ケンのブログ

日々の雑感や日記

彼岸の中日

2018年09月23日 | 日記
今日は彼岸の中日、つまり秋分の日。
朝、ラジオのDJが「お彼岸はお墓参りなど
法事の季節ですね」と言っていた。
僕は恥ずかしながらあまりお墓参りというものに行かないので
なるほどそうかと思う。
お彼岸というともう悟ってしまった向こう側の世界
彼方の岸という風に思っていたけれど
なるほどお墓参りの季節だなと思う。
ちょっと僕の悪い癖ですぐに音楽の
話になってしまうけれど
ベートーベンが第9交響曲のあとに作曲した
5曲の弦楽四重奏曲は僕には
彼岸の世界の音楽のように思える。
法事と言って思い出したけれど
金光さんは「祭りは神の恩を忘れないための大切な日
法事は親の恩を忘れないための大切な日」とおっしゃっている。
本当にその通りだなと思う。
ラジオのDJは法事は親戚が集まる機会にもなり
そこで親睦が深められると言っていたけれど
それもまたそうだなと思う。
法事が終わったとたんに
次男の嫁もしばらく見ないうちにすっかり
派手になったわね とか悪口が出たりすることも
ありがちだけれど、罪のない程度の
悪口ならある程度人生のスパイスになるかもしれない。
喫茶店に入るともう女性は長袖の人が多い。
カーディガンも袖に腕を通さずに軽く羽織っている人もいる。
季節の変わり目だなと思う。
近くで女性が
「ちょっと冷蔵庫あけて。右側なカレーのルーあるやろ。
そう、そのレトルトのやつ。な、
それ、暖めて食べて、な、レンジ汚さんように
気いつけてや」と携帯電話で話している。
電話の向こうは子供さんか旦那さんかちょっと微妙。
どちらとも思える。

俺より先に寝てもいいから
晩飯くらい残しておいて
いつもポチと二人
夕べのカレー チンして食べる
それじゃあ あんまりわびしいのよ
という さだまさしさんの関白失脚という歌の一節を思い出す。

スピーカからはルイ アームストロングが歌う
チークトウチークが聞こえてくる。
聴いた瞬間にアームストロングの歌声とわかるから
やはり後世に名を残すシンガーは違うなと思う。
ルイアームストロングの歌声の特質は
なんと言ってもそれを聴くと気持ちがやわらかくなると
いうことだろう。
アームストロングとデュオで聴こえてくる歌声は
エラ フィッツジェラルドだろうか。
こちらのほうはちょっと自信がないけどきっとそうだとおもう。