原題:『Halloween Kills』
監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン
脚本:デヴィッド・ゴードン・グリーン/ダニー・マクブライド/ジョン・カーペンター
撮影:マイケル・シモンズ
出演:ジェイミー・リー・カーティス/ジュディ・グリア/アンディ・マティチャック/カイル・リチャーズ
2021年/アメリカ
ホラー映画と抽象概念との相性について
前作『ハロウィン』(デヴィッド・ゴードン・グリーン監督 2018年)の出来が良かったので、本作もかなり期待して観に行った。本作はさらに時代を遡って『ハロウィン』(ジョン・カーペンター監督 1978年)で描かれた1963年にマイケル・マイヤーズが起こした事件から掘り起こされておりブギ―マンに対する意気込みは十分なのだが、途中から市民の心に宿る恐怖心がマイケル・マイヤーズを生み出したという抽象概念がメインになり、さらに驚くべきことに最後は何度刺しても銃撃してもマイケルは死なないので、まさに「歩く抽象概念」と化してしまい、訳がわからなくなっている。続編が制作されるということなので、この「難問」にけりを付けて欲しいと思う。
エンディングテーマとして流れたゴーストの「ハンターズ・ムーン」を和訳しておく。
「Hunter's Moon」 The Ghost 日本語訳
長い時が過ぎ去ったが
友よ、俺はおまえのために戻って来た
子供の頃に俺たちが隠れていた場所に
友よ、俺はおまえのために戻って来たんだ
俺の記憶は薄れつつあるが
再び俺を悩ますために戻って来た
今俺の心は多少疲弊しているが
今夜再び一撃を加える時期が来たんだ
あれこそ狩りの合図の月なんだ
墓石の下には姉がいる
友よ、俺はおまえに会いたくて仕方がない
古い墓地を再び訪れて
友よ、俺はおまえに会いたくて仕方がない
俺の記憶は薄れつつあるが
再び俺を悩ますために戻って来た
今俺の心は多少疲弊しているが
今夜再び一撃を加える時期が来たんだ
あれこそ狩りの合図の月なんだ
俺は戻って来た
最後の一度でいいからおまえに会いたくて仕方がないんだ
俺の記憶は薄れつつあるが
再び俺を悩ますために戻って来た
今俺の心は多少疲弊しているが
今夜再び一撃を加える時期が来たんだ
あれこそ狩りの合図の月
あれこそ狩りの合図の月なんだ
Halloween Kills - "Hunter's Moon" (End Credits Version)
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