グリーン・ランタン
2011年/アメリカ
‘恐怖’の源
総合
100点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
『スーパー!』(ジェームズ・ガン監督 2010年)まで行ってしまうと最早‘ヒーローもの’ではなくなってしまうために、『キック・アス』(マシュー・ヴォーン監督 2010年)まで戻って再び‘父親との関係’を主題にしたものが『グリーン・ランタン』だと思う。
冒頭は一度はアビン・サーによって無人の惑星に閉じ込められた、グリーン・ランタンの敵となるパララックスが再生するまでが描かれる。無人の惑星だと思ってやって来た3人のグリーン・ランタンのメンバーが突然出来た穴に落ちて、恐怖を抱いたことから、そこに閉じ込められていたパララックスに‘恐怖’を食べられて、パララックスは甦り、自分を閉じ込めたアビン・サーを襲う。自分の‘恐怖’を食べられないようにするためにアビン・サーは地球まで逃げてくる。
同じ頃、主人公のハル・ジョーダンは父親と同じようにテストパイロットとして働いているのであるが、ある日のテスト飛行で軍にアピールするために無謀な運航をしてしまい、乗っていた飛行機を墜落させてしまう。しかしハルが勤めている飛行機会社の副社長でハルの幼なじみであるキャロル・フェリスには、ハルが幼少の頃に目の前で父親を飛行機事故で失った恐怖のために機体を立て直す技術を持っているにも関わらずハルが脱出してしまったことをうすうす感づいていた。
研究所で働いているヘクター・ハモンドもハルやキャロルと幼なじみであるが、ロバート・ハモンド上院議員を父親に持つヘクターは父親に仕事を斡旋してもらうくらいに父親に頭が上がらない。
この二人の父親に対する関係の違いが、後にグリーン・ランタンに選ばれるか、パララックス側に付くかの違いとなって現れる。ハルは‘恐怖’というものを体で知っていたためにアビン・サーがしていた指輪によって選ばれることになる。ハルにはヒーローの素質である、‘恐怖’を十分認識しながらもそれを克服できる意志の力、つまり冷静な判断力があったのであるが、ヘクターには恐怖を克服できる意志が無く、アビン・サーの傷口に残っていたパララックスの、赤い血液を黄色に染めてしまう菌に感染し、相手の心を読んで自分が抱く恐怖を打ち消そうとするために、とりあえず最大の恐怖の源となっている自分の父親を殺してしまうのである。
ハル・ジョーダンの父親がまだ生きていたらどのように物語が展開していただろうという疑問は残るが、父親を出発点として、‘恐怖’に対するヒーローの関わり方が上手く描かれており、3D映像の迫力と重なって十分に楽しめるものとなっている。さらにグリーンとイエローが複雑に絡み合うだろう続編が制作されることを切に願う。
加護亜依が自殺図る、手首切り薬物服用も(サンケイスポーツ) - goo ニュース
加護亜依が自殺を謀った原因など知る術もないが、付き合っていた相手が恐喝未遂容疑
で逮捕され、ヤクザ者との付き合いが公になったことに対して道義的責任をとったという
ことであるならば、準備中であるならばともかく、引退会見で暴力団関係者との写真に
ついて「あるわけない」と断言し、報道陣に「ウソをついていたら、みんなの前で腹を切り
ます」と宣言していた島田紳助の無責任ぶりがいよいよ際立つことになるだろう。
「東京都栄誉賞・都民スポーツ大賞」の表彰式における石原慎太郎東京都知事の、
「今、男がだらしないからせめて女性の皆さんが頑張って」という発言は何とも皮肉である。