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海外ドラマ「愛の不時着」

2020年06月04日 08時36分36秒 | TV/ドラマ
海外ドラマ「愛の不時着」を、Netflixで観た。
韓国ドラマを観たのは初めて。
本来なら、もろ昼メロ風の、このようなタイトル作品は絶対に観ない。
それでも観たのは、新聞でえらく褒めていたから。実際、思った以上に面白かった。
 
内容は、パラグライダーに乗っていた韓国の財閥令嬢が、突然竜巻に巻き込まれ北朝鮮に不時着してしまうところから始まる。財閥令嬢と北朝鮮・政府高官の恋が縦軸で、横軸としてのテーマが「家族」。南北統一も隠れテーマとなっている。
よく出来ている、と感じたのは、僻村のおばちゃんたちとの交流も描かれている点。中隊長・リ・ジョンヒョクの部下の隊員たちとの友情も見逃せない。ドラマ後半で、受けた恩と義理をしっかり返していくヒロインが素晴らしい。シリアスなシーンとコミカルなシーンの切替、配分が絶妙で、演出が巧い。特に、30歳以上の女性に受ける作品、と感じた。全16話だけど、1話70分~96分、最終は111分。仮に1話90分として全部で1,440分。1日8時間観ても3日かかるので気合いを入れて観てみて。
 
【備考】
長いドラマで必要なのは、「すれ違い」と「障壁」・・・この平等・平和・便利な社会で、みんながスマホを持っていると、とても設定困難なので物語が成立しにくい。今回は、38度線という強力な味方を得て、物語を盛り上げることが出来た。また、リ・ジョンヒョクの魅力アップの為、婚約者をもってきた。ユン・セリにもライバルがいた方が、より盛り上がるし、物語にバリエーションが出た。
 
【追加】2020年、6月6日追記
どうしてこれほどヒットしたのだろう? この2、3日色々考えてみた。
気が強く、自立した女性ユン・セリがリ・ジョンヒョクの前だけは、気を許して泣いたりするシーンがある。これがキーポイントと思う。泣いて許されるのは、子どもだけ。成長し大人になるにつれ、泣いても許されなくなり、泣くこそさえままならない・・・ドラマの中だけでも頼れる男性の胸で思いっきり泣きたいのではないだろうか。逆に男性は、自分にだけ心を許して泣いてくれる女性がツボになる。つまり、このシーンは女性にも男性にも共感を呼ぶ、と。さらに、恋愛ドラマとはいえ、ハグかキス止まりで、淡泊な演出になっている。日本で濃厚な演出は敬遠される(と、思う)。これらが受け入れられた要因、と推察する。
*北朝鮮当局の反応=「虚偽と捏造に満ちた不純きわまりない反北ドラマ」と罵倒したそうだ。by天声人語2020/06/14・・・表だって罵倒しながら、意外と、ユン・セリの隠れファンがいるかもね。
 
【参考リンク】
「愛の不時着」なぜ人気 今らしいジェンダー視点に注目by朝日新聞
 
【おまけ】1
舞台背景として、北朝鮮の僻村、平壌、ソウルで、物語が進行するが、もうひとつ、スイスも外せない重要な場所だ。実は、このドラマを観る1、2ヶ月前から、外出自粛ストレスの反動として、スイスのガイドブックを2冊買って、メモを取りながら読んでいた。だから、ドラマの背景でスイスの映像が流れると、どこの地域か、ある程度目星がつく。
以下の文章、間違っているかもしれないので、そのときはご容赦。
 
パラグライダーで降りる地点は、クライネ・シャイデックからアルピグレンあたりかな、と思う。右の壁はアイガーで小さく見える村はグリンデルワルト。別なシーンで、なぜかツェルマットあたりの映像も混じっている、と感じた。ゴルナーグラート終点駅からの映像?あえて全山容を映していないのは、なんらかの意味があるのでしょうね。あと、湖が映っているのは、インターラーケンの辺り、かと思う。
実際のドラマでも、具体的な地名が2つ言及されている。イゼルヴァルトとジーグリスヴィルだ。少なくとも、これにより2カ所は特定できたことになる。
 
【おまけ】2
今年に入ってコロナ自粛の間に、AmazonとNetflixの2カ所と契約した。
tsutayaに借りに行ったり、買ったりせずに済むのがありがたい。便利な世の中になった。費用は、月額500円と800円。(Netflix=2021年5月から990円に値上がり)

【追記】
2020年8月からU-NEXTも契約した。
「瓔珞」を観たかったから。
Amazon、Netflix、U-NEXT、3つを比較すると、U-NEXTが一番品揃えが豊富で、使い勝手がいい。
だから、どれか一つを選ぶならU-NEXT。
でも、Amazon、Netflix、それぞれオリジナル作品を持っているので、解約するわけにいかない。

設定変更

2020年06月04日 07時49分23秒 | 身辺雑記
都合により、設定変更をして「いいねボタン」が出ないようにした。
一方的な変更で申し訳ない。(意図は気をつかっていただくのが申し訳ないから)
本来ネットでブログを公開すると言うことは、双方向的な意味がある。
ところが、本ブログは、コメントも書けないようにしている。
「ホント、意味ねーじゃん」、って言われそう。それでなくとも、クライミング・ブログと言いながら、クライミング・ネタもなく、申し訳なく思っている。

もし、ご意見があれば、電話、メール、line、あるいはご自身のブログにて意見表明していただければ、と思う。(お会いすることがあれば、声をかけて下さい)
いつも、拙文をご覧いただいている皆さんには感謝、感謝、である。