2021年2月1日に放送の『乃木坂工事中』は「乃木坂46 設楽軍VS日村軍 新春ゲーム大会2021 イントロクイズ対決!」という企画で、一応乃木坂46の曲からイントロクイズを出すという「体」で対決が行なわれた。
「事件」はラストの「歌い出しイントロクイズ対決」で起こった。久保史緒里・山下美月ペアと設楽統・清宮レイペアの最終問題において、流れてきたイントロに真っ先にボタンに反応したのが、久保史緒里で、それに驚いたのが設楽統である。何故ならその曲は久保がまだ生まれていない1986年にリリースされたBOØWYの「B・BLUE」で、久保は歌いだしを完璧に歌って勝利したのである。
しかしこれには伏線があって、2019年7月15日の同番組の「これなら語れるグランプリ2019」という企画において、乃木坂46の曲をほぼ完璧に把握している「イントロ女王」久保史緒里に対して、バナナマン向けにスタッフが気をきかして彼らが大ファンであるBOØWYの曲を流して久保が分からなかったということがあったのである。
普通ならば他のメンバー同様に、そういうロックバンドがいたんだなという程度で済ませてしまうはずだが、久保史緒里はただBOØWYの曲を聴いただけではなく、歌詞まで憶えるほど聴き込んでいたということなのである。まさかこんな時に役に立つとは久保本人も想像していなかったと思う。
最近の久保史緒里にはもう一つ逸話がある。去年の12月30日のラジオ番組『乃木坂46のオールナイトニッポン』においてMCの新内眞衣と納豆餅に添える納豆は「小粒」か「ひきわり」かで議論になったのである。これは新内が指摘するようにひきわり納豆の方が上手く餅に絡んで美味しいはずなのだが、久保はあくまでも納豆の良さを残した小粒納豆にこだわるのである。言うまでもなくどうでもいい話なのであるが、庭にあったリンゴの木からリンゴが落ちるというどうでもいいような中にこだわったからこそアイザック・ニュートンは万有引力を思いついたのである(違うのか?)。
このように「こだわり」と「勤勉」を合わせ持つ人は何をやるにしても成功することは保証されているのではないだろうか?
乃木坂46 『僕は僕を好きになる』
KYOSUKE HIMURO -B.BLUE-(2004 at Tokyo Dome)
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