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MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

アンディ・ウォーホル+レゴ

2017-10-09 00:38:56 | 美術

 六本木の森美術館で催されている「サンシャワー 東南アジアの現代美術展」では1978年

生まれでインドネシア出身のアディティア・ノヴァリ(Aditya Novali)の『NGACОプロジェクト

国歌への提案(Project NGACO - Solution for Nation)』(2014年)というミクストメディア

を観ることができる。

 「NGACО」ブランドの建材を独占的に扱うショップの体なのだが、目盛りのない巻き尺や

ヒビの入った安全ヘルメット、割引価格に応じてサイズが小さくなる煉瓦などでたらめな製品

ばかりが売られている。因みに「NGACО」とは、インドネシア語で間違いや滑稽さ、

でたらめさや乱雑さのある人物や状況を意味する口語表現らしい。

 しかし個人的にはそのようなアイロニーよりも本作がアンディ・ウォーホルの作風に

デンマークのおもちゃ会社のレゴ(LEGO)を組み合わせているところにチャーミングさを感じる。


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