ケンのブログ

日々の雑感や日記

機械を間にはさむと

2020年05月27日 | 日記
コンビニで買い物をしてレジで「214円です」と言われた。214円どのように出そうか考えているときにレジの人が「カード」と言った。カードって何かなあと身構えたらカードと言っただけだった。

そのことに気をとられたのか僕が出しだ金額は200円だった。「214円です」とレジの人は言った。あ、間違えたと思いながら不足分の14円を探しているとまたレジの人は「カード」と言った。一瞬、ムカっときてしまって「カードはいらん」と僕は言った。

普段は「カードはすべてなしでお願いします」というのだけれど、お金の計算をしているとき、そして不足分の計算をしているその瞬間を見計らったように二度までも「カード」と言われるとついムカっと来てしまう。

僕はたとえば748円と言われたときでも1250円出しておつりを502円もらうタイプなので、もしレジの人が何も考えずにお金を出すタイプの人だったら僕がなぜ怒ったかほとんど理解できないと思う。ただ、気の短いおっさんと思われている可能性が高い。それを考えると情けないことだなと思う。

しかし、せっかちにものを言ってくる人って、相手がおとなしいとみるとどんどんつけあがる傾向にあったりするのでちょっとムッと来たこともまあそれなりにおかげさまなのかもしれないけれど、やっぱり後味はよくない。


レジにカードを通したりポイントを見たりレジの人もレジという機械と人間の両方を相手にしなくてはいけないので、お客の様子を見て声をかけるという余裕がなくなってしまっている。
お客の方も、レジで袋は有料ですがとうしましょう、カードは ポイントは くじは といくらでも聞かれることがあるので、また余裕がなくなってしまっている。本当に機械の進歩で人間が楽になったのかしんどくなったのかわからなくなってくる。

衣料品店でTシャツを買って自動会計の機械を操作しているうちに店員の方はTシャツを紙袋に入れてしまっていた。僕はカバンが大きいので紙袋は資源の無駄になるのでいらないのに。

もう紙袋にテープまで丁寧にはってしまってあるので今さら紙袋はいらないと言えない。「ああ、言うのが遅かったか」とそれだけ僕がつぶやいたら店員の方は「よろしかったですか」と言った。店員の方も下手に詳しく聞いてヤブから蛇を出したくないのだ。「はい、大丈夫です」と僕は言った。僕も今さらヤブから蛇を出したくないし、、、。

まあ、お互いにヤブから蛇を出したくないという気持ちだけでも共有できればそれでよいのかもしれない。

本当に機械を間にはさむことで人間同士、客と店員の間のコミュニケーションができているのだろうかと心配になってくる。

まあ、すべてはなるようになっていくだろうけれど、、、。

どうぞ、よい方向になっていきますように。