原題:『Mosul』
監督:マシュー・マイケル・カーナハン
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
撮影:マウロ・フィオーレ
出演:スヘール・ダッバーシ/アダム・ベッサ/イスハーク・エリヤス/クタイバ・アブデル=ハック
2019年/アメリカ
「戦場」と「日常」の境界の曖昧さについて
ストーリーは警察官として配属されたばかりのカーワがイスラム過激派組織(ISIS)のメンバーたちと銃撃戦中に命令を無視したことで裏切り者として扱われている元殺人課の刑事のジャーセム少佐が率いるSWAT部隊に助けられたことをきっかけにまだ21歳と若かったこともあって仲間に加わることになるのだが、SWAT部隊の目的が分からないために、観客はカーワと同じ状態でSWAT部隊の行方を目で追うことになる。襲撃先で敵がいないことを確認した後に休みながらテレビを見ている次のシーンでは敵が仕掛けてきた車両の時限爆弾に襲われたりして戦場と日常がごちゃごちゃに混ざっており、一瞬たりとも気が抜けない画面にくぎ付けになる。
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