上に立つ
僕は持ち続ける韻と共に人生を築いた
そんな人生こそ僕にそこで
君に会わせてくれる希望を与えてくれるのだから
僕がかつて知っていたもの、それは
ある素敵な日
ある素敵な日
小さな暗い部屋で僕は待っている
面と向かって僕は見つめて考える
例え人間が土で出来ているとしても
全ては変わる可能性はある
ある素敵な日に
ある素敵な日に
ある素敵な日に
ある素敵な日に
僕の目の動きが止まる前に
僕は丘の上にある街を見た
僕は一つ一つ課題をこなし
最後には僕は仮面を脱ぐんだ
こんな困難な状況において
心の平安が僕の上に倒れてきて
僕はまだ見ることができる
僕たちは道しるべとして星を使うことができる
それはもうすぐだ
ある素敵な日
ある素敵な日
ある素敵な日
ある素敵な日
希望
僕には希望がある
David Byrne - One Fine Day with Brooklyn Youth Chorus @ National Sawdust 2019 Gala
